あ行 |
ああぬく、あーぬく【自動】仰向く、上を見る
(反意語)かごむ、うつぶく
ああゆうしこう、あーゆーしこう、ああいうしこう、あーいうしこう:あの様、あのような具合、
→(例)ああゆうしこうに遣りんちゃったらえーが:ああいう具合にされたらいいよ
あい【魚名】あゆ 鮎、
→あいかけ →鮎掛け
→あいめし →鮎飯
あいこ【名】引き分け、同等、
〜あいこ、〜あっこ【名】お互いにしあうこと、
(例)話し合いこ、走りあいこ、手伝いあいこ
=〜やいこ、〜やっこ
あいた【間?】しまった失敗してしまった。しくじった
あいたいずく【名】@一対一の話し合い、A一対一で
あいだけ あれだけ
あいどし【名】同じ年
あいま【名】間、
あいまに【副】間に、
あうち【名】うちわ
あうつ【動】うちわで風を送る、(例)炭火ーもっとあうって、カンカンに起こしてーや
あうちかぜ【隠語】花街由来の隠語、暑いので男女が裸で同衾して風邪をひいた→肉体関係を結ぶ、SEXする、の意味
→風邪が入った、そりゃー、あうちかぜじゃろーがや?:風邪をひいた、そりゃあ、昨晩いいことしたんじゃろう?
あえたりもんだり、和えたり揉んだり:あれこれ、あれやこれやと
あおじみ【名】青アザ、内出血斑、
(類語)くろじみ、あかじみ
ああぬけだま、あーぬけだま【名】仰向け
=ああのけだま、あおのけだま、あーのけだま
=ああのけ、あおのけ、あーのけ
=ああのけざま、あーのけざま、あおのけざま
あおばな【名】青い鼻汁、(昔は栄養状態も悪く、青ばなを垂らした子が珍しくなかった、最近はほとんど見られない)
あがあな、あがーな【形動】あのような、
=あげえな、あげーな
=あんとうな、あんとーな
≒こねえな、こねーな こんな、このような
(類語)こがあな、こがーな、そがあな、そがーな、そねえな、そねーな、
あがあなこがあな、あがーなこがーな:あんなこんな、
=あがあこがあ、あがーこがー
あかい、あかあ、あかー【形】@明るい A赤い
あかあなる、あかーなる、あこうなる、あこーなる @明るくなる(かあ、こう、にアクセントをおく) A赤くなる(あにアクセントをおく)
あがく【自動】@もがく A寝相が悪く動き回る B溺れて苦しがる
=あずる
あかじみ【名】赤いアザ、
(類語)くろじみ、あおじみ
あがなもの、あがーなもの、あがなもん、あがーなもん:あんなもの
あかの、赤の【形動】@完全に、全くの A大いに
→あかのたにん、赤の他人:全くの他人、完全に他人
→あかはじ、赤恥:大恥
あかまつ【魚】婚姻色で赤く色づいたハヤのオス
あがりと、上がり戸【名】上がり口、土間から部屋へ上がる部分、(昔の家屋には農作業や炊事をする広い土間があった)
あがる【自動】召し上がる、
あがんさい:どうぞお召し上がりください
→(例)そんにかしこまらんと、あがんさいや:そんなに遠慮せずに、召し上がってください
あがりがまち【家】玄関口、玄関の靴脱ぎ
あく【自動】@飽きる、倦む、退屈する、A空く
アにアクセントがある@。クにアクセントがあるとA
ああた、あーた:@飽いた、 A空いた、B開いた
あくたれ【名】憎まれ口
=あくたれぐち
あくどい【形】味が濃厚過ぎること
あけのひ、明けの日、あくるひ、明くる日【名】明日
あげる【動】食べ物を吐く、もどす
あご【魚】トビウオ、飛び魚
あさかた、朝方【名】夜明け、早朝
あさって【名】@見当違い A明後日
あさってのほう、あさってのほー【名】とんでもない方向
あさま、朝間【名】朝、
あしがはやい、足が速い【形】魚や生ものが腐りやすい (方言ではないが徐々に使われなくなってきている。田舎でもわが家でも普通に今も使っている)
(例)アゴは足が速いけー、山家では刺身は食えんかったがのう: 飛び魚は腐りやすかったので、山村では刺し身では食えなかったよ
あしがおそい、足が遅い【形】長持ちがする、腐りにくい
あじがき、味柿【名】甘柿
=きねり
あしたぶ、あしたぶら【体】@足の裏(かかと、土踏まず)A脚の腹(ふくらはぎ)
あしつぎ、脚継ぎ【名】踏み台、脚立
あしのこ【名】仲介料、駄賃
あしのこをはく:仲介料を上乗せする
あしのべる【動】@脚を伸ばして横になる、脚を伸ばすA気楽にする
あずりこずり【副】やっとのことで、なんとかかんとか
あすぶ【自動】遊ぶ、
あすばんこうに、あすばんこーに:遊ばないで、
=あそばーで、あそばんこーで、あそばんで
→日が短いけーねー、あすばんこーに、かえりんちゃい
あずる【自動】@もがく、Aてこずる、葛藤するB寝相が悪く動き回る
≒あがく
あたまめっこ【名】頭ごなし、
あたん【名】仕返し、憎んでやり返すこと、復讐
あっから あそこから
あっけのう、あっけのー【形】@物足りない、Aあっけなく
あっこ あそこ
あっちゃこっちゃ【副】あっちこっち、あちらこちら
=あっちゃあこっちゃあ、あっちゃーこっちゃー
=あっちらこっちら、あっちゃらこっちゃら
あっちべた【名】@あちら側 Aあちら面
=あっちゃべた
→こっちべた、
あっぱっぱー【服装】寸胴の風とおしの良い夏の女性用服
あつもん【名】あついもの、熱いもの、厚いもの
〜あて 〜ずつ、〜毎
→ちっとあて、一個あて、各々あて
あで【農業】あぜ畦、土を盛り上げた田の境
あてこすり【名】当て推量
あでぬり、あで塗り【農、動】あぜを水が漏らないようにぬり固めること、
あでみち【名】あぜ道
あてんぼう、あてんぼー【名】当てずっぽう、思いつき、
=あてっぽう、あてっぽー、
あとずさる【自動】後退する、
あののう、あののー、あんのー【間投詞】 あのね、
あねえこねえ、あねーこねーえ【副】あれこれ、あれやこれや、ああじゃこうじゃ、
あにい、あにー【名】兄、にいさん
あねえ、あねー【名】姉、ねえさん
あばい、あばいい、あばいー【形】愛らしい、可愛い、(例)ま〜あばいーべべじゃねーや:なんとまあ可愛らしい着物だこと
あばいかし【名】正座
あばいかしをする、あばいかしーする【動】正座をする
=かしこまる
あばれる【動】乱暴する、暴力をふるう
あび【名】水泳、水浴び
あぶあぶ【副】ぶかぶか
→あぶあぶする (着物が)ゆるくてブカブカな
→あぶあぶな【形動】
あぶらっこ【名】仲間に入れてもらえないような付け足しっ子、 (昔はさまざまな年齢の子供が一緒に遊ぶことが多く、小さい子供にはハンディを与えていた)
=あぶれっこ
あぶらむし、油虫【名】@ゴキブリ、A稲の害虫の一種
あぶれる【自動】あふれる、余る、
あべる【動】@行水をする、A水泳をする、泳ぐ
→あべ、みずあべ【名】@行水、A水泳
あぼうする:可愛くする
あほたれ【名】馬鹿者、阿呆、
=あほだら、あほんだら、あんぽんたん
あまい【形】@味が薄い、塩味が足りない A詰めが甘い
あもうなる、あもーなる @甘くなる A厳しさが緩くなる
(アにあくせんとがあると@、モウにアクセントがあるとA)
あまがい【名】甘酒、手製の甘酒
=あまがゆ
あまみやすうない、あまみやすーない、あまみやすうなあ、あまみやすーなー【形】あまり易しくない、そんなに甘くはない
あまんじゃく【名】@天の邪鬼、A何でもすぐに反対する人
あめふらし【昆虫】アメンボウ、ミズスマシ
あやけない、あやけなー【形】あどけない、幼稚な。
(〜が)あらあ、 〜があるよ、〜があるからね(強調)
(〜が)あろう、 〜があるよね、(念を押したり、同意を求める)
あらかじめ【副】@前もって、 Aおおよそ、だいたい
あらかす【動】荒らす
あらたあ、あらたー、新たあ、【形】新しい、
≒まるた、まるたな
あらまし、粗まし【副】だいたい、おおまかに、あらかた
あらましい、あらましー、荒ましい【形】@荒っぽい、荒々した、A粗末な、ぞんざいな
あらびる【動】@あばれる、あれくるう、A騒ぐ
ありげな、ありんげな【形動】有りそうな
ありがとーなら、みみずはじゅーご、いもむしゃはたちででよめにいく:ありがとう、どう致しまして(言葉遊び)蟻が十歳なら、ミミズは十五歳、芋虫は二十歳で嫁に行く、(ありがとうと言われて、照れ隠しに、どう致しましてと切り返す感じ。啖呵売りの口上が元だそうです。)
=ありがとーさん、みみずかーさん
ありご、ありんご【昆虫】アリ、蟻、
ありゃあ、ありゃー【代名】@あれ、Aあの人
(例)ありゃー、あくたれじゃったでのー:あの子は悪ガキだったよな
ありゃあこりゃあ、ありゃーこりゃー【副】あれやこれや
ありゃあせん、ありゃーせん :ない、ありません
ありゃあねえ、ありゃーねー、ありゃあのう、ありゃーのー @あれはね Aあの人はね、
ありゃりゃあ、ありゃりゃー【感嘆詞】あれあれ、
〜あるけえじゃが、あるけーじゃが 〜であるのだが、しかし、...だ。 (例)子供の悪戯じゃああるけえじゃが、まどうてもらうけーね:子供の悪戯ではあるけれど、弁償してもらいますよ
あれといや、 それはないよ、(ある程度予想はしていたが、やはりなあ、裏切られた失望感を含む)
あろうが、あろーが あるだろう、あるがね(念を押す)
=あろうがや、あろーがや
あわこ【名】魚の卵巣
あわす【他】渋柿の渋抜きをする、
あわしがき【名】渋抜きをした柿、(少し酸味があって美味しい)
あんき【名】安心、気楽、
あんきな【形動】安心な、気楽な
あんきょう【名】あんきょ暗渠:(道路下や地下に掘られた水路、排水路)
あんけつ【名】安閑、のんびり構えること
あんけつこく:安閑と構える、のんびり構える
あんげん【副】あれっきり、あれだけ
あんころ、あんころもち【名】甘いあんが入った餅
あんじゅさん【名】尼さん
あんじょう、あんじょー【名】@兄さん、A年上の男、(アにアクセントがある) 【副】A思ったとおり、予想の通り、(ジョーにアクセントがある)
あんたあ、あんたー【名詞】@あなた、(親しい間柄での呼びかけ、) Aお宅
→あんたの子でなし、親でなし、赤の他人じゃ、ほっちっち:貴方とは他人だから放っといてくれ。(あかんべー、かばちをたれる時の囃し言葉)
あんたたか【名詞】あなたの家、あなたのお宅
=あんたんたか
〜たか 〜のかた、〜のお宅、〜の家
あんとうこんとう、あんとーこんとー:あれこれ
あんとうな、あんとーな【代名】あのような
=あがあな、あがーな
あんなあ、あんなー、あんね、あんねえ、あんねー【間投詞】あのね、あのな
あんに【代名】あのように、あそこに
あんばい【名】具合
あんぽんたん【名】アホ、バカ、ばかたれ
(囃子唄)バーカ、カーバ、チンドン屋、おまーのカカー出べそ、
鼻くそ丸めて、あんぽんた〜ん 子供が相手をからかうとき
あんまり【副】あまり、(なまったモノ)
あんもち【名】大福餅、小豆あんが入った餅
=あんころもち
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いいごと、いーごと【名】手前勝手な言い訳、勝手な理屈
いいきび、いーきび【名】ざまを見ろ、いい気味
→いいきび、とうきび、なんまんきび、おまあーのカカー出べそ、鼻くそ丸めてアンポンタン
いいえのう、いいえのー :@いえいえ、どいいたしまして Aいや、違いますよ、(の意味で、「いいえ」の箇所を強調している)
=いいやの、いいやのう、いいやのー
=いんやの、いんやのう、いんやのー
〜いいね、〜いーね 〜でね、ね(強調) (例)そんなこたーまっこと知らんいーね。 ソンなことは全然知らないよ
いいなる、いーなる:言いなさる
いいやい、いーやい【名】言い争い、論争
いいやいこ、いいやいっこ、いーやいっこ【名】言い合い、言い争い、論争
〜いいよん、いーよん、言いよん、いいよんね、いーよんね、いーよんねん 〜言っているの?
(例)何いーよん?:何を言っているの
いうたった、ゆうたった、ゆーたった:言ってやった、言うてしまった
いうまんま、ゆうまんま、ゆーまんま 言うまま、
いかい、いかあ、いかー【形】大きい
いが【名】トゲ
いがい【形】@イガイガした、チクチクイガイガ刺すような、A毛虫に刺された痛み痒み
いがく【動】湯がく
いがぐりあたま【体】髪が毬栗のように立った短髪頭
いかざった:行かなかった
=いかんかった、いかんだった
いかずごけ【名】嫁に行かない年増女
=ゆかずごけ
いがむ【自動】歪む
=よがむ
→いがんどる、よがんどる:歪んでいる
いがる【自動】叫ぶ、怒鳴る、大声を張り上げる、
→いがり声
いかん @(=いけん)ダメ、〜してはいけない A(行かん)行かない、行く気はない(意志の否定)
≒いけん、 @イカン、ダメ、しまった A行けない、行かれない(不可能の意味)
=いかれん、いかれんけえ、いかれんけー
いかんのう、いかんのー @いかん、ダメ、しまった(を強調した言い方)
いきしな【名】行きがけ、いく途中、
(類)帰りしな、走りしな、
いきつく、行き着く【動】死ぬ、命が尽きる
いけすかん【形動】@嫌いな、好きでない、A性格が合わずに嫌いだ、
いけず【名】@イタズラ、A好ましくない、
いける【他動】池やくぼみを埋める
いけんなあ、いけんあー ダメだなあ、しまったなあ
いーこーやー医光寺、まーいろーやー万福寺、まいってわるさー専光寺:石見益田地方の数え歌の出だし
いごいごする【自動】虫が動くような異物があるような違和感がある
(例)背中がいごいごするんじゃが何かおらん?
いごく【自動】動く
=ゆごく
いさぶる【他動】揺さぶる、揺り動かす
いぢごえ【名】怒り声
いじいじ【副】いじくれて、ぐずぐず消極的に、
いじいじする【動】いじくれる、ぐずぐず消極的になる
いじくさ、いじくた【名】意地悪なこと
いじくさい、意地くさい【形】意地悪い
いじくされ【名】意地悪な者
いじっとう、いじっとー【名】意地っ張り、
いじっとうな、いじっとーな【形動】意地っ張りな、片意地な、
いじらいじらする【自動】ジリジリする、じれる
いじる【動】@意地悪をする、いじめる、A酷使する、Bもてあそぶ、C手悪さをする
いすぐ【動】@洗い濯ぐ、Aゆすぐ、B揺り動かす
いだ、イダ【魚名】ウグイ
=いざ、イザ
いたしい、いたしー【形】@苦しい、大変な、しんどい A難しい、困難な、B体のあちこちが痛む
=えらい、えらー、
いたまごい【名】@暇乞い、A永の別れ、永遠の別れ
=いとまごい
いためる【他動】@いじめる、A傷つける
いちがいな【形動】頑固な、一徹な
いちんち【名】一日
→一日(いちんち)、二日(ににち)、三日(さんち)、四日(よんにち)、五日(ごんち)、六日(ろくんち)、七日(ひちんち)、八日(はちんち)、九日(くんち)、十日(じゅうにち)、十一日(じゅういちんち)、十二日(じゅうににち)、、、、、、、と数えていく
いついき【副】いつも、常時、
いっこく【名】頑固、一徹
いっこくな【形動】頑固な、一徹な
いっこん、にこん 一匹、二匹(魚を数える単位)
いっさら、にさら 一皿、二皿、(皿に盛りつけた料理を数える単位)
いっしょくたんに 区別しないで、同じように
いっこも【副】少しも、まったく (否定の掛かり副詞)
≒いっそ【副】全く、一つも (否定の掛かり副詞)
→いっそ(いっこも)....ない
いったかいなあー 言ったかしら
=いったかいのー
いっちょうら、いっちょーら【服装】特別大事な服装、晴れ着、
いっつも【副】いつも、いつでも、
(例)あんたー、いっつもはぶてとりんさたーのー:貴方は何時も怒ってふてくされておられたねえ
いってかす、言ってかす【動】言って聞かす、説得する
=いってきかせる【動】@諭す、教える、A説教する
=ゆうてかす、ゆーてかす
行って帰ります【挨拶句】行ってきます
←→行って帰りんさい(ちゃい) いってらっしゃい
いっぷく【名】休憩、(タバコを一服吸って一息入れるから由来)
=たばこ【名】休憩、休息
いっぷくする、一服する【動】一休みする
=たばこにする
(有名な逸話に、小泉八雲が松江中学から浜田中学の教師に転任した時、生徒が「そろそろ一服しまいか」と言うのを聞いて激怒したという話があります)
いつもかつも【副】いつも、いつでも、
=いついき
いで【名】@用水路、A堰
いでる【動】@湯がく、ゆでる、湯でる、A炒る、煎る
いとどり、いとんどり、糸取り【遊】あやとり
いとまごい【名】別れ、永の別れを告げる、告別、
いなげな【形動】変な、あやしい、不気味な
いなす【他動】帰らす、帰らせる、
〜いね:@〜よ、〜ね(強調) A〜そうだよ(伝聞)
→そりゃーそーいね:それはそうだよ、
坂道かきつーて難儀したいね:坂道が急で難儀をしましたよ
いなびかり、稻光【名】稲妻、雷光
いねはで【農業】稲はぜ、稲を天日干しする柵、
いなんご、イナンゴ【昆虫】イナゴ
いにしな【名】帰りがけ、帰る途中
(〜しな【接尾】〜している途中、〜している時)
いぬ、いぬる【自動】帰る
いぬる月:過ぎ去った月
いのう、いのうやあ、いのーやー、いぬろうやあ、いぬろーやー 帰ろうや、帰えろうよ
≒いのうで、いのーで、いぬろうで、いぬろーで 帰ろうで、帰ろうや、帰ろうよ
≒いぬろう、いぬろー
いぬの、いぬん、いぬんの 帰るの?(疑問)
いね、いねや、いねえや、いねーや、 帰れ、帰ってしまえ (後になるほど強い命令の言い方)
→いにんさい、いにんちゃい 帰りなさい、帰りなさいな(普通の言い方の命令)
いねん @帰らない(否定) A帰れない(不可能)
いびる【動】@苦しめる、Aいじめる、B火床に入れて焼く
いぶる【動】@皮肉を込めていじめる、Aくすぶる、くすぶらせる
いまかた【副】さっき、つい先頃
いもひき【名】@内気、いつも親の後をついて行くようなような状態、Aへっぴり腰、Bグズグズすること
いんじゃうん? 帰ってしまうの?(まだ帰らないで欲しいのに)(願望を含んだ疑問の言い回し)
いんじゃったん、 もう既に帰ってしまったの?もう既に帰ってしまわれたの?(過去完了の疑問、尊敬を込めた過去完了の疑問)
≒いんだん もう既に帰ったの?(過去疑問)
≒いんどるん もう既に帰ってしまったの?(過去完了の疑問)
→いんで 帰って
→いんだ 帰った
いぬまんま【名】汁かけ飯、
=いぬめし
=ねこまんま、ねこめし
いねこき、いねこぎ【農業】脱穀、よく天日で乾燥させた後、稲こぎ機(脱穀機)でモミを収穫して稲ワラと分離させた。
いねずみ、いねねずみ、稲ネズミ【名】野ねずみ、(非常に小さく稲に巣をかけて、子供を産んでいた)
いばり【名】小便、オシッコ
いましがた【名】つい先ほど、
いもずいしゃ、いもすいしゃ、芋水車【用具】特に里芋の皮を剥くのり利用された小水車。(割竹の角を刃にし筒にイモを入れて水力で回す、)
イモムシ【昆虫】白いコロコロした蛆、兜虫の幼虫
いいやがる、いーやがる、 (不愉快なことを)言う
いいやがった、いーやがった (不愉快なことを)言った
→(例)おまえらー、アホなことばっかー言いやがって、勝手にしくされ、わしやー知らんけー!:お前達は、アホな事ばかり言って、勝手にしなさい。私は知らないからね
いやけない、いやけなー【形】@可哀想な、痛々しい、Aむごい、残酷な
いら【名詞】@気が短く神経質なこと、その人 Aイライラ
→(例)あの子はいらじゃけー、きーつけてーや:あの子は神経質で気が短いから気をつけてね、
いらう、いろう【他動】@さわる、触れる Aからかう
=かまう
=いじくる
いらく【自動】乾く
いらん 要らない、不必要だ
いらんことしい、いらんことしー【名】余計なことをする者
いらんせわ【名】不必要なお節介
=おおきなまんじゅう、おーきなまんじゅー、大きな饅頭
いりゃあせん、いりゃーせん 要らない、不満だ、
=おいりゃあせん、おいりゃーせん
いろめ【名】顔色
いわえる【他動】結ぶ、ヒモを縛る、くくる
=ゆわえる
いわんこって 言うべきではない、言うなよ、
=ゆわんこって
いんぐらもんぐら、いんぐりもんぐり @モゾモゾ、カラダをくれらせ不格好な様、A優柔不断、Bのらりくらり
いんころ、いぬころ【名】イヌの子
いんさんな:帰ったらいけませんよ
いんじゃんさい:お帰り下さい
いんでだ:お帰りになるそうだ
いんじゅうもん、いんじゅーもん【名】恥ずかしがり屋
いんじゅんな【形動】内気な、引っ込み思案な、
いんじりもんじり 恥ずかしくてモジモジする
いんま:今、現在
いんまがた:今し方、ホンの少し前
≒いんなさき
いんや、いんやー いいえ、否、違うよ、
いんやの【挨拶句】どういたしまして
(例)わるかったのう、 いんやの:気を遣ってもらって悪かったね。 いえいえ、どういたしまして
=いいえのう、いいえのー、いいやの、いーやの、いんえのう、いんえのー
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ううのうこうのう、うーのーこーのー【副】@ウジャウジャと、ああだこうだと、Aブツブツ文句ばかり言って、
うさぎつり【猟】針金を輪にした単純な罠、野ウサギの通り道に仕掛けた
うじゃける【動】@くずれる、Aグジャグジャに形がくずれる、Bただれる
うすあたま、臼頭【名】頭が大きい人
(類)はちあたま、鉢頭、【名】硬い頭、(頭どうしをぶっつけた時などに言う)
うずく【動】ズキズキ鈍く痛む
うずろうしい、うずろーしー【形】うっとうしい
≒わずろうしい、わずろーしー【形】わずらわしい
うそこき【名】嘘つき
うそこけ 嘘を言うな(拒絶、否定の命令)
うそをこく、うそーこく【動】嘘を言う
うち、うちゃあ、うちゃー【名】@私(女性が使う一人称)、A我が家、我が家族
うち(うちらあ):女性が自分(達)を指して言う場合に使う
わし、わちゃあ、わちゃー(わしらあ):男性が自分(達)を指して言う場合に使う
うちたか【名詞】うちかた、わたしの方、私のうち
=うちんたか
=うちかた、うちんかた
うちぼうき、うちぼーき、打ち箒【名】はたき
うちらあ、うちらー【名】わたしたち(女性が使う)
うっさく【動】ひどく殴る、ひどくたたく
≒ぶっさく
うつす【他】こぼす、ひっくり返す
うっとうしい、うっとーしー【形】@やかましい、A口うるさくて邪魔くさい
うつれる【自】こぼれる、ひっくり返る
うつぶく【自動】うつむく、
うでたぶ、うでたぶら【体】上腕、かいな
うべる【他動】@湯に水を入れて温度を下げる A薄める
うべあわせる【動】埋め合わせる
うぼれる【自動】溺れる
うぼらかす、うぼらす【他動】溺れさせる
=おぼらかす、おぼらす、
うなじ【名】@後ろ頸、後ろ髪の生え際、A肩、
うなみ【名】雌牛
=めんたあー
(反意語)こっとい 雄牛
=おんたあー
うね【名】@分水嶺、A高い部分
うねすねする【自動】@胃が苦しいような胸焼けするような不快な気分がする A曲がりくねる
うま【名】脚立
うまんたに【地名】馬谷、
うみる【自動】@蒸し上がる、A化膿する、B飽きる、飽き飽きする
うみぼうず、海坊主【名】@水中から浮かび上がった時髪が顔に乱雑にまとわりついた様子、A海の妖怪
うむす【他動】@蒸す、 A蒸し暑い
うめる【他動】穴を塞ぐ、凹みをうづめる
うもる【自動】埋まる、沈む
=うもれる
うらがえし【名】表裏が逆になっていること、
うるい、うるおい【名】日照りが続いた後の恵みの雨、おしめり
→ええ、うるいじゃーのー:日照りが続いた後の雨の日の農家の挨拶
うるう【動】@満腹する、A満ち足りる、B十分に雨が降って田畑を潤す
うるせえ、うるせー:うるさい
うわっぱり【服装】上着、コート
うろ【漁具】うなぎ漁に使う細長い竹篭製の仕掛け
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ええ、えー @良い、いいよ、OK、 Aうまく
ええとこうと、えーとこーと:(思案中で)さてどうしたことか
ええとこで、えーとこで【名】良家の出身、良家風。
えかった、ええかった、えーかった 良かった
ええが、えーが:@良いけれど、A了解だけれど
=ええけど、えーけどええけんど、えーけんど、
=ええこたあええが、えーこたーえーが
ええがいに、えーがいに、ええがに、えーがに【副】良い具合に、良い様に、
≒ええげに、えーげに【副】いい具合に、上手に、(微妙に違い、ええがいに、の方が意味が強い感じかな)
ええがいにいかん、えーがいにいかん、ええがにいかん、えーがにいかん 良い具合にいかない
(よく言われる笑い話に、「えーがにいかんか?(よい具合にいきませんか)」を「映画に行かんか(映画に行きませんか)」と意味を取り違える話がある)
えぐい【形】渋いような苦いような
→えぐいやつ ださくて煮え切らないやつ
えぐいも、エグイモ【野菜】サトイモ
ええかいのう?、えーかいのー? 大丈夫?
ええきび、えーきび いい気味、其れみたことか(不幸を喜ぶ気持ちがこもっている)
ええかげんにしい、えーかげんにしー、 いい加減にしなさい、もうダメだよ
ええげに、えーげに【副】上手に、いい具合に
ええこといい、えーこといー【名】@良いことばかり言うだけで、口先だけの中味のない浅薄なヤツ Aおべんちゃらを言うヤツ
ええころ、えーころ ほどほど、まあまあ、
ええし、えーし【名】良家の出、良家の人、良家、(羨望の気持ちを込めた言い方)
ええしこうに、えーしこーに 良い具合に
=ええしに、えーしに
ええじゃあなあかあ、えーじゃーなーかー、良いだろう、良いよね、OKだよな、
ええでな、えーでな いいですよ、OKですよ、構わないですよ
ええとこずき【名】八方美人
ええとする、えーとする 良しとして終了する
ええにょうぼ、えーにょーぼ【名】@良い女房、A美人
ええのう、えーのー いいですよね、OKだよね
ええのういう、ええのーいう、ええのうゆう、えーのーゆー おだてる、おべんちゃらを言う
ええなあ、えーなー いいですね、OKだよね、
ええめにあう、えーめにあう @いい事にあう、運がよい、 Aえこ贔屓してもらう
≒まんがええ、まんがえー
ええもん、えーもん【名】@おやつ、A上流の者、
ええけえ、えーけー いいよ、いいですよ、構わないよ
ええやっと、えーやっと【副】どうやらこうやら、やっとの事で
=ええやらさっと、えーやらさっと【副】何とかかんとか、やっとの事で、
=ええやらやっと
=やっとこさっと、やっとこしょっと
=ようやらさっと、ようやらやっと
ええろう、えーろう 良いよね、OKだよな
えがおにん、笑顔人【名】婚礼の進行係
えがま、柄鎌【名】まさかり
=ちょうの、ちょうのう
えき【名】狭い谷、小さな谷
えげつない、えげつなー【形】@ひどい、A下品で嫌らしい
えげな、ええげな、えーげな【形動】@良い、良さそうな A気に入った
えずき【名】吐き気、空嘔吐、
→からえずき【名】嘔吐しない吐き気
えずく【自動】吐き気を催す、吐き気がする、
えっこ【名】すわること、お座り、
えっと、ええっと、えーっと【副】(量が)多く、たくさん
≒じょうに、じょーに【副】(数が)多い
えどる【他動】文字や絵の輪郭をなぞる
えば【名詞】クモの巣、ネバネバしたクモの糸
えべっさん【名】恵比寿さん
えべすばしら、えびすばしら、恵比寿柱【名】大黒柱、四つ部屋の中心にある太い柱
えぼし烏帽子【動物】ニワトリのとさか鶏冠
えばる【動】わがままで威張り散らす
えらい、えらあ、えらー【副】非常に、とても、【形】@辛い、苦しい、しんどい(偉い、賢いの意味ではない)
=いたしい、いたしー
えらい、えらあ、えらー【副】とても、たいそう、ずいぶん
=ぶち、ぶっちぃ
(例)今朝はえらい早ーのー?:今朝はまたずいぶんと早いですね!
えんがまち【名】縁側
えんこう【名】カッパ、河に棲む妖怪
えんこうばな、えんこーばな【名】曼珠沙華、彼岸花
えんにょう【副】@うんと、しっかりと、思う存分、A遠慮なく、
えんぺつ【名】鉛筆
えんやらやっと【副】程々順調に、なんとかかんとか
=えんやらさっと、えんやさっと、
えんるい、遠類【名】付き合いの薄い親戚、遠い親戚
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おあがんさったかな【挨拶】朝食後の挨拶、朝食はお済みになったかね、おはようございます
おいい、おいー【形】多い、
おいこ、負い子【民具】薪などを背負う道具
=しょいこ
おうじょうこく、おーじょーこく【自】@苦労する A難儀する、四苦八苦する
=おうじょうする、おーじょーする
おいちゃんさい 終えてください
おいっちょ【名】お手玉
=おじゃみ
おいでる【自動】居る、おられる、
おいでんさい きてください、おいで下さい
おいでんさる @来られる、おいでになる A居る、在宅している
→おいでんさるかいの? (挨拶)ご在宅ですかね?ご出席されますか?
→おいでるかな? (挨拶)おられるかね? 出席されるかね?
おいりゃあせん、おいりゃーせん @要らない、A不満だ
=いりゃあせん、いりゃーせん
→おいりゃーせんかいなー (挨拶)御用はありませんか、ご必要ではありませんか、(行商のおばさんが言っていた)
おえりゃあせん、おえりゃーせん @終わらない、始末にこまる、A手に余る、困ったこった
おう【自動】@逢う、会う、A合う、合致する
おうてんない(ですか) 会ってみないですか?(丁寧な言い方)
おう【他動】@おんぶする、背負う、A困難を背負い込む
≒かるう、しょるう、おぶう
おうくじ、おーくじ、おおくじ、おうくじょ、おおくじょ、おーくじょ【名】たいそう怒ること
おうくじゆうくる、おーくじゅーくる、おおくじゅうくる、おおくじょうくる、おーくじょーくる【動】たいそう怒る
おうかた、おおかた、おーかた【副】だいたい、およそ
おおぎょうな、おーぎょーな【形動】大げさな
おうけに、おーけに、おうきに、おーきに【挨拶】ありがとう
おうごと、おーごと【名】大事、大変なこと、一大事、
おえる【動】ペニスが勃起する
おえりゃあせん、おえりゃーせん、おえりゃあせんがあ、おえりゃーせんがー:どうしようもない、手に負えない
おおちゃくな、おーちゃくな【形動】@怠けてばかりいること、A怠け者の
おおちゃくもん、おうちゃくもん、おーちゃくもん【名】@怠け者、Aずるいヤツ
おうつごもり、おおつごもり、おーつごもり【名】大晦日
おうどうな、おーどーな【形動】@横柄な、A図太い、厚かましい
おお〜、おー〜 大きな〜、程度がひどい
おおがんさい、おーがんさい、:召し上がれ
おおきに、おーきに、おおけに、おーけに【挨拶】ありがとう
=おおけに、おーけに
おおがっそう、おーがっそう【名】@髪がぼーぼーに伸びた状態、A髪が伸び乱れただらしない状態
→がっそう、兀僧【名】(1)江戸時代の男の髪形。総髪。月代(さかやき)を剃らず、のばした髪を頭上で束ねたもの。また、そうした者。医者・坊主などが主にした。
(2)江戸時代の子供の髪形。のばした髪が、まだ束ねるに至らないもの。
おおごっそう、おーごっそー【名】たいそう豪華な料理、たいそうなご馳走
=おおごっつおう、おーごっつおー
→ごっそう、ごっそー
おおきなかお、大きな顔【名】@高慢な態度、威張った態度、生意気な態度、Aふくれっ面、不満顔
=おおけなかお、おおけな顔
おおきな饅頭、おおけな饅頭【名】いらぬお節介、ありがた迷惑
おおけな、おーけな【形動】大きな
おおそうぞう、おーそーぞー【名】大騒動、大変騒々しい事
おおてんくら、おーてんくら【名】大嘘、全くの作り事 (馬鹿馬鹿しいウソ、奇想天外な絵空事、実現不可能なウソ、などの気持ちが入る)
≒てんくら【名】うそ、作り事
おおへいもん、おーへーもん、横柄者【名】人を人と思わない者、横柄で失礼な者
おおべんきょう、おーべんきょー【名】@大幅な値引き、大きな値下げ、A猛勉強すること
おおねずみ、おーねずみ【名】大きなネズミ
おおもの、おーもの【名】@饒舌、多弁、A大言
おおものいい、おーものいー、大物言い【名】@おしゃべりな人、A大言壮語の人
おおよそ、おーよそ【副】だいたい、大まかに、約
おかいさん【料理】おかゆ、粥、
=かい、おかい
おかしげな【形動】奇妙な、変な、
おかっさん【名】(庄屋、お寺など)上流の奥さん、
=おかっつあん
おかまえ、おかまい【名】気を遣うこと、接待
おがまれない【形】見られないほど不細工な
おがむ【動】祈る、祈祷する、拝む
おき【名】炭火、火を起こした炭
おきをおこす、おきーおこす 炭火を起こす
おきんさい、おきんちゃい @終わってください、終わりましょう、A物を置きなさい
=おえんさい、おえんちゃい、
=しまいんさい、しまいんちゃい
おく【動】@終わる、終わらせる A止める、B置く
おくらかす【他】遅らせる、遅らす
おくれえや、おくれーや くださいな
おくれんさい ください
おこす【他動】よこす
おさめる【他動】しまう、片づける、
おさんどん【名】炊事
おしこみ、押し込み【家】押し入れ
おじける【動】怖がって尻込みする
おしぴん【名】画鋲、押しピン、
おしまいんさったかな【挨拶】夕方、晩方の挨拶、今晩は、もうお仕事を終えられましたか
→しまう:片づける、終わりにする
おじゃみ【遊び】お手玉遊び、お手玉、
おせ【名】@大人、A一人前の男
おせえる、おせーる【動】教える
おぞい【形】@怖い、おぞましい、A疎ましい、
おそらかす【他動】怖がらせる
=ぼいしがらせる
おそれ【名】臆病者、
=おそれんぼう、おそれんぼー
おだをあげる、おだーあげる【動】大声を上げる
=おだをまく、おだーまく
おちゃんこ【幼児語】すわること
おちょくる【他】からかう、バカにする、
おちょぼぐち【名】小さな口
(〜して)おった 〜していた (例)田を耕しておった、
おっちょっこちょい、おちょっこちょい【名】軽率な人、そそっかしい人
おっちら、おっちらと【副】@落ち着いて、Aゆっくり余裕をもって
おっつあん、おっさん【名】おじさん、大人の男
おっつけ【副】@ほどなく、Aそのうち、いつか、Bそうこうしている間に
おってかねー、おってかのー【挨拶】こんにちわ、在宅かね、(緊密な間での簡単な挨拶)
=おりんさるかのー、おりんさるかねー、おりんさるかいのー、おりんさるかいねー、
おっぱん【名】仏飯、仏様にお供えする御飯
おてんとうさん【名】太陽、
=おひさん、お日さん
おどし【名】かかし、案山子
おとしがみ、落とし紙【名】便所に使う紙、ちり紙
おとす【他動】@鳥獣を屠殺する、A料理する
(例)この鶏を一羽おとしてごっそうしよう
おとどい【名】男の兄弟
おとどし【名】おととし、一昨年
おとつい【名】おととい 一昨日
おどりゃあ、おどりゃー【代】名】お前(怒った時に呼び捨てる)
=おんどりゃあ、おんどりゃー
=おどれ、おでおれえ、おどれー
おどろ【名】枝の薪木(焚き付けなどに使った)
おどろうしい、おどろーしー【形】不気味で恐ろしい
≒おどろおどろうしい【形】とても不気味で恐ろしい
おとんぼう、おとんぼー、おとんぼ【名】@一番末の息子、A一番下の弟、B末っ子
おなご【名】婦人
=おなごし 婦人、ご婦人方、婦人衆
おなごだけ【名】笹竹、女子竹、
(反)おとこだけ【名】真竹、男竹、
おにむすび【名】縦結び、
おぬし【代名】おまえ、相手を呼ぶ呼称、君
おはようおかえり、お早うお帰り、おはようおかえりんさい【挨拶】早く帰ってね(送り出す時に)
おびえる【動】怖れる、怖がる
おびはだか、帯裸【名】帯一本だけの裸、ほとんど素っ裸の状態
おびかわ【魚名】おいかわ、やまべ
=にじうお、虹魚
おぶう、おぶー【他動】おんぶすること、背負う
=おう、
=かるう、かるー、
=しょるう、しょるー、
おべんちゃら【名】お世辞、お追従、Aお愛想
おべんちゃあ、おべんちゃー【名】おべんちゃら、追従
おべんちょ【名】女性の陰部
=おめんちょ
おぼえる【他動】@気にかける、A記憶する
おぼらかす、溺らかす【他動】溺れさせる
=おぼらす、溺らす【他動】
=うぼらかす、うぼらす
おまんずし【料理】オカラをイワシで巻いたスシ、祝膳の定番でした
おやかっつあん【名】@親方、A地区の名士、B上流・中流のご主人、C金持ち
おやばかちゃんりん、親馬鹿ちゃんりん【名】愛情を込めて親馬鹿を揶揄した言い方、(注)石見弁ではなく江戸時代の噺家が高座で使ったのが全国へ流布した言葉、よく言うしよく聞いた。
おらぶ【動】@泣く、A大声で叫ぶ、大声で猛り狂う
=おらぶる【動】大声で叫び騒ぐ、大声で猛り狂う
おらん いない、
おりんさる @居られる、 A降りなさる
≒おんさる
→ここで降りて?:ここで降車されますか?(他の地方の人にとっては誤解されそうな言い回し)
おりんさい @居りなさい、 A降りなさい
(オにアクセントがあると降りんさい、平坦に言うと居りんさい)
おる【自動】@居る A折る
(ルにアクセントがあると@、オにアクセントがあるとA)
おわえっこ、おわえやいこ【名】鬼ごっこ
おわえる【動】@追っかける
おんさる【自動】(尊敬語)@居られる、Aおいでになる、
≒おりんさる
おんさるかな、おんさるかいのー【挨拶】こんにちわ、ご在宅ですか
おんしゃあ、おんしゃー【名】お前、きさま、おぬし
=おぬし、おぬしゃあ、おぬしゃー
おんぼろ:壊れた、古い、中古で傷んだ、
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アジサイ 2006,5,20,
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さ行 |
さあて、さーて @「さして」「さいて」がなまったもの A刺して
〜さい 〜しなさい(命令、標準語の〜しなさいよりはやわらかいニュアンス)
≒〜ちゃい 〜してね(命令、子供や家族など親しい間で使う)
さいさい【副】何度も、しばしば、頻回に
さいちん【名】@お節介 Aお世話、
さいちんをやく お節介をやく
さいなら【挨拶】さようなら(関西以西の方言)
さえん、さえりゃあせん、さえりゃーせん【形動】@よくない、うまくない、A残念、物足りない B役立たない C面白くない、気が進まない
さお【名】@釣り竿、A物干し竿
さおとつい、さきおとつい【名】一昨昨日
=さおととい、さきおととい
さおとどし、さきおとどし【名】一昨昨年
さかし(にする)【名】@逆さま(にする) A左右が逆
=さかつんぼ【名】@逆さま、A逆立ち
さかずきごと、盃事【名】婚礼などの祝い事、
さかな(にする)【名】御馳走(にする) 山間部では魚、特に新鮮な刺身は貴重でありご馳走だった
さきおとつい【名】一昨昨日
さきかた【名】先方、相手方、
さきっちょ、さきっちょう、さきっちょー【名】先端、
さかつんぼ【名】@転倒、A逆立ち
さくい【形】@あっさりした、サクサクした、A粘りけがない、B風化して粘度や鮮度、粘着力が落ち脆くなる
さくいも【野菜】 茎をサラダや酢ものにする
=蓮イモ (蓮葉のように水を弾き、里芋の葉に一見似ている)
さくらいだ、桜イダ【魚】婚姻色で色づいたウグイのオス
=さくらばい、桜バイ
さげる、提げる【他動】@手に持つ、A持ち上げる、支え持つ (下げるの意味ではなく、捧げ持つの意味である)
→買い物袋の重いのを右手にさげて、傘を左手にもっていぬるんかいね?やれんのー :重い買い物袋を右手に持って、傘を左手に持って帰るのですか、それは大変ですね!
さこだ【名】谷間の田、日当たりの悪い狭い田、
ささげる【他】さし上げる、持ち上げる
ささくれ【名】@板の面が荒れ、A小さな破損
ささくれる【動】@板の面が荒れる、A小さな破損を生じる
ざあざあもり、ざーざーもり、ザーザー漏り【名】ひどく雨漏りがすること、ひどい雨漏り
さし【名】定規、物差し、
〜さし【助詞】 〜のやりかけ、〜のする途中
(例)食いさし、飲みさし、作りさしetc.
ざしきのこやし、座敷の肥やし:役立たない者、役立たずに場所を塞ぐだけの者
ざしきほいと、座敷ほいと【名】食事時を見計らって他家に行く人
さしくる【他動】ごまかす、差し替えてごまかす
さしげた【名】@木の履き物、A田植えの時列を揃えて植えるのに使った農具
さしずめ【副】@さしあたって、とりあえず、A一応
さす【他動】させる、やらせる(使役)、すにアクセント。さにアクセントがあれば、刺す、指すなどの意味)
さする【他動】なでる、こする
(飯を)さぜこむ【他動】@飯やおかずを下品にかきこむ Aかき集めて押し込む
=さでこむ
→(例)そんにさぜ込みんちゃんな、行儀が悪いねー、育ちが知れるけー :そんな風にご飯をかき込んではいけません、行儀が悪いよ、育ちが悪いと知れますよ、
さぜぎ、さでぎ【名】細枝や枝葉の部分の薪材
さた、沙汰【名】お知らせ、報告、ニュース
さでる【動】落ち葉などをかき集める
さね【名】タネ、実、種、
さねぬき、さねなし 種なし
さねなしすいか、実無し西瓜【名】たねなしスイカ
さばき【名詞】散らかしっぺでだらしないこと、片付けができなくて散らかりっぱなしなこと
さばく【動詞】@散らかす、A始末する
さばる【自動】@まとわりつく Aつかまりぶら下がる
≒さばりつく【動】
さびょう【名】ガーゼ付きの治療用テープ(関西、中国地方)
(類)関東では:バンドエイド、九州では:リバテープ、と言う
さぶい【形】寒い
さぶしい、さぶしー【形】さびしい
さまかす【他】冷ます、冷やす
=さむす
さら【名】新品、新調
=まっさら、
さらえる【他動】@きれいに皿をたいらげる、A下水溝などの底に貯まった泥やゴミををきれいにする
=さらう、皿う @残らず食べる、A底に貯まった物をきれいにする
=さらばえる:全部集める、全部取り上げる
さらもり、皿盛り【名】大皿に盛った見栄えのよい料理
されるんよ、されるんよー されるのよ
〜さる 〜しなさる、〜される(尊敬語)
(例)先生がきんさる:先生が来られる
ざるおとし【猟】積雪で餌に飢えた鳥をおびき寄せて捕まえる罠、(ざるの下に餌をまき、支柱から長い紐をつないで、獲物がカゴの下に入ると紐を引っ張ってカゴを落として捕獲した)
ざれごと、戯れ言【名】冗談で言ったこと
さんかくあみ。三角網【漁具】二本の竹竿を扇形に広げ、そこに張った底さし網。(川底に差し込んで、流れ込むウナギなどをすくう川漁、雨で水かさが増したときの漁。)
さんかくのり、三角乗り【名】大人用の自転車のフレーム三角に片足を入れてペダルを踏む子供の乗り方、
さんずる【動】参上する
さんじました【挨拶】戸口を入る時の挨拶、参上しましたよ
さんどうら、さんどーら、さんだわら【名】俵の両側の蓋をする円形にワラで作った覆い俵、
さんだん、算段【名】準備、用意、計画、
さんだん、算談【名】相談
→さんだんに困る
さんどさんど、三度三度【副】@その度毎、いつもいつも、A毎食毎食、食事毎に
≒まいたんび【副】毎度、その度に、
さんにょう【名】計算
さんにょうする【動】計算する、算入する
ざんばらけ【名】乱れたバサバサの髪
≒おおがっそう
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しあいこ、しあいっこ【名】交互にすること、お互いにしあうこと
しあさって【名】明々後日、翌々日
しいら、しーら【農業】@実の入っていない籾(モミ) A魚、(この地方では縁起を担いで、マンサク満作と言う)
〜し、〜しい【接尾語】〜をする人、〜の衆
(例)てごしい、若いし 手伝いをする人、若い衆
(例)男しい、女しい 男の人、女の人
しいしい、しーしー【幼】小便、
〜しいしい、〜しーしー 〜しながら
しいじゃわん、しーじゃわん【名】汁茶椀
=しいのみじゃわん、しーのみじゃわん 汁飲み茶碗
しいたぶら、しーたぶら、しりたぶら【名】尻、臀部
=しいたぶ、しーたぶ、しりたぶ
=しりべた、しいべた、しーべた
じぇんだいこ【名】銭太鼓(子供の頃、古銭に紐を通して束にして太鼓のバチにして唄い踊る民間伝承芸能)
=ぜんだいこ
じゃがたま、蛇が玉【名】蛇のヒゲの実(直径5mmほどの青い球状、竹鉄砲の弾に使った)
→じゃがたまてっぽう、蛇が玉鉄砲
しかえる【動】やり直す
(車に)しかれる【自動】(車に)ひかれる、轢かれる
(車で)しく【他動】(車で)ひく、轢く
〜しかかる【動】取りかかる、始める
しき【名】@底、A桶の底
じき【名】@すぐ、即刻、A少し後
じきに【副】@すぐに、直ちに、A少しして
じきばき【名】@低い下駄、A素足の下駄履き
しくだい【名】宿題
じげ、地下【名】地元、自分の住む地域
じげのし【名】地元の人
じげもん、地下もん【名】@地元でとれるもの、土産品 A土地の者 B土地独特の風習、行事
しご【名】@片づけること、始末、A世話、手入れ B懲らしめること C料理の下ごしらえや、魚や獣の内臓を処理すること
しこう【名】四角
しこうして、しこーして【接】そして、そうして、(あらたまった硬い表現、元々は漢文表現のしかして(而して)から由来したものか?)
〜しこうに:〜の具合に、〜風に、〜の様に
→あんなしこうに、こんなしこうに、山田さんしこうに、
しこたま【副】たっぷりと、大量に、
しごとし【名】@働き者、A腕のいい職人、B有能な人
しごとをやる:仕事をする
しごをする、しごーする【他動】@かたづける、世話をする、A懲らしめる B料理の下ごしらえをする、魚などの内臓を処理する
しごうならん、しごーならん【形動】@始末に困る、どうしようもない、A手に負えない、Bすばしっこい、C性悪な
しごんならず【名詞】@やんちゃ坊主、A小賢しい子、B悪戯小僧、C手に負えない子
=しごんたれ、あくたれ
=しごんぼう、しごんぼー、しごんぼうず、
しごんならん【形】@利発な、A小賢しい、Bやんちゃな、C始末におえない
=はしこい
=ちゃりこい
〜しさし:@〜しかけ、〜している途中、A〜し残し
≒〜しくさし
→(例)喰いさし、着さし、飲みさし、作りさし、読みさし、
→(例)喰いくさし、着くさし、飲みくさし、作りくさし、読みくさし、
しし【名】イノシシ
しじゅう、しじゅー【副】いつも、常に
ししら〜、ししり〜【副】@何となく、A薄っすらと、
≒ほうたら〜、ほーたら〜【副】何となく不気味に、
(例)ししら苦い、ししら甘い、ししらぬくい、
ししらさぶい、ししりさぶい【形】薄ら寒い、何となく肌寒い、
≒ほうたらさぶい、ほーたらさぶい
〜したけえ、〜したけー 〜したので
〜したげる 〜してあげる(女性が主に使う)(例)愛したげる
≒〜しちゃる 〜してあげる(男性が主に使う)(例)かわりに走っちゃる
〜してくんさい、〜してくれんさい 〜してください
=〜してくんちゃい
〜したんじゃと 〜したんだそうな(伝聞)
〜したちゅうじゃあね 〜したのだそうだよ(伝聞)
〜しちゃる 〜してやる、〜する
〜しちゃろう 〜してあげる、〜してあげよう
〜しちゃんさい 〜してください
=〜しちゃんちゃい 同上(親密語)
〜しちゃんさる? 〜してくれますか?
〜しちゃんさって 〜してくださいな
〜しちゃりんさい (第3者へ)〜してあげなさい
=〜しちゃりんちゃい 同上(親密語)
(例)妹の宿題みちゃりんちゃい
〜してえや、してーや 〜してちょうだいよ
(例句)てごをしてーや 手伝ってちょうだいや
(類)〜せんでえや 〜しないでね
(例)わるさをせんでーや 悪戯をしないでね
〜してあう 〜できる、可能だ、
=〜やってあう
〜してしもうた、〜してしもーた 〜してしまった
〜してみんさい 〜してみなさい
〜してみんさった 〜してみなさった
〜しとる 〜している(現在進行形)
=〜しちょる
(例)読んどる、思うとる、話しとる、死んどる、歩いとる、
〜しとった 〜していた(過去完了形)
〜しとったんと 〜していたんだそうな(伝聞)
=〜しとったんといね
〜しとったんで 〜していたので、〜していたんだよ
〜しよった 〜していた 〜してくれやがった
〜しよんさった 〜しておられた
したし、おしたし【料理】浸し物、ゆでた野菜料理
したじ【料理】吸い物
(〜を)したには (〜を)したのは
したたか【副】たくさん、大量に、
〜しちゃあおれん、〜しちゃーおれん @とてもできない、とても不可能だ、A割に合わない
=やっちゃあおれん、やっちゃーおれん、
〜しちゃんさい、〜しちゃんちゃい 〜してください(希望、念押し)
=〜やっちゃんさい、〜やっちゃんちゃい
しちめんどう【名】@面倒、煩わしいこと Aうるさいこと
しちめんどうくさい【形】煩わしい、面倒くさい
=しちめんどうな【形動】
しいちゃかめっちゃか、しーちゃかめっちゃか:めちゃくちゃ、(しっちゃかめっちゃか、がなまったもので、正確には方言ではない)
しっけぶとん、湿気布団【名】湿ってジメジメ重たい布団
しっこ、しいこ、しーこ【名】おしっこ、小便
しったげ 知ったかぶり
しったげに 知ったかぶりに、
しっぴい、しっぴー【名】カラスのエンドウの実、(サヤを草笛にしてピーピー鳴らして遊んだ)
=しょっぴい、しょっぴー
してる、ひてる【他動】@すてる、落とす Aなくす
しと【名】ヒト、人間
しとらん やっていない
(例)カンニングなんかーしとらんが、
しとらんの?、しとらんのん? やっていないの?(本当にやってないの?、かなり疑う気持ちを持っているというニュワンスが含まれる)
しとる、しとん【動】今している、(現在進行形)
=しよる、しよーる、しよーん、しよん、しちょる、しとーん
〜しな @〜の際、〜の途中、A〜とすぐに、〜の最中、
(例)寝しな、帰りしな 寝がけ、帰りがけ
しなきゅうり、支那木瓜【野菜】イボキュウリ、地野菜のキュウリ
しなだれる【自動】@力なく寄りかかる、Aしおれる
しなぶ【自】しなびる、しおれる
=しなびれる
=しなれる、しなる
しなびらす、しなびさす【他】しなびらせる、しおれさす
・・・・しなる:...された
(例)母さんが要らんさいちんしなるけー、やれん:お母さんが要らぬお節介をされるので困っているのよ
しにがわ、死に皮【名】死人が来ていた着物
しぬる【自動】死ぬ (いぬる、と同じく古語のナ変動詞活用が残ったもの)
しのと【名】日蔭地、陽の当たらない場所
→(反)ひなた、ひなと
しば、柴【名】@枝付きの薪木 A低木が混ざった下草
しばく【他動】@平手でなぐる、叩く、A懲らしめる
=しわく
(腹が)しぶる【自動】下腹が張って射し込むように痛む
じばん【着物】襦袢、着物の下着
しびる【動】少しお漏らしする、少し失禁する
=ちびる
しぶる、渋る【動】腸が絞られるように痛む、(下痢腹などで使う。国語辞典を引くと便秘などで腹が張る渋る、となっており少々意味が違って使われている)
じぶん、時分【名】時刻
じべた【名】地面、
しまう【他動】@片づける、A終了する
=おく
しまいんさったかな【挨拶】今晩は、(仕事・食事を終えられましたかね、の意味)
しまくらかす【自動】@しくじる、失敗する A損をする
=しもくらかす
しまつ【名】節約、(殺すや消すなどの意味はない)
しみしみする:冷え込んで雨がしとしと降るような状況
→(例)しみしみしてきたけー、雪になるかもねー
しみる【自動】@凍結する、凍える、Aズキズキ痛む
しもうた、しもーた @しまった、失敗した、A収納した
しもいて【名】下の間、普段に生活する部屋、茶の間、
(反意)かみいて 上の間、お座敷、客間
じゃあ、じゃー【副】@それでは、では、
しゃあなあ、しゃーなー:大丈夫、
しゃあなあか?、しゃーなーか?:大丈夫かいな?
しゃがむ、しゃごむ【自動】かごむ、膝を曲げて腰を落とす
≒かごむ【動】腰を曲げて体を低くする
しゃくう【他動】杓子ですくう
しゃくる【他動】@たぐり寄せる、 Aすくう
しやあがった、しゃーがった (要らんことを)してくれた
しやあがって、しゃーがって 〜をしてくれやがって
しゃあない、しゃーない @大丈夫だ、A仕方ない、しょうがない (状況により真反対の意味になる)
=せああない、せあーない、せあーなー
しゃあらくだあ、しゃあらくだー【名】@こじつけ A講釈、屁理屈、
しゃあらくだーを言う:屁理屈を言う、こじつけを言う
じゃけ、じゃあけえ、しゃーけー、じゃけん、 〜だから、〜だから、
〜じゃあのう、〜じゃーのー 〜だよね(念を押したり、同意を求める)
じゃあのう、じゃーのー【挨拶句】じゃあね、それではね、
しゃあらく、しゃーらく【名】小生意気な言いごと、屁理屈、
=しゃあらくだあ、しゃーらくだー【名】のらりくらりとした言い訳、屁理屈
しゃーらくをゆう、しゃーらくーゆー 屁理屈を言う、のらりくらり言い訳をいう
=しゃあらくだあをいう、しゃーらくだーをゆー のらりくらり言い訳を言う
じゃかましい、じゃかましー【形】やかましい、騒々しい
〜じゃが 〜だけれども
〜じゃった 〜だった
〜じゃけえ、〜じゃけー 〜だから
〜じゃけえねえ、〜じゃけーねー 〜だからね(ねー:念押し、強調)
〜じゃあのう、〜じゃのー 〜だよね(のー:念押し、強調)
〜じゃし、〜じゃしー 〜だし、
〜じゃろう、〜じゃろー 〜だよね(念押し、同意を訴える)
じゃがたま、じゃんだま【名】蛇のヒゲの実
じゃがたまてっぽう【遊具】↓
じゃだまてっぽう、蛇玉鉄砲【遊】蛇のヒゲの玉を込めて遊ぶ竹鉄砲(5mmほどの青い球状の実で竹鉄砲の弾に最適だった)
=じゃんだまてっぽう
しゃくしぼね、杓子骨【名】肩胛骨
じゃしき【名】座敷
じゃじょうばる、じゃじょーばる【動】欲張る
しゃちこばる【動】片意地を張る
しゃっぽ【名】帽子
しゃっぽをなげる、シャッポを投げる:手に負えず投げ出す、降参する
しゃべくる【動】ペチャクチャしゃべる、よくしゃべる
≒しゃべくりまくる
じゃまくそ【名】じゃま、じゃまなこと
=じゃまくた
しゃまくれる【動】大人びる、小生意気にする
しゃまくれた【形動】大人びた、小生意気な、
じゃまくさい【形】面倒くさい、うっとうしい
じゃまくれる【動】邪魔をする
じゃまこく、じゃまあこく、じゃまーこく、じゃまをこく【動】邪魔をする
〜じゃもん、 〜だから、〜だもの
じゃらける【動】じゃれる、戯れる、
〜じゃろう 〜でしょうが(念を押す)、→(例)じゃけーあれほど言うたじゃろーがな
〜じゃわ、 〜だわ、〜である
〜じゃんか、〜じゃんけ、 〜だよね(相手に同意を求める、念を押す)
しゃんしゃん(と)【副】@さっさっと、手早く、Aハキハキとして利発
しゃんとする【動】@しゃきっとする、きりりとする、A位をただす、B元気を出す
じゅうがええ、じゅーがえー【形】便利だ→このハサミはえろーじゅーがえーのーや
じゅうえんはげ、十円禿げ【名】十円硬貨ほどの禿げ
じゅうろくはげ、十六禿げ【卑下】たくさん禿があること
じゅくし【名】熟し柿
じゅじゅやき、じゅじゅ焼き【料理】薄切れの肉などを鉄板やフライパンで炒め焼いた料理
じゅずだま【遊び】お手玉
=おじゃみ
しゅぼむ【自】しぼむ、萎える
しゅみず【名】しみず、清水
しゅみる【自動】しみる、ヒリヒリと刺激する
しゅむ【動】@鼻をかむ Aキズがしみる
しゅんでる:しみこんでいる (例)この煮しめ味がぶちしゅんでるのー
じゅるい【形】ぬかるんでいる、
=じるい
しゅんたろう、しゅんたろー【名】気落ちしてしゅんとなっている者、気落ちした状態
しょいこ【名】背におって荷物を運ぶ民具
=おいこ、負い子
しょう【他動】背負う
=かたぐ、おう、おぶう
しょうがない、しょうがなあ、しょーがなー【副】@しかたなく、どうにもならない
=しょうことなあ、しょーことなー
〜しようし、〜しよーし 〜するし、〜するだろうし (例)花見もしよーし、歌もうたおーし、
しょうけ、しょーけ【名】塩気
しょうけめし、しょーけめし【料理】五目ご飯、炊き込めご飯
しょうけもん、しょーけもん【料理】煮しめ、塩辛い料理
しょうしょうじゃあない、しょうしょうじゃあなー【形】大変な程度だ、莫大、大変な事だ
じょうず、じょーず【名】お世辞、おべっか
じょうずういう、じょーずーいう、じょうずうゆう、じょーずーゆー お世辞をいう、おべっかを使う
=ええこういう、ええこうゆう、ええこーいう、ええこーゆー
じょうずしい、じょーずしー【名】お世辞を言う人、おべっかをよく言うひと
=じょうずたれ、じょーずたれ
=じょうずつかい、じょーずつかい
しょうことない、しょうことのう、しょーことなー、しょーことのー【形動】仕方がなく、どうしようもなく
しょうしょうじゃーなー、少々じゃあない【形】莫大な、大変な程度の、
しょげる【自動】ガックリと元気がなくなる、気落ちする
しょうねをいれる、しょーねをいれる、性根を入れる 本気を出す、真剣にやる
じょうに、じょーに【副】たくさん、多く 、あまり
=ようけ、よーけ、よけえ、よけー、
=えっと、
じょうにある、じょーにある 沢山ある
じょうにない、じょーにない あまりない
しょうべんしょ、しょーべんしょ、【名】症便所
=しょんべんしょ、しょんべんじょ、しょーべんじょ
じょうり、じょーり【名】草履、
しょしゃ【名】所作、動作
しょしらんかお:素知らぬ顔、相手にしないこと、
しょっちゅう【副】常に、しばしば、
しょぼくれる【動】@落胆する、気力がなえる、A疲れる
しょほう、諸方【名】いろいろな方向、いろいろな場所
しょほうへ、諸方へ:各地へ、いろいろな所へ
しょも、しょもう【名】取り入れ、収穫
しょもうする【動】@収穫する、取り入れる A要求する
〜しよる 〜している
しよりんさる しておられる (尊敬語)
=しよんさる、しちょりんさる
しょるう、しょるー【他動】背負う、担ぐ
(類)おう、おぶう、かたぐ、かるう、
じょれん【名】おろし、わさびおろし
しょんべんたが【名】小便桶(天秤棒で担う小便桶)
しょんべんたれ【卑語】子供、ガキ
しょんべんばち【名】小便器、
しらくも【医】頭部白癬症、(昔は珍しくなく、多くみられた、今でも時々見られる)
しいらみ、しーらみ【昆虫】シラミ
じら、じらくそ【名詞】@駄々、A因縁、くだ、
じらをくる、じらあくる、じらーくる【動】駄々をこねる
=じらをいう、じらをゆう、じらーいう、じらーゆー、
=じらをこねる、じらあこねる、じらーこねる
≒じらをまく、じらあまく、じらーまく くだをまく、因縁をつける
≒じれる、
しらん :知りませんよ、どうでもいい、知ったことではない、無関係だ、(突き放した感じを含む)
しりこそばいい、しりこそばいー【形】照れくさい、面はゆい
しりたぶ、しりたぶら【体】尻のふくらみ、尻のほっぺ
=しりべた、
=おいど
しりのあなあせんじる、しりのあなーせんじる、しりのあなをせんじる、尻の穴を洗じる:反省する
じるい【形】水はけが悪く地面や田がぬかるんだ
=じゅるい
じるた、じゅるた、【名】水はけが悪い田、
=じるくた、じゅるくた
じるたみち、じゅるたみち【名】水はけの悪い道、ぬかるんだ道
しるのみ、汁の実【名】汁の具材、
しわい、しわあー【形】@硬い、(昆布みたいに柔らかくても噛み切れないような硬さに使う) A辛い、難儀な、B疲れる、しんどい C根気がいい、粘り強い Dケチな
→しわけりゃー、いんで、ねんさい:しんどかったら帰宅して眠りなさい
=しゅわい、しゅわー
しわく【他動】たたく、叩く
=しばく
=しわきあげる、しばきあげる
しわくた【名】しわだらけ
しわくたな【形動】しわだらけの
しわけがつかん 整理がつかない、整理しようがない
しわむ【動】しわしわになる、縮む
しわもぶれ しわしわな、しわだらけな
しんき【名】@退屈、A陰気、B面白くないこと
しんきな【形動】@退屈で気分が塞ぐ A陰気な B面白くない C心配な
しんきくさい、しんきくさあ、しんきくさー【形】@退屈な、A面倒くさい
じんごう、じんごー【名】@心痛、厄介、面倒、A世話
じんごういらす、じんごーいらす 気をもます、厄介をかける
じんごういる、じんごーいる 気をもむ、面倒をみる
(例)孫にじんごういりんちゃんな、もーエー大人ジャーね
甚五郎【名詞】ネコ、
〜しんさい 〜しなさい、してください
=〜しんしゃい、〜しんちゃい
〜しんちゃい 〜してね(親密語)
しんしょう、しんしょー【名】財産、身代
しんしょうもち、しんしょーもち【名】お金持ち、財産家
しんどい【形】つかれる、つらい
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すいい、すういい、すいー【形】酸っぱい
=すゆい、すゆー
(例)すいーて(すゆーて)やれんわーね:酸っぱくてたまりませんね
ずいい、ずういい、ずいー【形】@性格が悪い、A酸っぱにがい
すいしゃば、水車場【名】水車小屋、(多くの家に普通にあった。精米したり、粉をついたり、隣家では和紙作りに使っていた。)
ずいたれ【名】@食いしん坊、A性格が悪いヤツ
すいちょる、すいとる 好きな、好いている
すいば、すいーば、スィーバ【植物】スカンポ
すいばり【名詞】手指に刺さった木片や竹片、ささくれ
(バラやウニのトゲや金属片とは区別している)
すいばん【名】流し、流し桶
すいもん【名】吸い物
すいりんする、水輪する【動】水中に潜る
すう【動】@一服する、一休みする、A飲む、呑む、汁を飲む
すうて、すーて:一服して、休んで、
ずうずうに、ずーずーに【副】@ひっきりなしに、とぎれなくA付きっきりで
≒ずるずるべったに
すうめ、すーめ、酢梅、【果物】すもも
すえかけぜん【名】他人に作ってもらった料理
すえる【自動@腐る、A飯が酸っぱくなる(特に食品が腐る時などに限って使う) 尻上がりに発音する、スにアクセントがあると、据える
すか【名詞】はずれ、からっぽ、欠陥品、
すかす【動】@機嫌をとる、A子供をあやす (古語)賺す
≒なだめすかす
すかすか(な) 隙間がある状態、
すかたん【名】@ダメになること、A無駄足
すかべ【名】音のしないおなら
すがる【動】壁にもたれかかる、寄り添う
すかん【形】嫌い、好きではない
すかんたれ、すかんちい、すかんちー【名】嫌いなヤツ
すかんぴん【名】金がまったく無いこと、スッカラカン
ずく【自動】@文句を言う、愚痴を言う A子供がぐずぐず泣き続ける
(例)赤んぼうが夜っぴいてずくんで、ちぃっとも眠れんでやれん
=ずくる
すくばる【動】身がすくむ、身が硬直する
すくも【農業】脱穀したもみ殻、昔はすくもの山が田畑にあちこち普通に見られた
すげない、すげなー【形】@薄情な、Aその気がない
すける【他動】@のぞける、さしだす、A手を添える、手助けする、B支柱をする、 C立てかける
すける【自動】@体をあずけて、ジーッとしている、A助ける、手助けをする
=すけとる【動】ジーッとしている、動かないで我慢している
すけちゃあおらん、すけちゃーおらん ジーッとしてはいない
すじ、すじいと【漁具】釣り糸
=みずいと、水糸
すじをひく、すじーひく【動】体全体がつる、痙攣する
≒からすなえ 体の一部がつる、こぶら返り
すしめし【料理】ちらし寿司
ずす【名】留守
すずがき、鈴柿【名】山柿、直径3cmのゴルフボール大の実がつき、山に自生し10mにも及ぶ大木になる。渋柿、甘柿いずれもあるが、鈴なりにたわわにつく。甘柿は果肉の渋が真っ黒に熟して、商品価値はないが、甘くとても美味しい。
すたる【自動】@無くなる、A紛失する、B寂れる
すだる【自】@垂れ下がる Aのれんの様に垂れ下がる、B後へ下がる
ずっく、ズック【名】子供の短靴
ずつない、ずつなー【形】@頭が痛い、A気が重い、B病気で気持ちが沈んでいる
すっぺったこっぺった【名】屁理屈、言い逃れ、グダグダ言うこと (語源は、滑った転んだと言い訳をしなさんな、意味かも?)
→すっぺったこっぺったいったらいけんよ:ぐだぐだ言うな。あーでもないこーでもないと言ったらダメだよ。難癖つけたらダメよ
ずどんずどん ドシドシと足音を立てる様子
すなおろし【名】コンニャク (確かに自家製のコンニャクは黒い皮片が砂状に混ざっていた)
すなふき【魚】縞ドジョウ、(清流に普通に見られた)
すねたぶ、すねたぶら【体】ふくらはぎ
=ひざたぶ、ひざたぶら
すば【名】茅の花、つばな
=つば
すばしい、すばしー【形】すばやい、すばしっこい
=すばしこい
すばり、すいばり【名】木片や竹のトゲ
すべくる【動】すべる、滑る、辷る
すぼ【名】瓶や徳利の紙などのかぶせふた
すぼぬける:席から逃げる、責任逃れする
すぼをかずける:かくれて外出する
すぼむ【自動】@しぼむ、萎える、A先が狭く小さくなる B水気が抜けてスカスカになる
=しゅぼむ
=すぼる【自動】水気が抜けてスカスカになる
すぼんどる、すぼっとる【形動】@萎えている、A先が狭くなっている B水気が抜けてパサパサ萎んでいる
ずぼら【名】横着、いい加減、
すま【名】隅、コーナー
〜すまあ、すまー 〜するまい、しないだろう (推量)
〜するいね 〜しているよ
(例)生きとりゃーするいね、なんとか東京でやっとるいね
すむ【自動】潜る、潜水する、
すりつけぎ、擦り点け木【名】マッチ
〜すりゃあええじゃあ、〜すりゃーえーじゃー、〜すりゃーえーじゃん 〜したらいいのに、出来もしないくせに(言外に否定の軽蔑した気持ちがこもる)
=〜すりゃあええんに、〜すりゃーえーんに
(時間が)ずる @(時間が)延びる A時刻がずれる
ずるずるべったに【副】@べったりと、付きっきりで、Aひっきりなしに、次々続きに
≒ずうずうに、ずーずーに
するん するの? (例)こん服、なんぼーするん?
すわぶる【動】魚のアラなどをしゃぶる
(例)死んだおばあちゃん、歯抜けなのに、食べくさした魚のあらー上手にすわぶっとんさたのう
すんでに【副】危うく、危機一髪に
(例)すんでに車にしかれるところじゃったで
すんどる、すんじょる【自動】住んでいる
〜すんな するな、したらいけない、
すんたらず、寸足らず 背丈がたりない、サイズが足らない
ずんべらぼう、ずんべらぼー 木の枝を丸裸にした状態
すんません【挨拶】すみません、ごめんなさい
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せ、瀬【名】@暗礁、A急流
せ、せえ、せー【名】背丈、身長
せあない、せあなあ、せあーなー【形】@大丈夫、心配ない、A何とかなる、差し支えない
=せやあない、せやあなあ、せやーなー
=せわあない、せわあなあ、せわーなー
≒しゃあない、しゃあなあ、しゃーなー、
せいがおちる、せーがおちる、精が落ちる【動】気力やる気がなくなる
せいだい、せーだい【副】@精を出して、一生懸命、精一杯、 Aたいそう、大いに、
せえがでる、せーがでる【形動】よく働く、勤勉な
せえだす、せーだす【自動】精出してよく働く
(例)今朝はえらーとーから精がでんさるなー:今朝はまた大変早くから頑張って働いておられることですね、
せいがええ、せーがえー、せえがいい、せえがいー、せえがええ、せえがえー @張り合いがある A力強い
せえがない、せえがなあ、せーがなー【形動】張り合いがない、やりかいがない
=せいがわるい、せえがわるい、せいがわりい、せえがわりい、せーがわるい、せーがわりー、
せえをおとす、せーをおとす:生気を落とす、やる気を失う
せえから、せーから【副】それから
せえぜえ、せーぜー【副】まあまあ、そこそこ、
せいろ、せーろ【民具】四角い木製の蒸し器、
せからしい、せからしー、せっからしい、せっからしー【形】せっかちな、セカセカと、こうるさい、
=せかしい、せかしー
せからしゅう、せからしゅー【副】せかせかと、落ち着きなく
せからかす、せっからかす【他動】急がせる、せかせる
せく【動】@あわてる、急ぐ Aせかせる、急がせる B催促する
=せくる
≒せぐ【動】@せかせる、A押し狭める、B勢いを付かせる
C競争する、競争させる
せごし【料理】小魚を小さくぶつ切りにした刺身
せせかましい、せせかましー【形】あわただしい、忙しい
=せせらこうしい、せせらこーしー【形】あわただしい、せわしない
≒せせろうしい、せせろーしー、せせくろうしい
せせらかす【他動】@さわりまくる、A急がせる、
せせろうしい、せせろーしー【形】@落ち着きがなくせわしない、Aうるさい
=せせらこうしい、せせらこーしー、
=せせくろしい、せせくろーしー
せせる【他動】@さわる、 Aチマチマと掻き出す Bいじめる
せたけ【名】身長、背丈
せっき【名】月末、年末、暦の変わり目
せっつく【他動】@追い立てる、Aうるさく催促する
せど、背戸【名】@家の裏側、裏手、裏口、A裏庭、
せどぐち、背戸口【名】裏口
せな【名詞】背中
ぜにんならん、ぜににならん、ぜにーならん 役に立たない、つまらない
〜せにゃあ、〜せにゃー、〜せんにゃあ、〜せんにゃー:〜しないと(いけないよ)
(例)早よー風呂に入らにゃー:早く風呂にはいらなければダメだよ
〜せにゃあいけん、せにゃーいけん:@〜しなくてはいけない Aしなくてはならない (状況により真反対の意味になる)
〜せにゃあよ、〜せにゃーよ:〜をしなさいよ(柔らかい言い方だが、命令の気持ちがこもっている)
=〜しんさいよ、〜しんちゃいよ
せばい【形】狭い
せばる【動詞】@関心を引くために体にまとわりつく A周りから谷などがせまる、徐々に狭くなる
=せばりつく
=そばえる、そばえつく
せびらかす、せぶらかす【動】@からかい半分にだます、A嘘を言ってだます
せびる【他動】ねだる、無心する
=せぶる
〜せまあ、〜せまー:〜させまい、〜させないぞ
→(例)来させまー、やらせまー、話させまー
せみずがはしる、背水が走る ヒヤッとする、背筋が寒くなる
せむし、セムシ、瀬虫【昆虫】カワムシ、川虫
(参考)ハムシ、羽虫【昆虫】カワムシの成虫
(川は澄んで、川底には川虫はじめ昆虫の幼虫が川釣りの絶好の釣り餌でした、夕方川面にハムシが乱舞し、それをねらって魚がしきりに跳びはねていました、豊かな自然がそこにありました)
せめたくる【他】責め立てる、厳しく責任をとう
せやあない、せやーない、せやーなー【形動】@大丈夫、問題ない A世話はかけない、
≒しゃあない、しゃーない、しゃあなあ、しゃーなー
=せああない、せあなあ、せあーなー、
=せわあない、せああなあ、せわーない
せわしい、せわしー【形】忙しい、あわただしい
せわやき【名】@幹事、世話人 A働き者
せわやく、せわーやく、せわをやく @世話をする A気を遣う、 B働く
〜せん @〜しない(否定) A〜しないの?(語尾を上げると、疑問や勧誘の意味になる)
せんから、先から【副】昔から、以前から
=とうから、とーから
(〜を)せんこうに、せんこーに :(〜を)しないで
せんぐり【副】じゅんぐり、順番に
せんころ、先頃【副】さきごろ、せんだって
せんじる【他】洗う、洗浄する
=せんずる
(例)けつの穴ー洗んじてみーや:反省してみなさい
ぜんぜん、じぇんじぇん【名】銭、お金
せんだち【名】先頃、先日
=せんだって@【名】先日、先頃 A【副】先頃に、先日に
ぜんだな、膳棚【名】膳や椀をしまう棚、食器棚
せんち【名】便所、大便所
せんちうじ、せんちんうじ【名】@便所のうじ、糞うじ A嫌なもの、嫌なヤツ
せんちばえ、せんちんばえ【昆虫】@雪隠ハエ、ギンバエ、クソバエ A嫌なこと、嫌なヤツ
せんば、千歯【農具】稲こぎに使った古い農具
せんみつ、千三【名】大嘘つき、よく嘘をつく人
せんめんだらい【名】洗面だらい桶、洗面器
=せんめんばち【名】洗面鉢、洗面器
〜せんこう、せんこうに、せんこーに 〜しないで
〜せんとこう、せんとこー 〜やめとこう
〜せんのん? 〜しないの
せんない、せんなあ、せんなー【形】@面倒くさい、Aどうしようもない、無常な、B切ない Cつらい
せんに【副】先に、昔に、以前に、
=とうに、とーに、
→ずーっとせんに 遙か昔に
|
(〜じゃ)そういね、そーいね @(〜だ)そうだよ(伝聞) A〜だそうだね、そうだよ(強調)
そうゆうちゃあなんじゃが、そーゆーちゃーなんじゃが、 @さて、ところで話は変わるが、 A言いにくいが (話の転換によく使う)
≒そういやあなんじゃが、そーいやーなんじゃが、そうゆああなんじゃが、そーゆあーなんじゃが、そう言やあ何じゃが
そいから【副】 それから、その後
そいじゃあ、そいじゃー【副】それでは
そうかいのう、そーかいのー そうですかね
そうき、そーき、そうけ、そーけ【民具】水きり用の竹で編んだ浅いザル
そうじゃろう そうだよね(念押す、尻下がりに発音)
そうじゃろう? そうだろうか?(疑問、尻上がりに発音)
そうめんうり、素麺瓜【野菜】素麺カボチャ
そうなん?、そーなん? そうなの?
そえもの、そえもん、添えもん【名】おかず、
そえる【他動】加える、仲間にする
そがいやあ、そがいやー、そがあいやあ、そがーいやー、そがゆあ、そがゆあー、そがあゆああ、そがーゆあー そう言えば、ところで、
そがあな、そがーな そんな
=そねえな、そねーな
そがあなことをゆうても、そがーなことーゆーても そんな事を言われても・・・・できない(否定の掛かり副詞)
=そねえなことをゆうても、そねーなことーゆーても
そがあに、そがーに そんなに
=そねえに、そねーに
そがあして、そがーして そうして
=そねえして、そねーして
そぐう【自】@似合う、合う、A釣り合う
そくろう【名】@迷惑、手間、A破れなどを取り繕うこと
そっと【副】@少し、Aそろりと
そっぴん、素嬪【名】不美人
→(反意語)べっぴん、別嬪
そねましい【形】うらやましい
そねむ【自動】ねたむ、うらやましがる
そばえる【自動】じゃれる、戯れ騒ぐ
=つばえる
そばえつく【自動】じゃれつく、
=つばえつく
そびえる【動】@まとわりつく、A屹立する
≒そばえる
そびく【他動】ひきずる
=ひこずる
=ひこじる
そびをかう【動】その気はないのに、あるように気を引く
(例)犬と遊んでやらんのに、そびをかいなさんな
そぼくる【動】@雨がシトシトと降る Aしくじる、失敗する
ぞみぞみする【自動詞】ぞくっとした寒い感じがする
(例)年かノー?肩がぞみぞみしてねれんのじゃが
そら【名】@高いところ A空中
そらに【副】@上に、上方へ、A暗記して、B単に、
そらにゆう、そらにゆー @タダ単に言う、A暗記してメモ無しに言う
そりゃあそうと、そりゃーそーと それはそうだが
それからこっちに そこからこちらにかけて
それみいや、それみーや それみろ、それみたか
(例)それみー、はよーしまえゆーたがせんでー、大雨になったが:それ見たことか。早く片づけたほうが良いと言ったのにしないから、大雨になってしまたよ
そろそろ【副】@ゆっくり Aもう時間で
そろそろといきんさい、ゆーにいきんさい【挨拶】ゆっくりと気をつけて行きなさいよ(出立する人に言う)
≒そろそろと帰りんさい
そろっと、そろーと【副】静かに、ゆっくりと、
そんじょうそこら、そんじょーそこら そこかしこ、そこらいったい
そんなん そんなの、そんなこと、そこまで
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緋寒桜 2007,3,7
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な行 |
なあとる、なーとる:泣いている
なあなる、なーなる【自】@無くなる、A亡くなる
=なあよんなる、なーよんなる
=のうなる、のーなる
なあなった、なーなった:@無くなった、A亡くなった
=のうなった、のーなった
ないようなった、ないよーなった、なくしてしまった
(例)財布がないようなった。散財して身上ないよーなったんよ
〜ないと 〜でも、
(例)お茶ないと飲んでゆーにしんさいや
ないろう、ないろー ないでしょう、ないだろう
なおし【名】修理
なおす【他動】@片づける、しまう Aもとの位置に戻す B修理する
ながし【名】@台所 A長い期間 B水にさらす事
ながしい、ながしー【形】@長い A永い
ながしゅう、ながしゅー【副】長く、久しく、久しぶりに、
=なごう、なごー【副】長く、久しく、
≒ひさしゅう、ひさしゅー【副】久しく
なかたかゆび【名】中指
なかたばこ【名】10時、3時などの途中休憩
ながのう、ながのー【漁】ウナギ漁に使う餌つけ流し釣りのしかけ
=なげばり、ながしばり
ながまる【自】脚を伸ばして横になる、
≒あしのべる
ながめる【他】@長くする A眺める
ながもて【名】@長時間かかること、持続時間が長いこと A耐久性がいいこと
→(例)このズックはたけーじゃが、ながもてするけー、もたーとらー:この短靴は高価ですが、耐久性がいいから元はとますよ
ながや、長屋【名】別棟、離れ
(草を)なぐる【動】(草を)払い刈りする、
なきゃあ、なきゃー:@泣けば、 A無ければ、
なげる【動】放っておく、放置する
なごう、なごー【他動】訴える、告発する、
≒ねごう、ねごー【他】@告発する、A願う、願い出る
なさげ、なさげな【形動】無さそう、無さそうな
なさけがつらい【形動】情けない、しょうもない
≒なさけなあ、なさけなー
なして? なしって? どうして? なぜ? なんで
=なんして、
なしてくれ:返してくれ
なす【動】返す、返品する
なしんさい、なしんちゃい:返しなさい
=なせ
なしても:何としても、どうしても、理由はどうであれ、
なすび、ナスビ【野菜】ナス、
なすくる【他動】@なする、転嫁する、A塗りつける
=なすくりつける【他動】
=にしくる、にしくりつける
なぜる【他動】なでる、撫でる
なっぱ【野菜】白菜、葉野菜、間引き菜
なつまめ、夏豆【名】ソラマメ、エンドウ
〜をなはる:〜をなさる(尊敬語)
なにかな、なにかの:何ですかな、どうしたかね
なにしよるんなら! 何をしてるんだ
なまいた、生板【名】まないた、
=きりばん、切り板
なめくじら【名】ナメクジ、カタツムリ
ならずわかれ【名】夫側の不都合で離婚すること
ならんじょう【名】つらら
=なんりょう
なりて【名】...する人、やる人
(例)御輿を出そうにも、だんだんなりてがのーなってのー、やれんのじゃが。
なる、成る【自動】@物事が完成する、成就する A果物や野菜の実がつく、実る
〜なろう、〜なろー:〜だろう(推量、同意を求める)
なるかみ、ならかみ、なりかみ【名】かみなり
=いかづち
なんかしら【副】なんとなく、
=なんとなあ、なんとなー、なんとのう、なんとのー
なんぎな【形動】苦労な、困難な、大変な
なんちゅうことはねえ、なんちゅーこたーねー 大した事はない、どうでもな
≒せやあない、せやーなーい、
=なんちゅうこたあない、なんちゅーこたーなー
なにしとらあ、なにしとらー、なんしとらあ、なんしとらー どうしたの?
=なにしとるん、なにしちょるん、なんしとるん、なんしちょるん
=なにしよん、なんしよん、なんしよーん、
なんじゃなあ、なんじゃなー 何というか、まあまあ、(話のつなぎに、意味もなく入れたりする)
〜なや、 語尾につけて強調する(命令、願望)
→死ぬなや、かもうなや、行きなや、
なんちゅうても、なんちゅーても(...ない) 何と言っても...ない(否定の意味の掛かり副詞)
(例)何ちゅーてもどうにもなりゃーせんがね
なんでえね、なんでーね なぜ?どうして?
なんと【副】すごく (例)なんとしわい坂じゃなあ、
=なんまあ、なんとまー、なんとはあ、なんとはー
なんとなあ、なんとなー【副】それとなく、ついつい
=なんとのう、なんとのー【副】何となく、それとなく
=なんとなしに、
なんなと、なんなあと、なんなーと、なんないと【副】なんでも、どれでも
なんなら【副】それなら
なんなん? 何なの?
なんなんじゃろーか? 何なのかなー
なんのきなあ、なんのきなー【副】なんとなく、無意識に、ついつい
なんぼ? なんぼう? なんぼー? いくら? 何円?
なんぼか、なんぼうか、なんぼーか【副】少しばかり、
なんぼかしい・・・・ない ほとんど・・・・ない(否定の掛かり副詞)
=なんぼーも・・・・ない
なんぼうなんでも、なんぼーなんでも いくら何でも
なんきん、ナンキン【野菜】カボチャ
なんきんいも、ナンキンイモ【野菜】サツマイモ
=りゅうきいも、りゅーきいも、りゅうきゅういも、
なんきんまめ、ナンキンマメ【野菜】ソラマメ
なんまんきび、ナンマンキビ【野菜】トウモロコシ
=なんまいきび、ナンマンキビ
=まんまんきび
なんやかや【副】色々と、あれやこれや
なんよのう、なんよのー 何だろうかなー、ところで、(話を締めくくったり、変えたりする時の慣用句)
なんりょう、なんりょー【名】つらら
=ならんじょう
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にい、にー【名】兄、兄さん、
=にいにい、にーにー
=あんじょう
にいな、にーな【形】新しい、新鮮な
にえくさし【名】生煮え、煮えかけ
にえる【形動】@どうしょうないほどダメな、終わっている
=にえとる
(例)あそこの息子は家でにえとるでなー、今風にいやー、ニートちゅうじゃろーや:
にえる【動】@グダグダとして役に立たない A煮える
(ににアクセントがあると@、えにアクセントがあるとAの意味になる)
にえたくる【自】煮えたぎる
にえつまる【自】煮詰まる、汁がなくなった状態
にがぐち、【名】@悪口、A苦言
にがる【自動】(体の中が、内蔵が)苦しむ、痛む
(例)鯖にあたってのー、腹がにがってやれんかった
にぎり【名】@吝嗇家、金を握って離さない人、金を出し惜しみする人
にくたれ【名】憎らしいこと、憎らしい人
にくたれぐち【名】憎まれ口
にくらしい【形】憎い、
にくる、荷繰る【動】@荷物を順繰りに送る A順送りに送る
にしくる【他動】@他人に罪をなすりつける、A汚らしく塗りつける、擦りつける
=にしる
→(例)鼻水を袖ににしりんちゃんな
=にしくりつける
=なすくる、なすくりつける
にじばい、虹ばい【魚】オイカワの雌(虹色のハヤの意味、雄はコントラストがはるかに鮮やかな美しい魚、清流に無数に生息していたが今は絶滅した)
=にじうお、虹魚
にじます【魚】やまめ、山女魚
=ひらめ、
にすい【形】薄い、薄味な
〜にゃあ、、〜にゃー 〜しないと(いけないよ)
(例)もっともっと勉強せにゃー合格できんよ、
にやかす【他】@煮立てる A強打する、やっつける
=にやす【他動】@煮る A殴る、強打する
によう【動】@(他動詞)臭いをかぐ A(自動詞)臭いがする→臭う、 Bそれらしい感じがする→匂う
によう【他動】荷負う
=おう、おぶう、しょるう、かたぐ、
にょうぼ、にょーぼ【名】女、女性
にわ【名】@家の中の土間、
にわか【名】@行列して練り歩く祭り行列 A即席、急なこと、B予想外なこと
にわかづけ【名】@即席漬け(料理) A一夜漬け勉強、やっつけ仕事
にんずう【名】仲間
にんずうにいれる、人数に入れる 仲間に入れる
=にんずうにする、人数にする
にんにおうた、任におうた 分相応な、ふさわしい
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ぬめる【自動】粘り着く、べとつく
ぬかくそ【名】ぬか、ぬかくず、
ぬかす【動】言う (怒ったときに使う、下品な言い方)
(文例)何ぬかすか、アホンダラ!
ぬかせっけん【名】ぬかを袋にして石鹸代わりにした
ぬかぶくろ、糠袋【名】@糠石鹸 A裁縫針を通して糠油で針の滑りをよくした針刺し袋
ぬかをこねる【句】苦労する
ぬくい【形】あったかい、暖かい
ぬるい【形】なまあったかい
ぬくめる【他動】温める
=ぬくうする、ぬくーする
ぬけさく【名】間抜け、阿呆、
=あほたれ、あほんだら、あんぽんたん
ぬける【自】@風邪や病気が治る Aシャツやズボンの生地が弱くなって、肘や膝が出ること、その状態 B山や土砂が崩れる、
ぬしと、ぬすと【名】盗人、
ぬらかす【他】濡らす
ぬりたくる【動】ゴテゴテと塗り回す
ぬれしょぼける【自】びしゃびしゃに濡れる
ぬんだ:伸びた、生えた
(例)かどの草ー何とぬんだのうー:庭に雑草がひどく伸びているね
≒のんだ
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ねあずり、寝あずり【名】寝相が悪くて動き回ること
ねあずる【自】寝相が悪く動き回る
ねえ、ねー【名】姉、姉さん、
=ねえねえ、ねーねー
ねき【名】@そば、根もと、A端っこ、B側、すぐ横
=きね
=ねと
ねくさし【名】@寝不足、A睡眠途中で起こされた状態
ねくじ【名】幼児が寝掛けにグズグズ言うこと
ねくじをたれる 子供が寝付きが悪くてぐずつく
ねこ【名】運搬用の手押し一輪車
=ねこぐるま
ねごう、ねごー【他動】@訴える、通報する A願う、願い出る
=なごう、なごー
ねこごたつ、猫炬燵【名】置きコタツ
ねこのこし、猫残し【名】ほんの少し残すこと、
=ねこわけ
ねこまんま【名】汁かけ飯、おかずを混ぜためし
=ねこめし、いぬめし、
ねさす【他動】@寝かせる、A倒す、斜めにする
=ねす【他動】@寝せる、 A横にする、倒す
ねじこむ【動】(相手の家に)怒鳴り込む
ねじくれる【動】@ひねくれる A曲がる B片意地をはる
ねじくれもん【名】ひねくれ者、
ねじける【自動】@ひねくれる、Aねじれる、曲がる
ねずみとり【爬虫類】 青大将
ねせつける【他】寝かせる、寝かせつける
ねたがう【動】寝違える
ねたがえ【名】寝違え、急にクビが痛くなって動かせない状態
ねだる【動】カネや買い物をせびる、
ねつい【形】@しつこい、A熱心な、丁寧な、
ねつうする【動】@大切にする、A熱心にする
ねつうに、ねつーに:@丁寧に、A熱心に
ねつのはな、熱の花【病気】発熱時や病気で出る発疹、単純ヘルペス、口唇ヘルペス
ねばい【形】ねばねばした、粘着質な
=ねばっちぃ、ねばっちー【形】
ねばる【動】頑張る、
ねちこい、ねちっこい、【形】@粘着質の、ネチネチした、A熱心な、丁寧な
ねと【名】根もと、
≒きね、ねき
ねばい、粘い【形】@しつっこい、長々と A粘りけがあること、ネバネバする
ねばどろ【名】粘土
ねぶか【野菜】ネギ、
ねぶたい、ねぶたあ、ねぶたー【形】眠たい
ねぶる、舐る【他動】@ベロべロ下品になめる、舌でモノを舐める
ねぶる、【自動】A眠る
ねま、寝間【名】@寝室、 A寝床、フトン
ねらむ【動】にらむ、睨む
ねんごう、ねんごー【名】@言い訳、屁理屈、A因縁
ねんごういらす、ねんごーいらす 言い訳をする、素直に謝らない
=ねんごうたれる、ねんごーたれる 生意気を言う、因縁を言う
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のおう、のー【間投詞】ねー、だよな、そうだよね
〜のおう、〜のー【助詞】〜ね、〜だよね(念を押すとき)
のうのうしてる、のーのーしてる:のびのびリラックスしている。ゆったりと余裕がある様子
〜のうやあ、〜のーやー【助詞】〜だよね、(強調しつつ同意を求める)
のうがわるい、のーがわるい、のうがわりい、のーがわりー【動】@頭が痛い、頭痛がする、Aバカだ
のうたりん、のーたりん【卑語】バカ、うすのろ
のおうなる、のうなる、のーなる【自】無くなる
=なあなる、なーなる
のうなかす、のーなかす【他】無くす、紛失する
のうちゃあいけん、のーちゃーいけん:〜が無いとダメ
のうみそがくさる、のーみそがくさる、脳味噌が腐る @ぼける、痴呆がでる、A話が通じない
のうぬけ、のーぬけ、脳抜け、【名】馬鹿者
のがす【動】逃がす、捕り逃がす
のく【自動】よける、道をあける
のけとく【他動】@とっておく、A控える
のける【他】@除く、取り除く、A邪魔にならないように脇へ動かす、避ける
【自】@邪魔にならないように脇に動く、避けて脇に動く、A相手に譲る
=のかす【他】@除く、取り除く、A邪魔にならないように脇へ動かす、避ける
のこくそ【名】鋸くず、おがくず
のす【他動】@伸ばす、平らにする、A上に持ち上げる B叩きのめす
のすける【他動】@手渡す、差し出す A身を乗り出す
=のそける、のぞける
=のずける【他】手渡す、差し出す
のずく【自】@のぞく、身を乗り出す A訪問する
のちいり、後入り【名】後妻
のっけから【副】出だしから、はじめから
=はなから、
=はしから
のっける【他動】のせる、載せる、乗せる
のどいりがいい、のどいりがいー【形】理解がいい、のみ込みが速い
のどいりがわるい、のどいりがわりー【形】のみ込みが悪い、理解力が悪い
のばかす【他】伸ばす、延ばす
のぼしゃあげる、のぼしゃーげる【動】夢中になる
のぶ【自動】伸びる
のふうどう、のふーどー【名】@野放図、不作法、Aふしだら、不作法 B横柄
のふうどうな、のふーどーな【形動】@横柄な、厚かましい、 Aだらしがない、締まりがない
のぶとい【形】くどくて胸につかえ食べたくない、むつっこくて食指が湧かない
=のどぶとい
のべおくり、野辺送り【名】葬式
のべる【動】薄く延ばす
のぼりたおし、幟倒し【名】祭りの翌日、祭り明け
のめす【他動】やっつける、たたき倒す
のらのせっくばたらき、野良の節句働き:普段は遊びほうけて、休むべき時に働くようなモノ
のる【自動】@そる、背筋を伸ばす A仰ぎ見る B乗る (のにあくせんとがあると@、るにアクセントがあるとAの意味)
のんのんさあ、のんのんさー、のんのんさま【名】神様、仏様、 幼児言葉
=ののさん、ののさま、ののさー、
のんだ:伸びた、生えた
(例)かどの草ー何とのんだのうー:庭に雑草がひどく伸びているね
≒ぬんだ
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日々草 2005,8,20
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ま行 |
まあまあ、まーまー【副】ほどほど、そこそこ
〜まあやあ、〜まーやー:〜しようよ(勧誘)
(例)買うまあやあ、ソンなことやるまあやあ:買わないでおこうよ、ソンなことやらないでおこうよ
まい、舞【行事】神楽(石見神楽)、最高の娯楽だった
まいげ【体】眉毛
=ましげ、まひげ
まいたび【副】毎度、毎回、
=まいたんび
まいだり、まいだれ、【名】前垂れ、エプロン
まいまい【名】かたつむり、なめくじ
まき【名】かしわ餅、
まくらかす【他】転がす
=まくる【他動】転がす
まくれる【自動】@転ぶ、転がる、Aひっくり返る
まごじょう、まごじょー、孫嬢【名】孫娘
まっこと、まこと、【副】@本当に、A非常に、とても、
まことやか【名】本当のこと、
まごぼう、まごぼー、孫坊【名】孫息子
まさのう、まさのー、真斧【名】斧、オノ、手斧、
(類)ちょうの、ちょうのう、ちょーのー【名】長斧、まさかり
ましげ、まひげ【体】眉毛、まゆげ
ましっと【副】もうすこし
=もそっと
ましな【形動】正常な、まあまあな
ます【魚】サケ、ヤマメ (益田川にも昔はサケが遡上していたそうです。サケもヤマメもマスも区別なく総称的に使っていたらしい。)
まぜくる【動】かき回す
まぜこじゃ 混ぜ返した、混じり合った様
まぜめし【名】五目ご飯
=かやくめし、かやくごはん
まぜる【動】@仲間に入れる、一緒にする
またあがりました、またーがりました【挨拶】また参上しました(客として訪れた時の挨拶)
=またさんじました
≒またきました:ごめんください、程度の挨拶
また、きちゃんさい【挨拶】又来て下さい(客を送り出す時の挨拶)
=またきちゃんさいね、またきちゃんさいのー
=またおこしんさいや
またさんじましょう【挨拶】また参上します、ではさようなら(帰る時の挨拶)
=またきましょう:さようなら、程度の軽い挨拶
またげる【動】またぐ
またしちゃあ、またしちゃー:またもや...して、あいかわらず、(主に悪いことに使う)
(例)そがーなわるさーまたしちゃーいけんけーのー
またよう、またよー【挨拶】さようなら、又ようこそ(送る方も送られる方も使う軽い別れの挨拶)
=またきんさい、またきんちゃい
=またきますよ、
まち【名】祭り
まちっと:もうちょっと、もう少し
=もちっと、もうちっと、もうちょっと、もちいと、もちーと
まっこと【副】@本当に、A全然
=まこと
まっちゃんさい:待って下さい
=まちゃんさい
まっつい【形】まったく同じ、うり二つ
までる【他動】混ぜる、
まどう【動】弁償する
まどしい、まどろうしい、まどろーしー【形】@手間取る A間だるい、まどろっこしい
まどろまどろうしい 【形】とてもまだるい、
まねし、まねしい、まねしー【名】真似をする人(卑語)
まばいい、まばいー【形】まばゆい、キラキラした
=ばばいい、ばばいー、ばばゆい、
まひげ、ましげ【体】眉毛
まひょうしにあわん、まひょーしにあわん @のろまで間に合わない、 A役に立たん
=まひょうしくさい、まひょうしくさー
まひょうし、間拍子【名】@時間、A時間的な間、
まぶい【形】かわいい、美男の、(まぶ間男から由来か?)
まぶせる【他】ふりかける、塗りつける
=まぶる【他】まぶす、まわりにつける
〜まぶれ 〜まみれ、〜だらけ →雪まぶれ、泥まぶれ
まま、まんま【名】ごはん、めし、
まめ、豆【名】元気、健康なこと
まめな:@元気な、無事だ A熱心な
まめなかのう? まめなかのー? お元気ですかね?
=まめなかな?
まめなでや、まめでな 元気にしているよ
まめなひと:好色なエッチな人、女性の扱いに熱心な人
まるかた【副】まるます全て、ほぼ全部、ほぼ丸ごと、
まるきし、まるっきし【副】完全に、すべて、丸ごと
まるげる、丸げる【他】@曲げる A丸める
まるた、丸太【名】@新品、未加工もの A全部、そっくりそのまま
まるたのまんま @新品そのもの、手を加えないまま A全部をそっくりそのまま
まるっきし【副】まるきり、全然、まったく、(否定の掛かり副詞)
まんくそわるい、まんくそわりい、まんくそわりー 頭にくる、運が悪い
まん【名】@運、 Aタイミング
まんがわるい、まんがわりい、まんがわりー タイミングが悪くて不運だ
→まんなおし【名】縁起直し、不運払い
まんさく、満作【魚】しいら、(しいら:実が入っていないモミのこと、縁起が悪いので、当地ではシイラをマンサクと言い換えている。)
まんだ【副】まだ
まんちゃら【名】でたらめ、欺瞞
まんま、まま【名】ご飯
=まんまんこ
→まんまんつぶ【幼語】ご飯つぶ
まんまんきび【野菜】トウモロコシ、トウキビ
=なんまんきび
まんまんごと【名】ままごと
まんまんなか【名】ど真ん中
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みがはる、身が張る、 筋肉が痛くなる、こる、
みがら【名】からだ、身体
みい、みいー、みいい 見なさい
みして 見せて
みしてみんしゃい 見せてみなさい
=みしてみんさい、みしてみんちゃい
みす【名】すだれ、よしず、のれん
みず【名】針の穴
みずあび、みずあべ、【名】水泳、シャワーなどで水を浴びること
→ゆあび、ゆあべ、【名】湯を浴びること、行水
みずいか【魚】アオリイカ
みずいと、水糸【漁具】釣り糸
=すじ、すじいと (普通にはスジと呼んでいたかな)
みずきり、水切り【遊】平たい小石を水面に低く投げて飛び滑らせる遊び、
=いしきり、石切り
みずぶくれ【名】@水泡、水泡をともなった腫れ A筋肉がなくブヨブヨに太った状態
みすみす【副】見ていながら、敢えて
みせびらかす【他】見せつける、自慢たらしく見せる
みせやいこ、みせやっこ【名】見せ合いっこ
=みせあいこ、みせあっこ、
みぞざらえ、溝ざらえ【行事】溝をせき止めて底を掃除すること。(魚やカニが大量に獲れ、子供達も楽しんだ。)
みそがくさる、味噌が腐る:下手な歌を聴く
みそをつける:失敗して恥をかく、
みそくそ、味噌糞【名】めちゃくちゃ、ボロクソ、
みそくそゆう、みそくそゆー、みそくそいう、味噌糞言う【動】メチャクチャ言う
みちょる 見ている
〜みちょうな、みちょーな 〜のような、みたいな
みっともなあ、みっともなー、みっともない【形】@世間体が悪いA劣っていて、みっともない、B見苦しい、恥ずかしいC醜い
≒みとみない、みとみなー【形】
≒みとうもなあ、みとーもなー、みとうなあ、みとーなー【形】@見たくない、恥ずかしい、A格好悪くて見たくない
みづかい、見使い【名】、見たついでの使いごと、
(微妙に意味が違うが標準語への置き換えが難しい)
みてる【自】無くなる、減少する、(なくなるが忌み言葉と同音なので、反意語の「満てる」が転じて使われた)
=のうなる、のーなる
みな【名】みんな、
〜みないや:〜してみなさいや
→(例)大学受けてみないや
みみがす【名】聞き間違いが多いこと、耳つんぼ
=みみがず、耳がず
みみたぶら【体】耳たぶ、耳介
みふたつ【名】出産祝い
みふたつになる【動】お産をする
みやい【名】見合い
みやすい【形】@簡単な、容易な A心やすい B楽な (見易いではない)
〜してみんしゃい 〜してちょうだい
=〜してみんさい
=〜してみんちゃい 親密語
みょうちきりん、みょーちきりん 奇妙な、不思議な
みんなし【名】皆さん、皆の衆
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むぎめしばな、麦飯花、【名】アセビ
むごい、むげえ、むげー【形】@可哀相な、A残酷な、悲惨な Bひどい
むこうざしき、むこーざしき、向う座敷【名】離れ座敷
むさい【形】@金に細かい、A物持ちがいい B吝嗇だ
むしょうに【副】@むやみに、むやみやたらに、A大変に、
むしる【他】もぎとる、はぎとる
=むしくる
=むしりとる
むしん【名】@無理な願い A寄進のお願い
むしんをいう、:金品の拝借をお願いする、寄進のお願いを言う
むつこい【形】@しつこい、A味が濃い、B油っ濃い
むなくそわるい、むなくそわりい、むなくそわりー【形】ムカムカする、むかつく、気分を害した
=むなくそがわるい、むなくそがわりー、胸くそが悪い
むらきな、むら気な【形動】気まぐれな
むりしゃり【副】無理矢理、是が非でも、
=しゃりむり
|
めいめい、めえめえ、めーめー【名】各自、各々
=めんめ、めんめえ、めんめー
めいぼ、目疣、めえぼ、めーぼ、めぼ【病気】ものもらい、麦粒腫
=めぼいと、めばちこ
=ほいと、ほいとう、ほいとー
めえわく、めーわく【名】迷惑
めがす【他】壊す、破壊する
=めぐ【他動】壊す (例)オモチャをめぐ、
めげもの【名】壊れ物
めげる【自動】壊れる
(例)オモチャがめげた オモチャが壊れた
(げにアクセントをおいて発音する。めにアクセントを置くと、気分が沈むの意味)
めげもの【名】壊れ物
めちゃちゃ【病気】目の縁がただれた状態
めっそうもない、めっそーもなー【形】とんでもない
めったあー 〜なあ 滅多に〜〜ない
めったと 滅多に、やたらと
〜のめにあう:〜の悪いことにあう
めにあう【動】ひどい災難にあう、散々な被害にあう
めのは【名】ワカメ
めぼぼ【体】目やに
めめくそ【体】@目やに、目くそ A本の少し、わずか
=めんくそ
めりんご【魚】メダカ
めをつぶる:目を閉じる
めんこい【形】かわいい
めんたま【名】眼球、
めんつう、めんつー【名】メス、雌
=めんたあ、めんたー
めんどい【形】面倒くさい
=めんどーない
=めんどなあ、めんどなー
めんぽう、めんぽー【魚】かわはぎ
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もう、もー【副】もはや、
もうもうどき、もーもーどき【名】夕方
もうりょうじる、もーりょーじる【動】恍惚となる、ボーッとなる、
(取っ手が)もげる【自動】@はずれる、とれる A壊れる
もぐ【他】@はずす、壊す、Aもぎとる、摘みとる
≒もじく、もぎる、もじる、
もぐらごっこ、もぐらっこ、もぐらあそび【遊】ワラ束の間を抜いてトンネルを作って遊んだ。(どこの家にも納屋に稲ワラが束にしてうず高く積んであった。)
もじく【他動】もぎとる、ねじりとる
=もぐ
=もじる、もじりとる
=もぎる、もぎりとる
もじける【自動】木の実などがとれる、
もそっと【副】もう少し
=もちぃいと、もちーと、もちっと、ましっと
もだれ【名】軒、軒先、軒下
もちまき、【行事】祝い事には小さな紅白の平たい丸餅がよくまかれた。
=もちひろい
もっそうめし【名】@山盛りにつけた御飯、A飯場や刑務所での盛り切り御飯、(下品なとか卑下する気持ちがこもる)
もと【名】地面
=じべた、
もどす【他】嘔吐する、食べ物を吐く、
もとうらん、もとーらん【形動】@話の筋が立っていなくてもたもたしている、A動作が緩慢でらちがあかない B役に立たない C不器用な、うまくできない D不明瞭な
もとおる、もとーる【形動】@話の筋が通っていて明確な Aテキパキと素早い
ものいい、ものいー【名】言葉遣い、口の利き方
ものいり【名】カネがかかること、金が必要なこと
もぶりめし【名】混ぜご飯
もぶる【他】まぶす、付着させる
=もぶす、まぶる
(例)餅にアンコをじょうにもぶしてやんちゃい
もぶれる【自】まとわりつく、じゃれつく
≒もぶれつく
≒もぶれかす
≒つばえつく、せびりつく
もます【他】@もめ事を起こす、A言い争う
もみ、籾【農業】殻を被ったままの米、(コンバインで稲刈り脱穀をやるようになり、方言ではないが、今では死語に近い)
もみがら【農業】米の殻
≒すくも【農業】もみ殻の山、モミ殻の集合名詞
ももくしゃ、ももくちゃ【名】@(衣服を)しわにすること、Aもみくちゃ
ももくしゃにする、ももくちゃにする【動】(衣服を)しわくちゃにする、 Aもみくちゃにする
ももぐる【動】@両手で混ぜ合わせる Aいじくりまわす
ももたぶ、ももたぶら【体】太もも、ももの内側、大腿の腹
もやい【名】【形動】@共同、共同で、A分けること
≒おもやい 兄弟や家族で使い回すこと
もやいやいこ、もやいやっこ【名】@お互い分け合うこと、Aお互いに手伝い合うこと
もやかす【他】燃やす
もんくたれ、文句たれ【名】文句ばかり言う人
もうらい、もーらい:いただき、やった、OKだ、しめた、
もろう【他】もらう、いただく
もろうた もらった。いただいた。
もろぶた【民具】餅をのばすのに使う、浅く広い板箱
〜もん【名】〜者、
(例)こんなんと飲んだら死んだもんにすまんけーのー:お前と飲んだら死んだ者に顔向けが出来ないからな
もんすごい、もんすげー【形】ものすごい
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紅葉葵 2006,8,20
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ら行 |
〜ら、〜らあ、〜らー【接尾語】〜達、〜方々(あらゆる名詞、代名詞に付けて複数形を示す)
(例)あんたらー、わしらー、先生らー、子供ら、子犬らあ、そこらー、昨日らー:貴方達、俺たち、先生方、子供たち、子犬ども、そのあたり、昨日なんか、
〜らあ、〜らー 動詞に付けて〜することが可能
(例)出来らあ、勝てらー、知っとらー、登られらー
らくちゅう、洛中、【名】部落の中
らちゃああかん、らちゃーあかん:どうにもならない
らちもなあ、らちもなー、らちもない【形動】@くだらない、 A価値がない、B簡単な、容易な
らっしもない、らっしもなあ、らっしもなー【形】@乱雑に散らかってどうしようもない、Aお手上げだ、どうしようもない
(例)おまーの部屋ー、らっしゃーなーのー、ウジがわくでー
=らっしゃあない、らっしゃーない、らっしゃあなあ、らっしゃーなー
らっせ【名】非常に物が多い状態、頻繁な状態
らっせに【副】ものすごく、莫大に、
らっぱ【名】@ほら吹き、Aスパイ
→らっぱじゃけえ ほら吹きだから
らんきょう、らんきょー【名】らっきょう
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りはつな、利発な【形動】賢い、回転の速い、
≒しごんならん
りゅきいも、りゅーきいも、りゅうきゅういも、りゅーきゅーいも【野菜】さつまいも
りゅうかく、りゅーかく【名】几帳面、厳格
りゅうかくな、りゅーかくな【形動】かたぐるしい、厳格な
りゅうかくもん、りゅーかくもん【名】律儀者、
りょうひら、りょーひら【名】両側
=りょうかた、りょーかた
=りょうつら、りょーつら
(反意語)かたひら、かたつら 片側
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〜れん 〜できない(動詞に付けて、不可能の意味になる)
(例)食べれん、帰れん、来れん、走れん
れえこん、れーこん【名】蓮根
れんぎ【名】すりこぎ
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〜ろう【助詞】 ...でしょう、...だよね(念を押す、同意を求める、語尾を上げれば疑問の意味も含む)
(例)あさっての寄り合いに、あんたも行くろう:明後日の寄り合いに貴方も出席されますよね?
(例)そんな薄着じゃー、寒いろう
ろくすっぽ〜ない【副】ほとんど〜ない、満足に〜ない、十分に〜ない
否定的な意味の掛かり副詞
ろくなこと:大したことではない、普通のこと
ろくにする:気楽にする
〜ろうが 〜〜のはずだが(念押し、疑問)
(例)こんな事一々いわんでも分かっちょろーが
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ランタナ 2002,8,20
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わ・ん行 |
わいしゃつ、Yシャツ【名】カッターシャツ
わからんちい、わからんちー【名】@理解力がないバカ、説明してものみ込みが悪い者、A偏執狂、B自分の言い分だけを主張するだけで相手の言い分を聞こうとしない者
=わからんしい、わからんしー
わきざまし、沸き冷まし【名】@お燗の酒が冷えアルコールが飛んだもの、A湯さまし
わきゃあなあ、わきゃーなー、わきゃあない、わきゃーない【形】@容易な、簡単な、A問題ない
わざっと【副】わざと、故意に
≒わざに【副】わざわざ、特別に
わし【名】俺(男性が使う)、わたし、ぼく、
うち(うちらあ):女性が自分(達)を指して言う場合に使う
わし(わしらあ):男性が自分(達)を指して言う場合に使う
わしかた、わしがた【名】私の家
=わしたか
わじく、わじくる【他】割って露出させる →栗のイガをわじくる
≒わにくる
わじける【自】裂ける、割れて露出する、
≒わにける
→ザクロの実が(アケビの実が)わじけとるいね。
わしゃあ、わしゃー 私は、俺は、(男性が使う)
わしらあ、わしらー【名】俺たち、我々 (男性が使う)
(類)うちゃあ、うちゃー:私は (女性が使う)
うちらあ、うちらー:私たちは (女性が使う)
わずろうしい、わずろーしー【形】わずらわしい、
≒うずろうしい、うずろーしー【形】うっとうしい
わっか、わっぱ【名】輪
わて:@〜宛、A私
〜わて、〜わあて 〜毎、〜ずつ (例)めいめいに一つわてあげんさい
わに【名】脚を左右に大きく開くこと、(ワニの口が大きく開く事からきた?)
わにくる【動】@ガバッと広げる、大きく開く A露出する
≒わじける
わにくってる【形動】@大きく広がっている、ガバッと開いている、 A露出している、
わにける【自】@大きく広がる、A露出する
わころがし、輪転がし【遊び】自転車のリム(廃品)を竹棒で転がす遊び
=わまわし、輪回し
わや【名】わやくちゃ、めちゃくちゃ
=わやくそ
(例)きにょーの忘年会わやなんじゃけーやれんかんたんよー:昨日の忘年会は滅茶苦茶でどうにもならんかんたのよ
わやにする :滅茶苦茶にする
わらばき、藁履き【名】ワラで編んだ草履、(濡れても滑らないので川に入ったりするのに重宝したものでした)
わらわかす【他】笑わす
わりき【名】割木、薪、
頭、悪いの?:頭が痛いの?(風邪で頭痛の時などに使うが、誤解されそうな表現)
わりい、わりー【形】悪い
わるかったのう、わるかったのー、わるかったねー【挨拶】@ごめんね、大変だったね、苦労かけたね、Aありがとうね、サンキュー
わるさ【名】いたずら、悪事、
わるうすりゃあ、わるーすりゃー:もしかすると、場合によったら、
わらすぼ【名】ワラを束ねて、柿を入れたり、柚餅子を入れたりした
わらふき、わら葺き【行事】藁葺き屋根をふくこと、その作業、(急勾配の屋根葺き作業は大変で部落の共同作業でした。今では技術もすたれ、共同作業も行われなくなって維持が困難です。)
わりい、わりー【形】悪い
わりかし【副】わりと、まあまあ、比較的、
わるたんぼう、わるたんぼー【名】わるがき、悪漢
=あくたれ、わるたれ、
われえ、われー【名】おまえ、きさま、(下品な言い方)
=わりゃあ、わりゃー
(文例)われえ、しごうしたろうか (威嚇用語)
わろう、わろー【動】笑う
わらいもん【名】笑われ者、笑われるような愚か者
わんこ【名】@お椀 Aイヌ(幼児語)
〜ん〜 〜の、〜の様な、
→かわんぎし(川の岸)、やまんたに(山の谷)
→くまんばち(熊の蜂):熊蜂、熊のように大きな蜂
→たんくさ(田ん草):田の草、田に生えている草
→やまんば(山婆):山にいる怖ろしい婆
〜ん 〜出来ない(否定形)
(例)来れん、買わん、買えん、食えん、出来ん、
〜んなや 語尾に付けて否定の強調
→いんさんなや、いいんさんなや 言ったらダメだよ
〜んよ 〜したのよ、(強調する)
(例)彼とデートしたんよ、スイカたべたんよ、もう寝るんよ
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忘れな草 2007,4,15 |
クリスマスローズ 2007,3,15 |
路傍の昼顔と秋桜(コスモス) 2006,8,26 |
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