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 石見方言(益田方言)一覧表


 ≪あかさたな各行別のリスト≫
 個々の語句の用例、微妙な意味の付帯説明などは、この各行別リストにより詳しくまとめてあります。 
 どうぞそちらも併せてご覧ください。(更新が追いつきません、
一覧表を優先しています)
        
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 私の偏見と独断により、大胆に編集しました。ただし、文法についてはまったく自信ありません。
 また、用例文についても、益田弁独特の微妙な使い方話し方をかなり忘れています。
 残念ながら、田舎の雰囲気や訛りのニュワンスまでもは、とてもお伝えできていないでしょう。
 石見弁(益田弁)なのかしら? と迷う語句も多くありました。決めかねたものは、原則掲載しました。
 石見弁ではありませんが、益田地方独特の風習、行事、民具、なども少々織り込みました。

 

 もし間違いにきづかれましたら、感想がおありでしたら、どうぞメールでお寄せください。
  
      
→mail



 石見地方山村の夏:どこでも見られる風景です。雑木の深緑、山麓斜面にわずかばかりの畑や棚田があり、狭い平地は水田です。子供たちの服装はもっとみすぼらしく、石見瓦やわら葺き屋根の民家はもっともっと貧相でした。  映画≪天然コケッコー≫提供

 石見(美都)の秋 2006,11 ますださんらいずネットより。赤茶けた石見瓦、白壁、山をおおう雑木の深緑、そして紅葉、ありふれた風景です。わらぶき屋根の民家とたわわに実って色づいた鈴柿(山柿)でもあればさらに完璧でしょう。 (秦佐八郎記念館


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 石見弁(益田弁)一覧表にしてまとめてみました。

 ≪石見弁・益田弁の発音/言い回し/語句の特色≫
  1)ー(長音)が多用されます。長音で語句を強調したり、助詞、接続詞を省略します。
  2)ん(撥音)も多用されます。
  3) (促音)が微妙に多用されます。私の故郷の石西山間部(美キ、匹見)では特にそうです。
  4)発音そのものは標準語と変わりません。
  5)たいした意味もなく調子取りに使われる語句も多いです。
   ー、はー、まー、たー、さー、etc..:間投詞?副詞?接続詞?助詞?何でしょうか
     意味がある場合もあり、調子取りで意味が無い場合もあり、状況により多彩に変化します。
  6)擬態語、擬音語が豊富です。人間関係が濃密であり、微妙な心理の綾を表現したのでしょう?
  7)古語がかなり多く残されています。
  8)似たような意味の語句も多く、微妙に使い分けられていたのですが、標準語への翻訳が困難です。

         
          あ行 


ああぬく、あーぬく
【自動】仰向く、上を見る
(反意語)
かごむ、うつぶく
ああゆうしこう、あーゆーしこう、ああいうしこう、あーいうしこう:あの様、あのような具合、
(例)ああゆうしこうに遣りんちゃったらえーが:ああいう具合にされたらいいよ
あい【魚名】あゆ 鮎、
あいかけ   →鮎掛け
あいめし →鮎飯
あいこ【名】引き分け、同等、
〜あいこ、〜あっこ【名】お互いにしあうこと、
(例)話し合いこ、走りあいこ、手伝いあいこ
〜やいこ、〜やっこ

あいた【間?】しまった失敗してしまった。しくじった
あいたいずく【名】@一対一の話し合い、A一対一で
あいだけ
 あれだけ
あいどし【名】同じ年
あいま【名】間、
あいまに【副】間に、
あうち【名】うちわ
あうつ【動】うちわで風を送る、(例)炭火ーもっとあうって、カンカンに起こしてーや
あうちかぜ【隠語】花街由来の隠語、暑いので男女が裸で同衾して風邪をひいた→肉体関係を結ぶ、SEXする、の意味
風邪が入った、そりゃー、あうちかぜじゃろーがや?:風邪をひいた、そりゃあ、昨晩いいことしたんじゃろう?
あえたりもんだり、和えたり揉んだり:あれこれ、あれやこれやと
あおじみ【名】青アザ、内出血斑、
(類語)くろじみあかじみ
ああぬけだま、あーぬけだま【名】仰向け
ああのけだま、あおのけだま、あーのけだま
ああのけ、あおのけ、あーのけ
ああのけざま、あーのけざま、あおのけざま
あおばな
【名】青い鼻汁、(昔は栄養状態も悪く、青ばなを垂らした子が珍しくなかった、最近はほとんど見られない)
あがあな、あがーな【形動】あのような、
あげえな、あげーな
あんとうな、あんとーな
こねえな、こねーな こんな、このような
(類語)こがあな、こがーな、そがあな、そがーなそねえな、そねーな、
あがあなこがあな、あがーなこがーな:あんなこんな、
あがあこがあ、あがーこがー
あかい、あかあ、あかー【形】@明るい  A赤い
あかあなる、あかーなる、あこうなる、あこーなる  @明るくなるかあ、こう、にアクセントをおく) A赤くなるにアクセントをおく)
あがく【自動】@もがく A寝相が悪く動き回る B溺れて苦しがる
あずる
あかじみ【名】赤いアザ、
(類語)
くろじみ、あおじみ
あがなもの、あがーなもの、あがなもん、あがーなもん:あんなもの
あかの、赤の【形動】@完全に、全くの A大いに
あかのたにん、赤の他人:全くの他人、完全に他人
あかはじ、赤恥:大恥
あかまつ
【魚】婚姻色で赤く色づいたハヤのオス
あがりと、上がり戸
【名】上がり口、土間から部屋へ上がる部分、(昔の家屋には農作業や炊事をする広い土間があった)
あがる
【自動】召し上がる、
あがんさい
:どうぞお召し上がりください
(例)そんにかしこまらんと、あがんさいや:そんなに遠慮せずに、召し上がってください
あがりがまち
【家】玄関口、玄関の靴脱ぎ
あく【自動】@飽きる、倦む、退屈する、A空く 
  にアクセントがある@。にアクセントがあるとA 
ああた、あーた:@飽いた、 A空いた、B開いた
あくたれ
【名】憎まれ口
あくたれぐち
あくどい【形】味が濃厚過ぎること
あけのひ、明けの日、あくるひ、明くる日【名】明日
あげる【動】食べ物を吐く、もどす
あご【魚】トビウオ、飛び魚
あさかた、朝方【名】夜明け、早朝
あさって【名】@見当違い A明後日
あさってのほう、あさってのほー【名】とんでもない方向
あさま、朝間【名】朝、
あしがはやい、足が速い【形】魚や生ものが腐りやすい (方言ではないが徐々に使われなくなってきている。田舎でもわが家でも普通に今も使っている)
 (例)アゴは足が速いけー、山家では刺身は食えんかったがのう: 飛び魚は腐りやすかったので、山村では刺し身では食えなかったよ
あしがおそい、足が遅い【形】長持ちがする、腐りにくい
あじがき、味柿
【名】甘柿
きねり
あしたぶ、あしたぶら【体】@足の裏(かかと、土踏まず)A脚の腹(ふくらはぎ)
あしつぎ、脚継ぎ【名】踏み台、脚立
あしのこ【名】仲介料、駄賃
あしのこをはく:仲介料を上乗せする
あしのべる【動】@脚を伸ばして横になる、脚を伸ばすA気楽にする
あずりこずり【副】やっとのことで、なんとかかんとか
あすぶ【自動】遊ぶ、
あすばんこうに、あすばんこーに:遊ばないで、
あそばーで、あそばんこーで、あそばんで
日が短いけーねー、あすばんこーに、かえりんちゃい
あずる【自動】@もがく、Aてこずる、葛藤するB寝相が悪く動き回る
あがく
あたまめっこ【名】頭ごなし、
あたん【名】仕返し、憎んでやり返すこと、復讐
あっから
  あそこから
あっけのう、あっけのー【形】@物足りない、Aあっけなく
あっこ  あそこ
あっちゃこっちゃ【副】あっちこっち、あちらこちら
あっちゃあこっちゃあ、あっちゃーこっちゃー
あっちらこっちら、あっちゃらこっちゃら
あっちべた【名】@あちら側 Aあちら面
あっちゃべた
こっちべた
あっぱっぱー【服装】寸胴の風とおしの良い夏の女性用服
あつもん【名】あついもの、熱いもの、厚いもの
〜あて  〜ずつ、〜毎
→ちっとあて、一個あて、各々あて
あで【農業】あぜ畦、土を盛り上げた田の境
あてこすり【名】当て推量
あでぬり、あで塗り【農、動】あぜを水が漏らないようにぬり固めること、
あでみち【名】あぜ道
あてんぼう、あてんぼー【名】当てずっぽう、思いつき、
あてっぽう、あてっぽー
あとずさる【自動】後退する、
あののう、あののー、あんのー【間投詞】 あのね、
あねえこねえ、あねーこねーえ【副】あれこれ、あれやこれや、ああじゃこうじゃ、
あにい、あにー【名】兄、にいさん
あねえ、あねー【名】姉、ねえさん
あばい、あばいい、あばいー【形】愛らしい、可愛い、(例)ま〜あばいーべべじゃねーや:なんとまあ可愛らしい着物だこと
あばいかし【名】正座
あばいかしをする、あばいかしーする【動】正座をする
かしこまる
あばれる【動】乱暴する、暴力をふるう
あび
【名】水泳、水浴び
あぶあぶ【副】ぶかぶか
あぶあぶする  (着物が)ゆるくてブカブカな
あぶあぶな【形動】
あぶらっこ【名】仲間に入れてもらえないような付け足しっ子、 (昔はさまざまな年齢の子供が一緒に遊ぶことが多く、小さい子供にはハンディを与えていた)
あぶれっこ
あぶらむし、油虫【名】@ゴキブリ、A稲の害虫の一種
あぶれる【自動】あふれる、余る、
あべる【動】@行水をする、A水泳をする、泳ぐ
あべ、みずあべ【名】@行水、A水泳
あぼうする:可愛くする
あほたれ【名】馬鹿者、阿呆、
あほだら、あほんだら、あんぽんたん
あまい【形】@味が薄い、塩味が足りない A詰めが甘い
あもうなる、あもーなる @甘くなる A厳しさが緩くなる
にあくせんとがあると@、モウにアクセントがあるとA)
あまがい【名】甘酒、手製の甘酒
あまがゆ
あまみやすうない、あまみやすーない、あまみやすうなあ、あまみやすーなー【形】あまり易しくない、そんなに甘くはない
あまんじゃく【名】@天の邪鬼、A何でもすぐに反対する人
あめふらし【昆虫】アメンボウ、ミズスマシ
あやけない、あやけなー【形】あどけない、幼稚な。
(〜が)あらあ、 〜があるよ、〜があるからね(強調)
(〜が)あろう、 〜があるよね、(念を押したり、同意を求める)
あらかじめ【副】@前もって、 Aおおよそ、だいたい
あらかす【動】荒らす
あらたあ、あらたー、新たあ、【形】新しい、
まるた、まるたな
あらまし、粗まし【副】だいたい、おおまかに、あらかた
あらましい、あらましー、荒ましい【形】@荒っぽい、荒々した、A粗末な、ぞんざいな
あらびる【動】@あばれる、あれくるう、A騒ぐ
ありげな、ありんげな【形動】有りそうな
ありがとーなら、みみずはじゅーご、いもむしゃはたちででよめにいく:ありがとう、どう致しまして(言葉遊び)蟻が十歳なら、ミミズは十五歳、芋虫は二十歳で嫁に行く、(ありがとうと言われて、照れ隠しに、どう致しましてと切り返す感じ。啖呵売りの口上が元だそうです。)
ありがとーさん、みみずかーさん
ありご、ありんご【昆虫】アリ、蟻、
ありゃあ、ありゃー【代名】@あれ、Aあの人
 (例)ありゃー、あくたれじゃったでのー:あの子は悪ガキだったよな
ありゃあこりゃあ、ありゃーこりゃー【副】あれやこれや
ありゃせん、ありゃーせん :ない、ありません
ありゃあねえ、ありゃーねー、ありゃあのう、ありゃーのー @あれはね Aあの人はね、
ありゃりゃあ、ありゃりゃー【感嘆詞】あれあれ、
〜あるけえじゃが、あるけーじゃが 〜であるのだが、しかし、...だ。  (例)子供の悪戯じゃああるけえじゃが、まどうてもらうけーね:子供の悪戯ではあるけれど、弁償してもらいますよ
あれといや、 それはないよ、(ある程度予想はしていたが、やはりなあ、裏切られた失望感を含む)
あろうが、あろーが
  あるだろう、あるがね(念を押す)
あろうがや、あろーがや
あわこ【名】魚の卵巣
あわす
【他】渋柿の渋抜きをする、
あわしがき【名】渋抜きをした柿、(少し酸味があって美味しい)
あんき【名】安心、気楽、
あんきな【形動】安心な、気楽な
あんきょう【名】あんきょ暗渠:(道路下や地下に掘られた水路、排水路)
あんけつ【名】安閑、のんびり構えること
あんけつこく:安閑と構える、のんびり構える
あんげん【副】あれっきり、あれだけ
あんころ、あんころもち【名】甘いあんが入った餅
あんじゅさん【名】尼さん
あんじょう、あんじょー【名】@兄さん、A年上の男、にアクセントがある) 【副】A思ったとおり、予想の通り、ジョーにアクセントがある)
あんたあ、あんたー【名詞】@あなた、(親しい間柄での呼びかけ、) Aお宅
あんたの子でなし、親でなし、赤の他人じゃ、ほっちっち:貴方とは他人だから放っといてくれ。(あかんべー、かばちをたれる時の囃し言葉)
あんたたか【名詞】あなたの家、あなたのお宅
あんたんたか
 〜たか  〜のかた、〜のお宅、〜の家
あんとうこんとう、あんとーこんとー:あれこれ
あんとうな、あんとーな【代名】あのような 
あがあな、あがーな
あんなあ、あんなー、あんね、あんねえ、あんねー【間投詞】あのね、あのな
あんに【代名】あのように、あそこに
あんばい【名】具合
あんぽんたん【名】アホ、バカ、ばかたれ
 (囃子唄)バーカ、カーバ、チンドン屋、おまーのカカー出べそ、
  鼻くそ丸めて、あんぽんた〜ん
 子供が相手をからかうとき
あんまり【副】あまり、(なまったモノ)
あんもち【名】大福餅、小豆あんが入った餅
あんころもち


いいごと、いーごと【名】手前勝手な言い訳、勝手な理屈
いいきび、いーきび【名】ざまを見ろ、いい気味
いいきび、とうきび、なんまんきび、おまあーのカカー出べそ、鼻くそ丸めてアンポンタン
いいえのう、いいえのー :@いえいえ、どいいたしまして Aいや、違いますよ、(の意味で、「いいえ」の箇所を強調している)
いいやのいいやのういいやのー
いんやのいんやのういんやのー
いいね、〜いーね  〜でね、ね(強調) (例)そんなこたーまっこと知らんいーね。 ソンなことは全然知らないよ
いいなる、いーなる:言いなさる
いいやい、いーやい【名】言い争い、論争
いいやいこ、いいやいっこ、いーやいっこ【名】言い合い、言い争い、論争
〜いいよん、いーよん、言いよん、いいよんね、いーよんね、いーよんねん 〜言っているの?
(例)何いーよん?:何を言っているの
いうたった、ゆうたった、ゆーたった:言ってやった、言うてしまった
いうまんま、ゆうまんま、ゆーまんま  言うまま、
いかい、いかあ、いかー【形】大きい
いが【名】トゲ
いがい【形】@イガイガした、チクチクイガイガ刺すような、A毛虫に刺された痛み痒み
いがく【動】湯がく
いがぐりあたま【体】髪が毬栗のように立った短髪頭
いかざった:行かなかった
いかんかった、いかんだった
いかずごけ【名】嫁に行かない年増女
ゆかずごけ
いがむ【自動】歪む
よがむ
いがんどる、よがんどる:歪んでいる
いがる【自動】叫ぶ、怒鳴る、大声を張り上げる、
いがり声
いかん  @(=いけん)ダメ、〜してはいけない A(行かん)行かない、行く気はない(意志の否定)
いけん、 @イカン、ダメ、しまった A行けない、行かれない(不可能の意味)
いかれん、いかれんけえ、いかれんけー
いかんのう、いかんのー @いかん、ダメ、しまった(を強調した言い方)
いきしな【名】行きがけ、いく途中、
(類)帰りしな走りしな、
いきつく、行き着く【動】死ぬ、命が尽きる
いけすかん【形動】@嫌いな、好きでない、A性格が合わずに嫌いだ、
いけず【名】@イタズラ、A好ましくない、
いける他動】池やくぼみを埋める
いけんなあ、いけんあー ダメだなあ、しまったなあ
いーこーやー医光寺、まーいろーやー万福寺、まいってわるさー専光寺:石見益田地方の数え歌の出だし
いごいごする【自動】虫が動くような異物があるような違和感がある
 (例)背中がいごいごするんじゃが何かおらん?
いごく【自動】動く
ゆごく
いさぶる【他動】揺さぶる、揺り動かす
いぢごえ
【名】怒り声
いじいじ【副】いじくれて、ぐずぐず消極的に、
いじいじする【動】いじくれる、ぐずぐず消極的になる
いじくさ、いじくた【名】意地悪なこと
いじくさい、意地くさい【形】意地悪い
いじくされ【名】意地悪な者
いじっとう、いじっとー【名】意地っ張り、
いじっとうな、いじっとーな【形動】意地っ張りな、片意地な、
いじらいじらする【自動】ジリジリする、じれる
いじる【動】@意地悪をする、いじめる、A酷使する、Bもてあそぶ、C手悪さをする
いすぐ【動】@洗い濯ぐ、Aゆすぐ、B揺り動かす
いだ、イダ【魚名】ウグイ
いざ、イザ
いたしい、いたしー【形】@苦しい、大変な、しんどい A難しい、困難な、B体のあちこちが痛む
えらい、えらー
いたまごい【名】@暇乞い、A永の別れ、永遠の別れ
いとまごい
いためる【他動】@いじめる、A傷つける
いちがいな【形動】頑固な、一徹な
いちんち【名】一日
→一日(いちんち)、二日(ににち)、三日(さんち)、四日(よんにち)、五日(ごんち)、六日(ろくんち)、七日(ひちんち)、八日(はちんち)、九日(くんち)、十日(じゅうにち)、十一日(じゅういちんち)、十二日(じゅうににち)、、、、、、、と数えていく
いついき【副】いつも、常時、
いっこく【名】頑固、一徹
いっこくな【形動】頑固な、一徹な
いっこんにこん  一匹、二匹(魚を数える単位)
いっさら、にさら  一皿、二皿、(皿に盛りつけた料理を数える単位)
いっしょくたんに  区別しないで、同じように
いっこも【副】少しも、まったく (否定の掛かり副詞)
いっそ【副】全く、一つも (否定の掛かり副詞)
いっそ(いっこも)....ない
いったかいなあー  言ったかしら
いったかいのー
いっちょうら、いっちょーら【服装】特別大事な服装、晴れ着、
いっつも【副】いつも、いつでも、
 (例)あんたー、いっつもはぶてとりんさたーのー:貴方は何時も怒ってふてくされておられたねえ
いってかす、言ってかす【動】言って聞かす、説得する
いってきかせる【動】@諭す、教える、A説教する
ゆうてかす、ゆーてかす
行って帰ります【挨拶句】行ってきます
←→行って帰りんさい(ちゃい) いってらっしゃい 
いっぷく【名】休憩、(タバコを一服吸って一息入れるから由来)
たばこ【名】休憩、休息
いっぷくする、一服する【動】一休みする
たばこにする
(有名な逸話に、小泉八雲が松江中学から浜田中学の教師に転任した時、生徒が「そろそろ一服しまいか」と言うのを聞いて激怒したという話があります)
いつもかつも【副】いつも、いつでも、
いついき
いで【名】@用水路、A堰
いでる
【動】@湯がく、ゆでる、湯でる、A炒る、煎る
いとどり、いとんどり、糸取り【遊】あやとり
いとまごい【名】別れ、永の別れを告げる、告別、
いなげな【形動】変な、あやしい、不気味な
いなす【他動】帰らす、帰らせる、
〜いね:@〜よ、〜ね(強調) A〜そうだよ(伝聞)
そりゃーそーいね:それはそうだよ、
  坂道かきつーて難儀したいね:坂道が急で難儀をしましたよ

いなびかり、稻光【名】稲妻、雷光
いねはで【農業】稲はぜ、稲を天日干しする柵、
いなんご、イナンゴ【昆虫】イナゴ
いにしな【名】帰りがけ、帰る途中
〜しな【接尾】〜している途中、〜している時
いぬ、いぬる【自動】帰る 
いぬる月:過ぎ去った月
いのういのうやあ、いのーやー、いぬろうやあ、いぬろーやー 帰ろうや、帰えろうよ
いのうで、いのーで、いぬろうで、いぬろーで 帰ろうで、帰ろうや、帰ろうよ
いぬろう、いぬろー
いぬの、いぬん、いぬんの  帰るの?(疑問)
いね、いねや、いねえや、いねーや、 帰れ、帰ってしまえ (後になるほど強い命令の言い方)
いにんさい、いにんちゃい 帰りなさい、帰りなさいな(普通の言い方の命令)
いねん @帰らない(否定) A帰れない(不可能)
いびる【動】@苦しめる、Aいじめる、B火床に入れて焼く
いぶる
【動】@皮肉を込めていじめる、Aくすぶる、くすぶらせる
いまかた
【副】さっき、つい先頃
いもひき
【名】@内気、いつも親の後をついて行くようなような状態、Aへっぴり腰Bグズグズすること
いんじゃうん?
  帰ってしまうの?(まだ帰らないで欲しいのに)(願望を含んだ疑問の言い回し)
いんじゃったん、 もう既に帰ってしまったの?もう既に帰ってしまわれたの?(過去完了の疑問、尊敬を込めた過去完了の疑問)
いんだん もう既に帰ったの?(過去疑問)
いんどるん もう既に帰ってしまったの?(過去完了の疑問)
いんで  帰って
いんだ  帰った 
いぬまんま【名】汁かけ飯、
いぬめし
ねこまんま、ねこめし
いねこき、いねこぎ【農業】脱穀、よく天日で乾燥させた後、稲こぎ機(脱穀機)でモミを収穫して稲ワラと分離させた。
いねずみ、いねねずみ、稲ネズミ【名】野ねずみ、(非常に小さく稲に巣をかけて、子供を産んでいた)
いばり【名】小便、オシッコ
いましがた【名】つい先ほど、
いもずいしゃ、いもすいしゃ、芋水車【用具】特に里芋の皮を剥くのり利用された小水車。(割竹の角を刃にし筒にイモを入れて水力で回す、)
イモムシ【昆虫】白いコロコロした蛆、兜虫の幼虫
いいやがる、いーやがる、 (不愉快なことを)言う
いいやがった、いーやがった (不愉快なことを)言った
(例)おまえらー、アホなことばっかー言いやがって、勝手にしくされ、わしやー知らんけー!:お前達は、アホな事ばかり言って、勝手にしなさい。私は知らないからね
いやけない、いやけなー【形】@可哀想な、痛々しい、Aむごい、残酷な
いら【名詞】@気が短く神経質なこと、その人 Aイライラ
(例)あの子はいらじゃけー、きーつけてーや:あの子は神経質で気が短いから気をつけてね
いらう、いろう【他動】@さわる、触れる Aからかう
かまう
いじくる
いらく【自動】乾く
いらん  要らない、不必要だ
いらんことしい、いらんことしー【名】余計なことをする者
いらんせわ【名】不必要なお節介
おおきなまんじゅう、おーきなまんじゅー、大きな饅頭
いりゃあせん、いりゃーせん  要らない、不満だ、
おいりゃあせん、おいりゃーせん
いろめ【名】顔色
いわえる【他動】結ぶ、ヒモを縛る、くくる
ゆわえる
いわんこって  言うべきではない、言うなよ、
ゆわんこって
いんぐらもんぐら、いんぐりもんぐり @モゾモゾ、カラダをくれらせ不格好な様、A優柔不断、Bのらりくらり
いんころ、いぬころ【名】イヌの子
いんさんな:帰ったらいけませんよ
いんじゃんさい:お帰り下さい
いんでだ:お帰りになるそうだ
いんじゅうもん、いんじゅーもん【名】恥ずかしがり屋
いんじゅんな【形動】内気な、引っ込み思案な、
いんじりもんじり  恥ずかしくてモジモジする
いんま:今、現在
いんまがた:今し方、ホンの少し前
いんなさき
いんや、いんやー  いいえ、否、違うよ、
いんやの【挨拶句】どういたしまして
 (例)わるかったのう、 いんやの:気を遣ってもらって悪かったね。 いえいえ、どういたしまして
いいえのう、いいえのー、いいやの、いーやの、いんえのう、いんえのー


ううのうこうのう、うーのーこーのー【副】@ウジャウジャと、ああだこうだと、Aブツブツ文句ばかり言って、
うさぎつり【猟】針金を輪にした単純な罠、野ウサギの通り道に仕掛けた
うじゃける【動】@くずれる、Aグジャグジャに形がくずれる、Bただれる
うすあたま、臼頭【名】頭が大きい人
(類)はちあたま、鉢頭、【名】硬い頭、(頭どうしをぶっつけた時などに言う)
うずく【動】ズキズキ鈍く痛む
うずろうしい、うずろーしー【形】うっとうしい
わずろうしい、わずろーしー【形】わずらわしい
うそこき【名】嘘つき
うそこけ  嘘を言うな(拒絶、否定の命令)
うそをこく、うそーこく【動】嘘を言う
うち、うちゃあ、うちゃー【名】@私(女性が使う一人称)、A我が家、我が家族
 うち(うちらあ):女性が自分(達)を指して言う場合に使う
 わし、わちゃあ、わちゃー(わしらあ):男性が自分(達)を指して言う場合に使う
うちたか【名詞】うちかた、わたしの方、私のうち
うちんたか
うちかた、うちんかた
うちぼうき、うちぼーき、打ち箒【名】はたき
うちらあ、うちらー【名】わたしたち(女性が使う)
うっさく【動】ひどく殴る、ひどくたたく
ぶっさく
うつす
【他】こぼす、ひっくり返す
うっとうしい、うっとーしー【形】@やかましい、A口うるさくて邪魔くさい
うつれる【自】こぼれる、ひっくり返る
うつぶく【自動】うつむく、
うでたぶ、うでたぶら【体】上腕、かいな
うべる【他動】@湯に水を入れて温度を下げる A薄める
うべあわせる【動】埋め合わせる
うぼれる【自動】溺れる
うぼらかす、うぼらす【他動】溺れさせる
おぼらかす、おぼらす
うなじ【名】@後ろ頸、後ろ髪の生え際、A肩、
うなみ
【名】雌牛
めんたあー
(反意語)こっとい 雄牛
  =おんたあー
うね【名】@分水嶺、A高い部分
うねすねする
【自動】@胃が苦しいような胸焼けするような不快な気分がする A曲がりくねる
うま【名】脚立
うまんたに【地名】馬谷、
うみる【自動】@蒸し上がる、A化膿する、B飽きる、飽き飽きする
うみぼうず、海坊主【名】@水中から浮かび上がった時髪が顔に乱雑にまとわりついた様子、A海の妖怪
うむす【他動】@蒸す、 A蒸し暑い
うめる【他動】穴を塞ぐ、凹みをうづめる
うもる【自動】埋まる、沈む
うもれる
うらがえし【名】表裏が逆になっていること、
うるい、うるおい
【名】日照りが続いた後の恵みの雨、おしめり
ええ、うるいじゃーのー:日照りが続いた後の雨の日の農家の挨拶
うるう【動】@満腹する、A満ち足りる、B十分に雨が降って田畑を潤す
うるせえ、うるせー:うるさい
うわっぱり
【服装】上着、コート
うろ【漁具】うなぎ漁に使う細長い竹篭製の仕掛け


ええ、えー  @良い、いいよ、OK、 Aうまく
ええとこうと、えーとこーと:(思案中で)さてどうしたことか
ええとこで、えーとこで【名】良家の出身、良家風。
えかった、ええかった、えーかった  良かった
ええが、えーが:@良いけれど、A了解だけれど
ええけど、えーけどええけんど、えーけんど
ええこたあええが、えーこたーえーが
ええがいに、えーがいに、ええがに、えーがに【副】良い具合に、良い様に、
ええげに、えーげに【副】いい具合に、上手に、(微妙に違い、ええがいに、の方が意味が強い感じかな)
ええがいにいかん、えーがいにいかん、ええがにいかん、えーがにいかん 良い具合にいかない 
(よく言われる笑い話に、「えーがにいかんか?(よい具合にいきませんか)」を「映画に行かんか(映画に行きませんか)」と意味を取り違える話がある)
えぐい【形】渋いような苦いような
えぐいやつ ださくて煮え切らないやつ
えぐいも、エグイモ【野菜】サトイモ
ええかいのう?、えーかいのー? 大丈夫?
ええきび、えーきび いい気味、其れみたことか(不幸を喜ぶ気持ちがこもっている)
ええかげんにしい、えーかげんにしー、 いい加減にしなさい、もうダメだよ
ええげに、えーげに【副】上手に、いい具合に
ええこといい、えーこといー【名】@良いことばかり言うだけで、口先だけの中味のない浅薄なヤツ Aおべんちゃらを言うヤツ
ええころ、えーころ  ほどほど、まあまあ、
ええし、えーし【名】良家の出、良家の人、良家、(羨望の気持ちを込めた言い方)
ええしこうに、えーしこーに 良い具合に
ええしに、えーしに
ええじゃあなあかあ、えーじゃーなーかー、良いだろう、良いよね、OKだよな、
ええでな、えーでな  いいですよ、OKですよ、構わないですよ
ええとこずき【名】八方美人
ええとする、えーとする  良しとして終了する
ええにょうぼ、えーにょーぼ【名】@良い女房、A美人
ええのう、えーのー  いいですよね、OKだよね
ええのういう、ええのーいう、ええのうゆう、えーのーゆー おだてる、おべんちゃらを言う
ええなあ、えーなー  いいですね、OKだよね、
ええめにあう、えーめにあう @いい事にあう、運がよい、 Aえこ贔屓してもらう
まんがええ、まんがえー 
ええもん、えーもん【名】@おやつ、A上流の者、
ええけえ、えーけー いいよ、いいですよ、構わないよ
ええやっと、えーやっと【副】どうやらこうやら、やっとの事で
ええやらさっと、えーやらさっと【副】何とかかんとか、やっとの事で、
ええやらやっと
やっとこさっと、やっとこしょっと
ようやらさっと、ようやらやっと
ええろう、えーろう  良いよね、OKだよな
えがおにん、笑顔人【名】婚礼の進行係
えがま、柄鎌【名】まさかり
ちょうの、ちょうのう
えき
【名】狭い谷、小さな谷
えげつない、えげつなー
【形】@ひどい、A下品で嫌らしい
えげな、ええげな、えーげな
【形動】@良い、良さそうな A気に入った
えずき【名】吐き気、空嘔吐、
からえずき【名】嘔吐しない吐き気
えずく【自動】吐き気を催す、吐き気がする、
えっこ【名】すわること、お座り、
えっと、ええっと、えーっと【副】(量が)多く、たくさん
じょうに、じょーに【副】(数が)多い
えどる【他動】文字や絵の輪郭をなぞる
えば【名詞】クモの巣、ネバネバしたクモの糸
えべっさん【名】恵比寿さん
えべすばしら、えびすばしら、恵比寿柱【名】大黒柱、四つ部屋の中心にある太い柱
えぼし烏帽子【動物】ニワトリのとさか鶏冠
えばる【動】わがままで威張り散らす
えらい、えらあ、えらー【副】非常に、とても、【形】@辛い、苦しい、しんどい(偉い、賢いの意味ではない) 
いたしい、いたしー
えらい、えらあ、えらー【副】とても、たいそう、ずいぶん
ぶち、ぶっちぃ
 (例)今朝はえらい早ーのー?:今朝はまたずいぶんと早いですね!
えんがまち【名】縁側
えんこう【名】カッパ、河に棲む妖怪
えんこうばな、えんこーばな【名】曼珠沙華、彼岸花
えんにょう【副】@うんと、しっかりと、思う存分、A遠慮なく、
えんぺつ【名】鉛筆
えんやらやっと【副】程々順調に、なんとかかんとか
えんやらさっと、えんやさっと、
えんるい、遠類【名】付き合いの薄い親戚、遠い親戚


おあがんさったかな【挨拶】朝食後の挨拶、朝食はお済みになったかね、おはようございます
おいい、おいー【形】多い、
おいこ、負い子【民具】薪などを背負う道具
=しょいこ
おうじょうこく、おーじょーこく【自】@苦労する A難儀する、四苦八苦する
おうじょうする、おーじょーする
おいちゃんさい 終えてください
おいっちょ【名】お手玉
おじゃみ
おいでる【自動】居る、おられる、
おいでんさい  きてください、おいで下さい
おいでんさる  @来られる、おいでになる A居る、在宅している
おいでんさるかいの? (挨拶)ご在宅ですかね?ご出席されますか?
おいでるかな?  (挨拶)おられるかね?  出席されるかね?
おいりゃあせん、おいりゃーせん @要らない、A不満だ
いりゃあせん、いりゃーせん
おいりゃーせんかいなー (挨拶)御用はありませんか、ご必要ではありませんか、(行商のおばさんが言っていた)
おえりゃあせん、おえりゃーせん @終わらない、始末にこまる、A手に余る、困ったこった
おう【自動】@逢う、会う、A合う、合致する
おうてんない(ですか) 会ってみないですか?(丁寧な言い方)
おう【他動】@おんぶする、背負う、A困難を背負い込む
かるう、しょるう、おぶう
おうくじ、おーくじ、おおくじ、おうくじょ、おおくじょ、おーくじょ【名】たいそう怒ること
おうくじうくる、おーくじゅーくる、おおくじゅうくる、おおくじょうくる、おーくじょーくる【動】たいそう怒る
おうかた、おおかた、おーかた【副】だいたい、およそ
おおぎょうな、おーぎょーな【形動】大げさな
おうけに、おーけに、おうきに、おーきに【挨拶】ありがとう
おうごと、おーごと【名】大事、大変なこと、一大事、
おえる【動】ペニスが勃起する
おえりゃあせん、おえりゃーせん、おえりゃあせんがあ、おえりゃーせんがー:どうしようもない、手に負えない
おおちゃくな、おーちゃくな【形動】@怠けてばかりいること、A怠け者の
おおちゃくもん、おうちゃくもん、おーちゃくもん
【名】@怠け者、Aずるいヤツ
おうつごもり、おおつごもり、おーつごもり
【名】大晦日
おうどうな、おーどーな
【形動】@横柄な、A図太い、厚かましい
おお〜、おー〜  大きな〜、程度がひどい
おおがんさい、おーがんさい、:召し上がれ
おおきに、おーきに、おおけに、おーけに【挨拶】ありがとう
おおけに、おーけに
おおがっそう、おーがっそう【名】@髪がぼーぼーに伸びた状態、A髪が伸び乱れただらしない状態
がっそう、兀僧【名】(1)江戸時代の男の髪形。総髪。月代(さかやき)を剃らず、のばした髪を頭上で束ねたもの。また、そうした者。医者・坊主などが主にした。
(2)江戸時代の子供の髪形。のばした髪が、まだ束ねるに至らないもの。

おおごっそう、おーごっそー【名】たいそう豪華な料理、たいそうなご馳走
おおごっつう、おーごっつ
ごっそう、ごっそー
おおきなかお、大きな顔【名】@高慢な態度、威張った態度、生意気な態度、Aふくれっ面、不満顔
おおけなかお、おおけな顔
おおきな饅頭おおけな饅頭【名】いらぬお節介、ありがた迷惑
おおけな、おーけな【形動】大きな
おおそうぞう、おーそーぞー【名】大騒動、大変騒々しい事
おおてんくら、おーてんくら【名】大嘘、全くの作り事 (馬鹿馬鹿しいウソ、奇想天外な絵空事、実現不可能なウソ、などの気持ちが入る)
てんくら【名】うそ、作り事
おおへいもん、おーへーもん、横柄者【名】人を人と思わない者、横柄で失礼な者
おおべんきょう、おーべんきょー
【名】@大幅な値引き、大きな値下げ、A猛勉強すること
おおねずみ、おーねずみ
【名】大きなネズミ
おおもの、おーもの【名】@饒舌、多弁、A大言
おおものいい、おーものいー、大物言い【名】@おしゃべりな人、A大言壮語の人
おおよそ、おーよそ
【副】だいたい、大まかに、約
おかいさん【料理】おかゆ、粥、
かい、おかい
おかしげな【形動】奇妙な、変な、
おかっさん【名】(庄屋、お寺など)上流の奥さん、
おかっつ
おかまえ、おかまい【名】気を遣うこと、接待
おがまれない【形】見られないほど不細工な
おがむ【動】祈る、祈祷する、拝む
おき【名】炭火、火を起こした炭
おきをおこす、おきーおこす  炭火を起こす
おきんさい、おきんちゃい @終わってください、終わりましょう、A物を置きなさい
おえんさい、おえんちゃい
しまいんさい、しまいんちゃい
おく【動】@終わる、終わらせる A止める、B置く
おくらかす【他】遅らせる、遅らす
おくれえや、おくれーや  くださいな
おくれんさい  ください
おこす【他動】よこす
おさめる【他動】しまう、片づける、
おさんどん【名】炊事
おしこみ、押し込み【家】押し入れ
おじける【動】怖がって尻込みする
おしぴん【名】画鋲、押しピン、
おしまいんさったかな【挨拶】夕方、晩方の挨拶、今晩は、もうお仕事を終えられましたか
しまう:片づける、終わりにする
おじゃみ【遊び】お手玉遊び、お手玉、
おせ【名】@大人、A一人前の男
おせえる、おせーる【動】教える
おぞい【形】@怖い、おぞましい、A疎ましい、
おそらかす【他動】怖がらせる
ぼいしがらせる
おそれ【名】臆病者、
おそれんぼう、おそれんぼー
おだをあげる、おだーあげる【動】大声を上げる
=おだをまく、
おだーまく
おちゃんこ
【幼児語】すわること
おちょくる
【他】からかう、バカにする、
おちょぼぐち【名】小さな口
(〜して)おった 〜していた (例)田を耕しておった、
おっちょっこちょい、おちょっこちょい【名】軽率な人、そそっかしい人
おっちら、おっちらと【副】@落ち着いて、Aゆっくり余裕をもって
おっつあん、おっさん【名】おじさん、大人の男
おっつけ【副】@ほどなく、Aそのうち、いつか、Bそうこうしている間に
おってかねー、おってかのー【挨拶】こんにちわ、在宅かね、(緊密な間での簡単な挨拶)
おりんさるかのー、おりんさるかねー、おりんさるかいのー、おりんさるかいねー
おっぱん【名】仏飯、仏様にお供えする御飯
おてんとうさん【名】太陽、
おひさん、お日さん
おどし
【名】かかし、案山子
おとしがみ、落とし紙
【名】便所に使う紙、ちり紙
おとす
【他動】@鳥獣を屠殺する、A料理する
 (例)この鶏を一羽おとしてごっそうしよう
おとどい【名】男の兄弟
おとどし
【名】おととし、一昨年
おとつい【名】おととい 一昨日
おどりゃあ、おどりゃー【代】名】お前(怒った時に呼び捨てる)
おんどりゃあ、おんどりゃー
おどれ、おでおれえ、おどれー
おどろ【名】枝の薪木(焚き付けなどに使った)
おどろうしい、おどろーしー【形】不気味で恐ろしい
おどろおどろうしい【形】とても不気味で恐ろしい
おとんぼう、おとんぼー、おとんぼ【名】@一番末の息子、A一番下の弟、B末っ子
おなご【名】婦人
おなごし  婦人、ご婦人方、婦人衆
おなごだけ【名】笹竹、女子竹、
(反)おとこだけ【名】真竹、男竹、
おにむすび【名】縦結び、
おぬし【代名】おまえ、相手を呼ぶ呼称、君
おはようおかえり、お早うお帰り、おはようおかえりんさい【挨拶】早く帰ってね(送り出す時に)
おびえる【動】怖れる、怖がる
おびはだか、帯裸
【名】帯一本だけの裸、ほとんど素っ裸の状態
おびかわ【魚名】おいかわ、やまべ
にじうお、虹魚
おぶう、おぶー【他動】おんぶすること、背負う
おう、
かるう、かるー、
しょるう、しょるー、
おべんちゃら【名】お世辞、お追従、Aお愛想
おべんちゃあ、おべんちゃー【名】おべんちゃら、追従
おべんちょ【名】女性の陰部
おめんちょ
おぼえる
【他動】@気にかける、A記憶する
おぼらかす、溺らかす【他動】溺れさせる
おぼらす、溺らす【他動】
うぼらかす、うぼらす
おまんずし【料理】オカラをイワシで巻いたスシ、祝膳の定番でした
おやかっつあん【名】@親方、A地区の名士、B上流・中流のご主人、C金持ち
おやばかちゃんりん、親馬鹿ちゃんりん
【名】愛情を込めて親馬鹿を揶揄した言い方、(注)石見弁ではなく江戸時代の噺家が高座で使ったのが全国へ流布した言葉、よく言うしよく聞いた
おらぶ【動】@泣く、A大声で叫ぶ、大声で猛り狂う
おらぶる【動】大声で叫び騒ぐ、大声で猛り狂う
おらん
  いない、
おりんさる @居られる、 A降りなさる
おんさる
ここで降りて?:ここで降車されますか?(他の地方の人にとっては誤解されそうな言い回し)
おりんさい @居りなさい、 A降りなさい 
 にアクセントがあると降りんさい、平坦に言うと居りんさい)
おる【自動】@居る A折る
 にアクセントがあると@、にアクセントがあるとA)
おわえっこ、おわえやいこ【名】鬼ごっこ
おわえる
【動】@追っかける
おんさる
【自動】(尊敬語)@居られる、Aおいでになる、
おりんさる
おんさるかな、おんさるかいのー
【挨拶】こんにちわ、ご在宅ですか
おんしゃあ、おんしゃー【名】お前、きさま、おぬし
おぬし、おぬしゃあ、おぬしゃー
おんぼろ:壊れた、古い、中古で傷んだ、




  アジサイ 2006,5,20,



        さ行

さあて、さーて @「さして」「さいて」がなまったもの A刺して
〜さい 〜しなさい(命令、標準語の〜しなさいよりはやわらかいニュアンス)
〜ちゃい 〜してね(命令、子供や家族など親しい間で使う)
さいさい【副】何度も、しばしば、頻回に
さいちん【名】@お節介 Aお世話、
さいちんをやく お節介をやく
さいなら【挨拶】さようなら(関西以西の方言)
さえん、さえりゃあせん、さえりゃーせん【形動】@よくない、うまくない、A残念、物足りない B役立たない C面白くない、気が進まない
さお【名】@釣り竿、A物干し竿
さおとつい、さきおとつい【名】一昨昨日
さおととい、さきおととい
さおとどし、さきおとどし【名】一昨昨年
さかし(にする)【名】@逆さま(にする) A左右が逆
さかつんぼ【名】@逆さま、A逆立ち
さかずきごと、盃事【名】婚礼などの祝い事、
さかな(にする)【名】御馳走(にする) 山間部では魚、特に新鮮な刺身は貴重でありご馳走だった
さきおとつい【名】一昨昨日
さきかた【名】先方、相手方、
さきっちょ、さきっちょう、さきっちょー【名】先端、
さかつんぼ【名】@転倒、A逆立ち
さくい【形】@あっさりした、サクサクした、A粘りけがない、B風化して粘度や鮮度、粘着力が落ち脆くなる
さくいも【野菜】 茎をサラダや酢ものにする
=蓮イモ (蓮葉のように水を弾き、里芋の葉に一見似ている)
さくらいだ、桜イダ【魚】婚姻色で色づいたウグイのオス
さくらばい、桜バイ
さげる、提げる【他動】@手に持つ、A持ち上げる、支え持つ (下げるの意味ではなく、捧げ持つの意味である)
買い物袋の重いのを右手にさげて、傘を左手にもっていぬるんかいね?やれんのー :重い買い物袋を右手に持って、傘を左手に持って帰るのですか、それは大変ですね!
さこだ【名】谷間の田、日当たりの悪い狭い田、
ささげる【他】さし上げる、持ち上げる
ささくれ【名】@板の面が荒れ、A小さな破損
ささくれる【動】@板の面が荒れる、A小さな破損を生じる
ざあざあもり、ざーざーもり、ザーザー漏り
【名】ひどく雨漏りがすること、ひどい雨漏り
さし【名】定規、物差し、
〜さし【助詞】  〜のやりかけ、〜のする途中
(例)食いさし、飲みさし、作りさしetc.
ざしきのこやし、座敷の肥やし:役立たない者、役立たずに場所を塞ぐだけの者
ざしきほいと、座敷ほいと【名】食事時を見計らって他家に行く人
さしくる【他動】ごまかす、差し替えてごまかす 
さしげた【名】@木の履き物、A田植えの時列を揃えて植えるのに使った農具
さしずめ【副】@さしあたって、とりあえず、A一応
さす【他動】させる、やらせる(使役)、にアクセント。にアクセントがあれば、刺す、指すなどの意味)
さする【他動】なでる、こする
(飯を)さぜこむ【他動】@飯やおかずを下品にかきこむ Aかき集めて押し込む
さでこむ  
(例)そんにさぜ込みんちゃんな、行儀が悪いねー、育ちが知れるけー :そんな風にご飯をかき込んではいけません、行儀が悪いよ、育ちが悪いと知れますよ
さぜぎ、さでぎ【名】細枝や枝葉の部分の薪材
さた、沙汰【名】お知らせ、報告、ニュース
さでる【動】落ち葉などをかき集める
さね【名】タネ、実、種、
さねぬき、さねなし  種なし
さねなしすいか、実無し西瓜【名】たねなしスイカ
さばき【名詞】散らかしっぺでだらしないこと、片付けができなくて散らかりっぱなしなこと
さばく【動詞】@散らかす、A始末する
さばる【自動】@まとわりつく Aつかまりぶら下がる
さばりつく【動】
さびょう【名】ガーゼ付きの治療用テープ(関西、中国地方)
(類)関東では:バンドエイド、九州では:リバテープ、と言う      
さぶい【形】寒い 
さぶしい、さぶしー【形】さびしい 
さまかす【他】冷ます、冷やす
さむす
さら【名】新品、新調
まっさら
さらえる【他動】@きれいに皿をたいらげる、A下水溝などの底に貯まった泥やゴミををきれいにする
さらう、皿う @残らず食べる、A底に貯まった物をきれいにする
さらばえる:全部集める、全部取り上げる
さらもり、皿盛り【名】大皿に盛った見栄えのよい料理
されるんよ、されるんよー  されるのよ
〜さる  〜しなさる、〜される(尊敬語) 
 (例)先生がきんさる:先生が来られる
ざるおとし【猟】積雪で餌に飢えた鳥をおびき寄せて捕まえる罠、(ざるの下に餌をまき、支柱から長い紐をつないで、獲物がカゴの下に入ると紐を引っ張ってカゴを落として捕獲した)
ざれごと、戯れ言【名】冗談で言ったこと
さんかくあみ。三角網
【漁具】二本の竹竿を扇形に広げ、そこに張った底さし網。(川底に差し込んで、流れ込むウナギなどをすくう川漁、雨で水かさが増したときの漁。)
さんかくのり、三角乗り【名】大人用の自転車のフレーム三角に片足を入れてペダルを踏む子供の乗り方、
さんずる【動】参上する
さんじました【挨拶】戸口を入る時の挨拶、参上しましたよ
さんどうら、さんどーら、さんだわら【名】俵の両側の蓋をする円形にワラで作った覆い俵、
さんだん、算段【名】準備、用意、計画、
さんだん、算談【名】相談
→さんだんに困る
さんどさんど、三度三度【副】@その度毎、いつもいつも、A毎食毎食、食事毎に
まいたんび【副】毎度、その度に、
さんにょう【名】計算
さんにょうする【動】計算する、算入する
ざんばらけ【名】乱れたバサバサの髪
≒おおがっそう



しあいこ、しあいっこ【名】交互にすること、お互いにしあうこと
しあさって【名】明々後日、翌々日
しいら、しーら【農業】@実の入っていない籾(モミ) A魚、(この地方では縁起を担いで、マンサク満作と言う)
〜し、〜し【接尾語】〜をする人、〜の衆
 (例)てごしい、若いし  手伝いをする人、若い衆
 (例)男し、女し   男の人、女の人
しいしい、しーしー【幼】小便、
〜しいしい、〜しーしー 〜しながら
しいじゃわん、しーじゃわん【名】汁茶椀
しいのみじゃわん、しーのみじゃわん 汁飲み茶碗
しいたぶら、しーたぶら、しりたぶら【名】尻、臀部
しいたぶ、しーたぶ、しりたぶ
しりべた、しいべた、しーべた
じぇんだいこ【名】銭太鼓(子供の頃、古銭に紐を通して束にして太鼓のバチにして唄い踊る民間伝承芸能)
ぜんだいこ
じゃがたま、蛇が玉【名】蛇のヒゲの実(直径5mmほどの青い球状、竹鉄砲の弾に使った)
じゃがたまてっぽう、蛇が玉鉄砲
しかえる【動】やり直す
(車に)しかれる【自動】(車に)ひかれる、轢かれる
(車で)しく【他動】(車で)ひく、轢く  
しかかる【動】取りかかる、始める
しき【名】@底、A桶の底
じき【名】@すぐ、即刻、A少し後 
じきに【副】@すぐに、直ちに、A少しして
じきばき【名】@低い下駄、A素足の下駄履き
しくだい【名】宿題
じげ、地下【名】地元、自分の住む地域
じげのし【名】地元の人
じげもん、地下もん【名】@地元でとれるもの、土産品 A土地の者 B土地独特の風習、行事
しご【名】@片づけること、始末、A世話、手入れ B懲らしめること C料理の下ごしらえや、魚や獣の内臓を処理すること
しこう【名】四角
しこうして、しこーして【接】そして、そうして、(あらたまった硬い表現、元々は漢文表現のしかして(而して)から由来したものか?)
〜しこうに:〜の具合に、〜風に、〜の様に
→あんなしこうに、こんなしこうに、山田さんしこうに
しこたま【副】たっぷりと、大量に、
しごとし【名】@働き者、A腕のいい職人、B有能な人
しごとをやる:仕事をする
しごをする、しごーする【他動】@かたづける、世話をする、A懲らしめる B料理の下ごしらえをする、魚などの内臓を処理する
しごうならん、しごーならん【形動】@始末に困る、どうしようもない、A手に負えない、Bすばしっこい、C性悪な
しごんならず【名詞】@やんちゃ坊主、A小賢しい子、B悪戯小僧、C手に負えない子
しごんたれあくたれ
しごんぼう、しごんぼー、しごんぼうず
しごんならん【形】@利発な、A小賢しい、Bやんちゃな、C始末におえない
はしこい
ちゃりこい
〜しさし:@〜しかけ、〜している途中、A〜し残し
〜しくさし
(例)喰いさし、着さし、飲みさし、作りさし、読みさし、
(例)喰いくさし、着くさし、飲みくさし、作りくさし、読みくさし、
しし【名】イノシシ
しじゅう、しじゅー【副】いつも、常に
ししら〜、ししり〜【副】@何となく、A薄っすらと、
ほうたら〜、ほーたら〜【副】何となく不気味に、
 (例)ししら苦い、ししら甘い、ししらぬくい
ししらさぶい、ししりさぶい【形】薄ら寒い、何となく肌寒い、
ほうたらさぶい、ほーたらさぶい
〜したけえ、〜したけー  〜したので
〜したげる  〜してあげる(女性が主に使う)(例)愛したげる
〜しちゃる  〜してあげる(男性が主に使う)(例)かわりに走っちゃる
〜してくんさい、〜してくれんさい 〜してください
〜してくんちゃい
〜したんじゃと   〜したんだそうな(伝聞)
〜したちゅうじゃあね  〜したのだそうだよ(伝聞)
〜しちゃる   〜してやる、〜する
〜しちゃろう  〜してあげる、〜してあげよう
〜しちゃんさい  〜してください
〜しちゃんちゃい  同上(親密語)
〜しちゃんさる?   〜してくれますか?
〜しちゃんさって     〜してくださいな
〜しちゃりんさい  (第3者へ)〜してあげなさい
〜しちゃりんちゃい  同上(親密語)
 (例)妹の宿題みちゃりんちゃい 
〜してえや、してーや  〜してちょうだいよ
 (例句)てごをしてーや  手伝ってちょうだいや
 (類)〜せんでえや  〜しないでね 
 (例)わるさをせんでーや  悪戯をしないでね 
〜してあう  〜できる、可能だ、
〜やってあう
〜してしもうた、〜してしもーた  〜してしまった
〜してみんさい
  〜してみなさい
〜してみんさった   〜してみなさった
〜しとる  〜している(現在進行形)
〜しちょる
  (例)読んどる、思うとる、話しとる、死んどる、歩いとる、
〜しとった  
〜していた(過去完了形)
〜しとったんと  
〜していたんだそうな(伝聞)
〜しとったんといね
〜しとったんで  
〜していたので、〜していたんだよ

〜しよった
   〜していた 〜してくれやがった
〜しよんさった  〜しておられた
したし、おしたし【料理】浸し物、ゆでた野菜料理
したじ【料理】吸い物
(〜を)したには  (〜を)したのは
したたか【副】たくさん、大量に、
〜しちゃあおれん、〜しちゃーおれん  @とてもできない、とても不可能だ、A割に合わない
やっちゃあおれん、やっちゃーおれん
〜しちゃんさい、〜しちゃんちゃい 〜してください(希望、念押し)
〜やっちゃんさい、〜やっちゃんちゃい
しちめんどう【名】@面倒、煩わしいこと Aうるさいこと
しちめんどうくさい【形】煩わしい、面倒くさい
しちめんどうな【形動】
しいちゃかめっちゃか、しーちゃかめっちゃか:めちゃくちゃ、(しっちゃかめっちゃか、がなまったもので、正確には方言ではない)
しっけぶとん、湿気布団【名】湿ってジメジメ重たい布団
しっこ、しいこ、しーこ【名】おしっこ、小便
しったげ  知ったかぶり
しったげに  知ったかぶりに、
しっぴい、しっぴー【名】カラスのエンドウの実、(サヤを草笛にしてピーピー鳴らして遊んだ)
しょっぴい、しょっぴー
してる、ひてる【他動】@すてる、落とす Aなくす
しと【名】ヒト、人間
しとらん  やっていない
 (例)カンニングなんかーしとらんが
しとらんの?、しとらんのん? やっていないの?(本当にやってないの?、かなり疑う気持ちを持っているというニュワンスが含まれる)
しとる、しとん【動】今している、(現在進行形)
しよる、しよーる、しよーん、しよん、しちょる、しとーん
〜しな  @〜の際、〜の途中、A〜とすぐに、〜の最中、
 (例)寝しな、帰りしな   寝がけ、帰りがけ
しなきゅうり、支那木瓜【野菜】イボキュウリ、地野菜のキュウリ
しなだれる【自動】@力なく寄りかかる、Aしおれる
しなぶ【自】しなびる、しおれる
しなびれる
しなれる、しなる
しなびらす、しなびさす【他】しなびらせる、しおれさす
・・・・しなる:...された
 (例)母さんが要らんさいちんしなるけー、やれん:お母さんが要らぬお節介をされるので困っているのよ
しにがわ、死に皮【名】死人が来ていた着物
しぬる
【自動】死ぬ (いぬる、と同じく古語のナ変動詞活用が残ったもの)
しのと【名】日蔭地、陽の当たらない場所
→(反)ひなた、ひなと
しば、柴【名】@枝付きの薪木 A低木が混ざった下草
しばく【他動】@平手でなぐる、叩く、A懲らしめる
しわく
(腹が)しぶる【自動】下腹が張って射し込むように痛む
じばん【着物】襦袢、着物の下着
しびる【動】少しお漏らしする、少し失禁する
ちびる
しぶる、渋る【動】腸が絞られるように痛む、(下痢腹などで使う。国語辞典を引くと便秘などで腹が張る渋る、となっており少々意味が違って使われている)
じぶん、時分
【名】時刻
じべた
【名】地面、
しまう【他動】@片づける、A終了する
おく
しまいんさったかな【挨拶】今晩は、(仕事・食事を終えられましたかね、の意味)
しまくらかす
【自動】@しくじる、失敗する A損をする
しもくらかす
しまつ【名】節約、(殺すや消すなどの意味はない)
しみしみする:冷え込んで雨がしとしと降るような状況
(例)しみしみしてきたけー、雪になるかもねー
しみる【自動】@凍結する、凍える、Aズキズキ痛む
しもうた、しもーた @しまった、失敗した、A収納した
しもいて【名】下の間、普段に生活する部屋、茶の間、
(反意)かみいて 上の間、お座敷、客間
じゃあ、じゃー【副】@それでは、では、
しゃあなあ、しゃーなー:大丈夫、
しゃあなあか?、しゃーなーか?:大丈夫かいな?
しゃがむ、しゃごむ【自動】かごむ、膝を曲げて腰を落とす
かごむ【動】腰を曲げて体を低くする
しゃくう
【他動】杓子ですくう
しゃくる【他動】@たぐり寄せる、 Aすくう
しやあがった、しゃーがった (要らんことを)してくれた
しやあがって、しゃーがって 〜をしてくれやがって   
しゃない、しゃーない @大丈夫だ、A仕方ない、しょうがない (状況により真反対の意味になる)
せああない、せあーない、せあーなー
しゃあらくだあ、しゃあらくだー【名】@こじつけ A講釈、屁理屈、
しゃあらくだーを言う:屁理屈を言う、こじつけを言う
じゃけ、じゃえ、しゃーけー、じゃけん、  〜だから、〜だから、
〜じゃあのう、〜じゃーのー  〜だよね(念を押したり、同意を求める)
じゃあのう、じゃーのー【挨拶句】じゃあね、それではね、
しゃあらく、しゃーらく【名】小生意気な言いごと、屁理屈、
しゃあらくだあ、しゃーらくだー【名】のらりくらりとした言い訳、屁理屈
しゃーらくをゆう、しゃーらくーゆー 屁理屈を言う、のらりくらり言い訳をいう
しゃあらくだあをいう、しゃーらくだーをゆー のらりくらり言い訳を言う 
じゃかましい、じゃかましー【形】やかましい、騒々しい
〜じゃが   〜だけれども
〜じゃった   〜だった
〜じゃけえ、〜じゃけー  〜だから
〜じゃけえねえ、〜じゃけーねー 〜だからね(ねー:念押し、強調)
〜じゃあのう、〜じゃのー 〜だよね(のー:念押し、強調)
〜じゃし、〜じゃしー  
〜だし、
〜じゃろう、〜じゃろー
 〜だよね(念押し、同意を訴える)
じゃがたま、じゃんだま
【名】蛇のヒゲの実
じゃがたまてっぽう
【遊具】↓
じゃだまてっぽう、蛇玉鉄砲
【遊】蛇のヒゲの玉を込めて遊ぶ竹鉄砲(5mmほどの青い球状の実で竹鉄砲の弾に最適だった)
じゃんだまてっぽう
しゃくしぼね、杓子骨
【名】肩胛骨
じゃしき
【名】座敷
じゃじょうばる、じゃじょーばる
【動】欲張る
しゃちこばる
【動】片意地を張る
しゃっぽ
【名】帽子
しゃっぽをなげる、シャッポを投げる:手に負えず投げ出す、降参する
しゃべくる【動】ペチャクチャしゃべる、よくしゃべる
しゃべくりまくる
じゃまくそ
【名】じゃま、じゃまなこと
じゃまくた
しゃまくれる
【動】大人びる、小生意気にする
しゃまくれた
【形動】大人びた、小生意気な、
じゃまくさい【形】面倒くさい、うっとうしい
じゃまくれる
【動】邪魔をする
じゃまこく、じゃまあこく、じゃまーこく、じゃまをこく
【動】邪魔をする
〜じゃもん、
  〜だから、〜だもの
じゃらける
【動】じゃれる、戯れる、
〜じゃろう
  〜でしょうが(念を押す)、→(例)じゃけーあれほど言うたじゃろーがな
〜じゃわ、
  〜だわ、〜である
〜じゃんか、〜じゃんけ、 〜だよね(相手に同意を求める、念を押す)
しゃんしゃん(と)【副】@さっさっと、手早く、Aハキハキとして利発
しゃんとする【動】@しゃきっとする、きりりとする、A位をただす、B元気を出す
じゅうがええ、じゅーがえー【形】便利だ→このハサミはえろーじゅーがえーのーや
じゅうえんはげ、十円禿げ【名】十円硬貨ほどの禿げ
じゅうろくはげ、十六禿げ【卑下】たくさん禿があること
じゅくし【名】熟し柿
じゅじゅやきじゅじゅ焼き【料理】薄切れの肉などを鉄板やフライパンで炒め焼いた料理
じゅずだま【遊び】お手玉
おじゃみ
しゅぼむ【自】しぼむ、萎える
しゅみず【名】しみず、清水
しゅみる【自動】しみる、ヒリヒリと刺激する
しゅむ【動】@鼻をかむ Aキズがしみる
しゅんでる:しみこんでいる (例)この煮しめ味がぶちしゅんでるのー
じゅるい【形】ぬかるんでいる、
じるい
しゅんたろう、しゅんたろー【名】気落ちしてしゅんとなっている者、気落ちした状態
しょいこ【名】背におって荷物を運ぶ民具
おいこ、負い子
しょう【他動】背負う
かたぐおう、おぶう
しょうがない、しょうがなあ、しょーがなー【副】@しかたなく、どうにもならない
しょうことなあ、しょーことなー
しようし、〜しよーし  〜するし、〜するだろうし (例)花見もしよーし、歌もうたおーし
しょうけ、しょーけ【名】塩気
しょうけめし、しょーけめし【料理】五目ご飯、炊き込めご飯
しょうけもん、しょーけもん【料理】煮しめ、塩辛い料理
しょうしょうじゃあない、しょうしょうじゃあなー【形】大変な程度だ、莫大、大変な事だ
じょうず、じょーず【名】お世辞、おべっか
じょうずういう、じょーずーいう、じょうずうゆう、じょーずーゆー  お世辞をいう、おべっかを使う
ええこういう、ええこうゆう、ええこーいう、ええこーゆー
じょうずしい、じょーずしー【名】お世辞を言う人、おべっかをよく言うひと
じょうずたれ、じょーずたれ
じょうずつかい、じょーずつかい
しょうことない、しょうことのう、しょーことなー、しょーことのー【形動】仕方がなく、どうしようもなく
しょうしょうじゃーなー、少々じゃあない【形】莫大な、大変な程度の、
しょげる【自動】ガックリと元気がなくなる、気落ちする
しょうねをいれる、しょーねをいれる性根を入れる  本気を出す、真剣にやる
じょに、じょーに【副】たくさん、多く 、あまり
ようけ、よーけ、よけえ、よけー、
えっと
じょうにある、じょーにある  沢山ある
じょうにない、じょーにない  あまりない
しょうべんしょ、しょーべんしょ、【名】症便所
しょんべんしょ、しょんべんじょしょーべんじょ
じょうり、じょーり【名】草履、
しょしゃ【名】所作、動作
しょしらんかお:素知らぬ顔、相手にしないこと、
しょっちゅう【副】常に、しばしば、
しょぼくれる【動】@落胆する、気力がなえる、A疲れる
しょほう、諸方【名】いろいろな方向、いろいろな場所
しょほうへ、諸方へ:各地へ、いろいろな所へ
しょも、しょもう【名】取り入れ、収穫
しょもうする【動】@収穫する、取り入れる A要求する
〜し  〜している
りんさる  しておられる (尊敬語)
しよんさるしちょりんさる
しょるう、しょるー【他動】背負う、担ぐ
(類)おう、おぶう、かたぐ、かるう、
じょれん
【名】おろし、わさびおろし
しょんべんたが
【名】小便桶(天秤棒で担う小便桶)
しょんべんたれ【卑語】子供、ガキ
しょんべんばち【名】小便器、
しらくも【医】頭部白癬症、(昔は珍しくなく、多くみられた、今でも時々見られる)
しいらみ、しーらみ【昆虫】シラミ
じら、じらくそ【名詞】@駄々、A因縁、くだ、 
じらをくる、じらあくる、じらーくる【動】駄々をこねる
じらをいう、じらをゆう、じらーいう、じらーゆー
じらをこねる、じらあこねる、じらーこねる
じらをまく、じらあまく、じらーまく くだをまく、因縁をつける
じれる
しらん :知りませんよ、どうでもいい、知ったことではない、無関係だ、(突き放した感じを含む)
しりこそばいい、しりこそばいー【形】照れくさい、面はゆい
しりたぶ、しりたぶら【体】尻のふくらみ、尻のほっぺ
しりべた
おいど
しりのあなあせんじる、しりのあなーせんじる、しりのあなをせんじる、尻の穴を洗じる:反省する
じるい【形】水はけが悪く地面や田がぬかるんだ
じゅるい
じるた、じゅるた、【名】水はけが悪い田、
じるくた、じゅるくた
じるたみち、じゅるたみち【名】水はけの悪い道、ぬかるんだ道
しるのみ、汁の実【名】汁の具材、
しわい、しわあー【形】@硬い、(昆布みたいに柔らかくても噛み切れないような硬さに使う) A辛い、難儀な、B疲れる、しんどい C根気がいい、粘り強い Dケチな
しわけりゃー、いんで、ねんさい:しんどかったら帰宅して眠りなさい
しゅわい、しゅわー
しわく【他動】たたく、叩く
しばく
しわきあげる、しばきあげる
しわくた【名】しわだらけ
しわくたな【形動】しわだらけの
しわけがつかん  整理がつかない、整理しようがない
しわむ【動】しわしわになる、縮む
しわもぶれ  しわしわな、しわだらけな
しんき【名】@退屈、A陰気、B面白くないこと
しんきな【形動】@退屈で気分が塞ぐ A陰気な B面白くない C心配な
しんきくさい、しんきくさあ、しんきくさー【形】@退屈な、A面倒くさい
じんごう、じんごー【名】@心痛、厄介、面倒、A世話
じんごういらす、じんごーいらす 気をもます、厄介をかける
じんごういる、じんごーいる 気をもむ、面倒をみる
 (例)孫にじんごういりんちゃんな、もーエー大人ジャーね 
甚五郎【名詞】ネコ、
〜しんさい   〜しなさい、してください
〜しんしゃい〜しんちゃい
〜しんちゃい  〜してね(親密語)
しんしょう、しんしょー【名】財産、身代
しんしょうもち、しんしょーもち【名】お金持ち、財産家
しんどい【形】つかれる、つらい


すいい、すういい、すいー【形】酸っぱい
すゆい、すゆー
 (例)すいーて(すゆーて)やれんわーね:酸っぱくてたまりませんね
ずいい、ずいい、ずいー【形】@性格が悪い、A酸っぱにがい
すいしゃば、水車場【名】水車小屋、(多くの家に普通にあった。精米したり、粉をついたり、隣家では和紙作りに使っていた。)
ずいたれ【名】@食いしん坊、A性格が悪いヤツ
すいちょる、すいとる  好きな、好いている
すいば、すいーば、スィーバ【植物】スカンポ
すいばり【名詞】手指に刺さった木片や竹片、ささくれ 
   (バラやウニのトゲや金属片とは区別している)
すいばん【名】流し、流し桶
すいもん【名】吸い物
すいりんする、水輪する【動】水中に潜る
すう【動】@一服する、一休みする、A飲む、呑む、汁を飲む
すうて、すーて:一服して、休んで、
ずうずうに、ずーずーに【副】@ひっきりなしに、とぎれなくA付きっきりで
ずるずるべったに
すうめ、すーめ、酢梅、【果物】すもも
すえかけぜん【名】他人に作ってもらった料理
すえる【自動@腐る、A飯が酸っぱくなる(特に食品が腐る時などに限って使う)  尻上がりに発音する、にアクセントがあると、据える
すか【名詞】はずれ、からっぽ、欠陥品
すかす【動】@機嫌をとる、A子供をあやす (古語)賺す
なだめすかす
すかすか(な)  隙間がある状態、
すかたん【名】@ダメになること、A無駄足
すかべ【名】音のしないおなら
すがる【動】壁にもたれかかる、寄り添う
すかん【形】嫌い、好きではない
すかんたれ、すかんちい、すかんちー【名】嫌いなヤツ
すかんぴん【名】金がまったく無いこと、スッカラカン
ずく【自動】@文句を言う、愚痴を言う A子供がぐずぐず泣き続ける
 (例)赤んぼうが夜っぴいてずくんで、ちぃっとも眠れんでやれん
ずくる
すくばる【動】身がすくむ、身が硬直する
すくも【農業】脱穀したもみ殻、昔はすくもの山が田畑にあちこち普通に見られた
すげない、すげなー【形】@薄情な、Aその気がない
すける
【他動】@のぞける、さしだす、A手を添える、手助けする、B支柱をする、 C立てかける
すける【自動】@体をあずけて、ジーッとしている、A助ける、手助けをする
すけとる【動】ジーッとしている、動かないで我慢している
すけちゃあおらん、すけちゃーおらん ジーッとしてはいない
すじすじいと【漁具】釣り糸
みずいと、水糸
すじをひく、すじーひく【動】体全体がつる、痙攣する
からすなえ 体の一部がつる、こぶら返り
すしめし【料理】ちらし寿司
ずす【名】留守
すずがき、鈴柿【名】山柿、直径3cmのゴルフボール大の実がつき、山に自生し10mにも及ぶ大木になる。渋柿、甘柿いずれもあるが、鈴なりにたわわにつく。甘柿は果肉の渋が真っ黒に熟して、商品価値はないが、甘くとても美味しい。
すたる【自動】@無くなる、A紛失する、B寂れる
すだる
【自】@垂れ下がる Aのれんの様に垂れ下がるB後へ下がる
ずっく、ズック
【名】子供の短靴
ずつない、ずつなー【形】@頭が痛い、A気が重い、B病気で気持ちが沈んでいる
すっぺったこっぺった【名】屁理屈、言い逃れ、グダグダ言うこと (語源は、滑った転んだと言い訳をしなさんな、意味かも?)
すっぺったこっぺったいったらいけんよ:ぐだぐだ言うな。あーでもないこーでもないと言ったらダメだよ。難癖つけたらダメよ
ずどんずどん  ドシドシと足音を立てる様子
すなおろし【名】コンニャク (確かに自家製のコンニャクは黒い皮片が砂状に混ざっていた)
すなふき【魚】縞ドジョウ、(清流に普通に見られた)
すねたぶ、すねたぶら【体】ふくらはぎ
ひざたぶ、ひざたぶら
すば【名】茅の花、つばな
つば
すばしい、すばしー
【形】すばやい、すばしっこい
すばしこい
すばり、すいばり【名】木片や竹のトゲ
すべくる
【動】すべる、滑る、辷る
すぼ
【名】瓶や徳利の紙などのかぶせふた
すぼぬける
:席から逃げる、責任逃れする
すぼをかずける
:かくれて外出する
すぼむ
【自動】@しぼむ、萎える、A先が狭く小さくなる B水気が抜けてスカスカになる
しゅぼむ
すぼる【自動】水気が抜けてスカスカになる 
すぼんどる、すぼっとる【形動】@萎えている、A先が狭くなっている B水気が抜けてパサパサ萎んでいる
ずぼら【名】横着、いい加減、
すま【名】隅、コーナー
〜すまあ、すまー 〜するまい、しないだろう (推量)
〜するいね 〜しているよ
 (例)生きとりゃーするいね、なんとか東京でやっとるいね 
すむ【自動】潜る、潜水する、
すりつけぎ、擦り点け木【名】マッチ
〜すりゃあええじゃあ、〜すりゃーえーじゃー、〜すりゃーえーじゃん 〜したらいいのに、出来もしないくせに(言外に否定の軽蔑した気持ちがこもる)
〜すりゃあええんに、〜すりゃーえーんに
(時間が)ずる @(時間が)延びる A時刻がずれる
ずるずるべったに【副】@べったりと、付きっきりで、Aひっきりなしに、次々続きに
ずうずうに、ずーずーに
するん  するの? (例)こん服、なんぼーするん?
すわぶる【動】魚のアラなどをしゃぶる
 (例)死んだおばあちゃん、歯抜けなのに、食べくさした魚のあらー上手にすわぶっとんさたのう
すんでに【副】危うく、危機一髪に
 (例)すんでに車にしかれるところじゃったで
すんどる、すんじょる【自動】住んでいる
〜すんな するな、したらいけない、
すんたらず、寸足らず 背丈がたりない、サイズが足らない
ずんべらぼう、ずんべらぼー 木の枝を丸裸にした状態
すんません【挨拶】すみません、ごめんなさい


せ、瀬【名】@暗礁、A急流
せ、せえ、せー【名】背丈、身長
せあない、せあなあ、せあーなー【形】@大丈夫、心配ない、A何とかなる、差し支えない
せやあない、せやあなあ、せやーなー
せわあない、せわあなあ、せわーなー
しゃあない、しゃあなあ、しゃーなー
せいがおちる、せーがおちる、精が落ちる【動】気力やる気がなくなる
せいだい、せーだい【副】@精を出して、一生懸命、精一杯、 Aたいそう、大いに、
せえがでる、せーがでる【形動】よく働く、勤勉な
せえだす、せーだす【自動】精出してよく働く
 (例)今朝はえらーとーから精がでんさるなー:今朝はまた大変早くから頑張って働いておられることですね
せいがええ、せーがえー、せえがいい、せえがいー、せえがええ、せえがえー  @張り合いがある A力強い
せえがない、せえがなあ、せーがなー【形動】張り合いがない、やりかいがない
せいがわるい、せえがわるい、せいがわりい、せえがわりい、せーがわるい、せーがわりー、
せえをおとす、せーをおとす:生気を落とす、やる気を失う
せえから、せーから
【副】それから
せえぜえ、せーぜー
【副】まあまあ、そこそこ、
せいろ、せーろ【民具】四角い木製の蒸し器、
せからしい、せからしー、せっからしい、せっからしー【形】せっかちな、セカセカと、こうるさい、
せかしい、せかしー
せからしゅう、せからしゅー【副】せかせかと、落ち着きなく
せからかす、せっからかす【他動】急がせる、せかせる
せく【動】@あわてる、急ぐ Aせかせる、急がせる B催促する
せくる
せぐ【動】@せかせる、A押し狭める、B勢いを付かせる
C競争する、競争させる
せごし【料理】小魚を小さくぶつ切りにした刺身
せせかましい、せせかましー【形】あわただしい、忙しい
せせらこうしい、せせらこーしー【形】あわただしい、せわしない
せせろうしい、せせろーしー、せせくろうしい
せせらかす【他動】@さわりまくる、A急がせる、
せせろうしい、せせろーしー【形】@落ち着きがなくせわしない、Aうるさい
せせらこうしい、せせらこーしー、
せせくろしい、せせくろーしー
せせる【他動】@さわる、 Aチマチマと掻き出す Bいじめる
せたけ
【名】身長、背丈
せっき【名】月末、年末、暦の変わり目
せっつく
【他動】@追い立てる、Aうるさく催促する
せど背戸【名】@家の裏側、裏手、裏口、A裏庭、
せどぐち、背戸口【名】裏口
せな【名詞】背中
ぜにんならん、ぜににならんぜにーならん 役に立たない、つまらない
〜せにゃあ、〜せにゃー、〜せんにゃあ、〜せんにゃー〜しないと(いけないよ)
 
(例)早よー風呂に入らにゃー:早く風呂にはいらなければダメだよ
〜せにゃあいけん、せにゃーいけん:@〜しなくてはいけない  Aしなくてはならない (状況により真反対の意味になる)
〜せにゃあよ、〜せにゃーよ:〜をしなさいよ(柔らかい言い方だが、命令の気持ちがこもっている)
〜しんさいよ、〜しんちゃいよ
せばい【形】狭い
せばる【動詞】@関心を引くために体にまとわりつく A周りから谷などがせまる、徐々に狭くなる
せばりつく
そばえる、そばえつく
せびらかす、せぶらかす【動】@からかい半分にだます、A嘘を言ってだます
せびる
【他動】ねだる、無心する
せぶる
〜せまあ、〜せまー:〜させまい、〜させないぞ
→(例)来させまー、やらせまー、話させまー
せみずがはしる、背水が走る  ヒヤッとする、背筋が寒くなる
せむし、セムシ、瀬虫【昆虫】カワムシ、川虫
(参考)ハムシ、羽虫【昆虫】カワムシの成虫
(川は澄んで、川底には川虫はじめ昆虫の幼虫が川釣りの絶好の釣り餌でした、夕方川面にハムシが乱舞し、それをねらって魚がしきりに跳びはねていました、豊かな自然がそこにありました)
せめたくる【他】責め立てる、厳しく責任をとう
あない、せやーない、せやーなー【形動】@大丈夫、問題ない A世話はかけない、
しゃあない、しゃーない、しゃあなあ、しゃーなー
せああない、せあなあ、せあーなー
せわあない、せああなあ、せわーない
せわしい、せわしー【形】忙しい、あわただしい
せわやき【名】@幹事、世話人 A働き者
せわやく、せわーやく、せわをやく @世話をする A気を遣う、 B働く
〜せん  @〜しない(否定) A〜しないの?(語尾を上げると、疑問や勧誘の意味になる)
せんから、先から【副】昔から、以前から
とうから、とーから
(〜を)せんこうに、せんこーに :(〜を)しないで
せんぐり【副】じゅんぐり、順番に
せんころ、先頃【副】さきごろ、せんだって
せんじる【他】洗う、洗浄する
せんずる
(例)けつの穴ー洗んじてみーや:反省してみなさい
ぜんぜん、じぇんじぇん【名】銭、お金
せんだち
【名】先頃、先日
せんだって@【名】先日、先頃 A【副】先頃に、先日に
ぜんだな、膳棚【名】膳や椀をしまう棚、食器棚
せんち【名】便所、大便所
せんちうじ、せんちんうじ【名】@便所のうじ、糞うじ A嫌なもの、嫌なヤツ
せんちばえ、せんちんばえ【昆虫】@雪隠ハエ、ギンバエ、クソバエ A嫌なこと、嫌なヤツ
せんば、千歯【農具】稲こぎに使った古い農具
せんみつ、千三
【名】大嘘つき、よく嘘をつく人
せんめんだらい
【名】洗面だらい桶、洗面器
せんめんばち【名】洗面鉢、洗面器
〜せんこう、せんこうに、せんこーに 〜しないで
〜せんとこう、せんとこー  〜やめとこう 
〜せんのん?  〜しないの
せんない、せんなあ、せんなー【形】@面倒くさい、Aどうしようもない、無常な、B切ない Cつらい
せんに【副】先に、昔に、以前に、
とうに、とーに
ずーっとせんに  遙か昔に


(〜じゃ)そういね、そーいね @(〜だ)そうだよ(伝聞) A〜だそうだね、そうだよ(強調)
そうゆうちゃあなんじゃが、そーゆーちゃーなんじゃが、 @さて、ところで話は変わるが、 A言いにくいが (話の転換によく使う)
そういやなんじゃが、そーいやーなんじゃが、そうゆあなんじゃが、そーゆーなんじゃが、そう言や何じゃが
そいから
【副】 それから、その後
そいじゃあ、そいじゃー【副】それでは
そうかいのう、そーかいのー そうですかね
そうき、そーき、そうけ、そーけ【民具】水きり用の竹で編んだ浅いザル
そうじゃろう  そうだよね(念押す、尻下がりに発音)
そうじゃろう? そうだろうか?(疑問、尻上がりに発音)
そうめんうり、素麺瓜【野菜】素麺カボチャ
そうなん?、そーなん?  そうなの?
そえもの、そえもん、添えもん【名】おかず、   
そえる【他動】加える、仲間にする
そがいやあ、そがいやー、そがあいやあ、そがーいやー、そがゆあ、そがゆあー、そがあゆああ、そがーゆあー  そう言えば、ところで、
そがあなそがーな そんな
そねえな、そねーな
そがあなことをゆうても、そがーなことーゆーても  そんな事を言われても・・・・できない(否定の掛かり副詞)
そねえなことをゆうても、そねーなことーゆーても
そがあにそがーに  そんなに
そねえに、そねーに
そがあして、そがーして  そうして
そねえして、そねーして 
そぐう【自】@似合う、合う、A釣り合う
そくろう【名】@迷惑、手間、A破れなどを取り繕うこと
そっと【副】@少し、Aそろりと
そっぴん、素嬪【名】不美人
→(反意語)べっぴん、別嬪
そねましい【形】うらやましい
そねむ【自動】ねたむ、うらやましがる
そばえる【自動】じゃれる、戯れ騒ぐ
つばえる      
そばえつく【自動】じゃれつく、
つばえつく
そびえる【動】@まとわりつく、A屹立する
そばえる
そびく【他動】ひきずる
ひこずる
ひこじる
そびをかう【動】その気はないのに、あるように気を引く
 (例)犬と遊んでやらんのに、そびをかいなさんな
そぼくる【動】@雨がシトシトと降る Aしくじる、失敗する
ぞみぞみする【自動詞】ぞくっとした寒い感じがする
 (例)年かノー?肩がぞみぞみしてねれんのじゃが
そら【名】@高いところ A空中
そらに
【副】@上に、上方へ、A暗記して、B単に、
そらにゆう、そらにゆー @タダ単に言う、A暗記してメモ無しに言う
そりゃあそうと、そりゃーそーと それはそうだが
それからこっちに そこからこちらにかけて
それみいや、それみーや  それみろ、それみたか
 (例)それみー、はよーしまえゆーたがせんでー、大雨になったが:それ見たことか。早く片づけたほうが良いと言ったのにしないから、大雨になってしまたよ
そろそろ【副】@ゆっくり Aもう時間で
そろそろといきんさい、ゆーにいきんさい【挨拶】ゆっくりと気をつけて行きなさいよ(出立する人に言う)
そろそろと帰りんさい
そろっと、そろーと【副】静かに、ゆっくりと、
そんじょうそこら、そんじょーそこら そこかしこ、そこらいったい
そんなん  そんなの、そんなこと、そこまで




  緋寒桜 2007,3,7



         な行

なあとる、なーとる:泣いている
なあなる、なーなる【自】@無くなる、A亡くなる
なあよんなる、なーよんなる
のうなる、のーなる
なあなった、なーなった:@無くなった、A亡くなった
のうなった、のーなった
ないようなった、ないよーなった、なくしてしまった
 (例)財布がないようなった。散財して身上ないよーなったんよ
〜ないと  〜でも、
 (例)お茶ないと飲んでゆーにしんさいや
ないろう、ないろー ないでしょう、ないだろう
なおし【名】修理
なおす【他動】@片づける、しまう Aもとの位置に戻す B修理する
ながし【名】@台所 A長い期間 B水にさらす事
ながしい、ながしー【形】@長い A永い
ながしゅう、ながしゅー【副】長く、久しく、久しぶりに、
なごう、なごー【副】長く、久しく、
ひさしゅう、ひさしゅー【副】久しく
なかたかゆび【名】中指
なかたばこ【名】10時、3時などの途中休憩
ながのう、ながのー【漁】ウナギ漁に使う餌つけ流し釣りのしかけ
なげばり、ながしばり
ながまる【自】脚を伸ばして横になる、
あしのべる
ながめる【他】@長くする A眺める
ながもて【名】@長時間かかること、持続時間が長いこと A耐久性がいいこと  
(例)このズックはたけーじゃが、ながもてするけー、もたーとらー:この短靴は高価ですが、耐久性がいいから元はとますよ
ながや、長屋【名】別棟、離れ
(草を)なぐる【動】(草を)払い刈りする、
なきゃあ、なきゃー:@泣けば、 A無ければ、
なげる【動】放っておく、放置する
なごう、なごー【他動】訴える、告発する、 
ねごう、ねごー【他】@告発する、A願う、願い出る
なさげ、なさげな【形動】無さそう、無さそうな
なさけがつらい【形動】情けない、しょうもない
なさけなあ、なさけなー
なして? なしって?  どうして? なぜ? なんで
なんして
なしてくれ:返してくれ
なす【動】返す、返品する
なしんさい、なしんちゃい:返しなさい
なせ
なしても:何としても、どうしても、理由はどうであれ、
なすび、ナスビ【野菜】ナス、
なすくる【他動】@なする、転嫁する、A塗りつける
なすくりつける【他動】
にしくる、にしくりつける
なぜる【他動】なでる、撫でる
なっぱ【野菜】白菜、葉野菜、間引き菜
なつまめ、夏豆【名】ソラマメ、エンドウ
〜をなはる:〜をなさる(尊敬語)
なにかな、なにかの:何ですかな、どうしたかね
なにしるんなら! 何をしてるんだ
なまいた、生板【名】まないた、
きりばん、切り板
なめくじら【名】ナメクジ、カタツムリ
ならずわかれ【名】夫側の不都合で離婚すること
ならんじょう【名】つらら
なんりょう
なりて【名】...する人、やる人
 (例)御輿を出そうにも、だんだんなりてがのーなってのー、やれんのじゃが。
なる、成る【自動】@物事が完成する、成就する A果物や野菜の実がつく、実る
〜なろう、〜なろー:〜だろう(推量、同意を求める)
なるかみ、ならかみ、なりかみ【名】かみなり
いかづち
なんかしら【副】なんとなく、
なんとなあ、なんとなー、なんとのう、なんとのー 
なんぎな【形動】苦労な、困難な、大変な
なんちゅうことはねえ、なんちゅーこたーねー 大した事はない、どうでもな
せやあない、せやーなーい
なんちゅうこたあない、なんちゅーこたーなー 
なにしとらあ、なにしとらー、なんしとらあ、なんしとらー どうしたの?
なにしとるん、なにしちょるんなんしとるん、なんしちょるん
なにしよん、なんしよんなんしよーん
なんじゃなあ、なんじゃなー 何というか、まあまあ、(話のつなぎに、意味もなく入れたりする)
〜なや、 語尾につけて強調する(命令、願望)
→死ぬなや、かもうなや、行きなや、
なんちゅうても、なんちゅーても(...ない) 何と言っても...ない(否定の意味の掛かり副詞) 
 (例)何ちゅーてもどうにもなりゃーせんがね  
なんでえね、なんでーね  なぜ?どうして?
なんと【副】すごく (例)なんとしわい坂じゃなあ、
なんまあ、なんとまー、なんとはあ、なんとはー
なんとなあ、なんとなー【副】それとなく、ついつい
なんとのう、なんとのー【副】何となく、それとなく
なんとなしに
なんなと、なんなあと、なんなーと、なんないと【副】なんでも、どれでも
なんなら【副】それなら
なんなん?  何なの?
なんなんじゃろーか?  何なのかなー
なんのきなあ、なんのきなー【副】なんとなく、無意識に、ついつい
なんぼ? なんぼう? なんぼー? いくら? 何円?
なんぼか、なんぼうか、なんぼーか【副】少しばかり、
なんぼかしい・・・・ない  ほとんど・・・・ない(否定の掛かり副詞)
なんぼーも・・・・ない
なんぼうなんでも、なんぼーなんでも  いくら何でも
なんきん、ナンキン【野菜】カボチャ 
なんきんいも、ナンキンイモ【野菜】サツマイモ
りゅうきいも、りゅーきいも、りゅうきゅういも
なんきんまめ、ナンキンマメ【野菜】ソラマメ
なんまんきび、ナンマンキビ【野菜】トウモロコシ
なんまいきび、ナンマンキビ
まんまんきび
なんやかや【副】色々と、あれやこれや
なんよのう、なんよのー  何だろうかなー、ところで、(話を締めくくったり、変えたりする時の慣用句)
なんりょう、なんりょー【名】つらら
ならんじょう


にい、にー【名】兄、兄さん、
にいにい、にーにー
あんじょう
にいな、にーな【形】新しい、新鮮な
にえくさし【名】生煮え、煮えかけ
にえる【形動】@どうしょうないほどダメな、終わっている
にえとる
 (例)あそこの息子は家でにえとるでなー、今風にいやー、ニートちゅうじゃろーや:
にえる【動】@グダグダとして役に立たない A煮える
 (にアクセントがあると@、にアクセントがあるとAの意味になる)

にえたくる【自】煮えたぎる
にえつまる【自】煮詰まる、汁がなくなった状態
にがぐち、【名】@悪口、A苦言
にがる【自動】(体の中が、内蔵が)苦しむ、痛む 
 (例)鯖にあたってのー、腹がにがってやれんかった
にぎり【名】@吝嗇家、金を握って離さない人、金を出し惜しみする人
にくたれ
【名】憎らしいこと、憎らしい人
にくたれぐち【名】憎まれ口
にくらしい【形】憎い、
にくる、荷繰る【動】@荷物を順繰りに送る A順送りに送る
にしくる【他動】@他人に罪をなすりつける、A汚らしく塗りつける、擦りつける
にしる 
→(例)鼻水を袖ににしりんちゃんな
にしくりつける
なすくる、なすくりつける
にじばい、虹ばい【魚】オイカワの雌(虹色のハヤの意味、雄はコントラストがはるかに鮮やかな美しい魚、清流に無数に生息していたが今は絶滅した)
にじうお、虹魚
にじます【魚】やまめ、山女魚
ひらめ
にすい【形】薄い、薄味な
〜にゃあ、、〜にゃー  〜しないと(いけないよ)
 (例)もっともっと勉強せにゃー合格できんよ
にやかす【他】@煮立てる A強打する、やっつける
にやす【他動】@煮る  A殴る、強打する
によう【動】@(他動詞)臭いをかぐ A(自動詞)臭いがする→臭う、 Bそれらしい感じがする→匂う
によう【他動】荷負う
おう、おぶう、しょるう、かたぐ
にょうぼ、にょーぼ【名】女、女性
にわ【名】@家の中の土間、
にわか【名】@行列して練り歩く祭り行列 A即席、急なこと、B予想外なこと
にわかづけ【名】@即席漬け(料理) A一夜漬け勉強、やっつけ仕事
にんずう【名】仲間
にんずうにいれる、人数に入れる
 仲間に入れる
にんずうにする、人数にする
にんにおうた、任におうた 分相応な、ふさわしい


ぬめる【自動】粘り着く、べとつく
ぬかくそ【名】ぬか、ぬかくず、
ぬかす【動】言う (怒ったときに使う、下品な言い方)
 (文例)何ぬかすか、アホンダラ!
ぬかせっけん【名】ぬかを袋にして石鹸代わりにした
ぬかぶくろ、糠袋【名】@糠石鹸 A裁縫針を通して糠油で針の滑りをよくした針刺し袋
ぬかをこねる【句】苦労する
ぬくい【形】あったかい、暖かい
ぬるい【形】なまあったかい
ぬくめる【他動】温める
ぬくうする、ぬくーする
ぬけさく【名】間抜け、阿呆、
あほたれ、あほんだら、あんぽんたん
ぬける【自】@風邪や病気が治る Aシャツやズボンの生地が弱くなって、肘や膝が出ること、その状態 B山や土砂が崩れる、 
ぬしと、ぬすと【名】盗人、
ぬらかす【他】濡らす
ぬりたくる【動】ゴテゴテと塗り回す
ぬれしょぼける【自】びしゃびしゃに濡れる
ぬんだ:伸びた、生えた
 (例)かどの草ー何とぬんだのうー:庭に雑草がひどく伸びているね
のんだ


ねあずり、寝あずり【名】寝相が悪くて動き回ること
ねあずる【自】寝相が悪く動き回る
ねえ、ねー【名】姉、姉さん、
ねえねえ、ねーねー
ねき【名】@そば、根もと、A端っこ、B側、すぐ横
きね
ねと
ねくさし【名】@寝不足、A睡眠途中で起こされた状態
ねくじ【名】幼児が寝掛けにグズグズ言うこと
ねくじをたれる  子供が寝付きが悪くてぐずつく
ねこ【名】運搬用の手押し一輪車
ねこぐるま
ねごう、ねごー【他動】@訴える、通報する A願う、願い出る
なごう、なごー
ねこごたつ、猫炬燵【名】置きコタツ
ねこのこし、猫残し【名】ほんの少し残すこと、
ねこわけ
ねこまんま【名】汁かけ飯、おかずを混ぜためし
ねこめし、いぬめし、
ねさす【他動】@寝かせる、A倒す、斜めにする
ねす【他動】@寝せる、 A横にする、倒す
ねじこむ【動】(相手の家に)怒鳴り込む
ねじくれる【動】@ひねくれる A曲がる B片意地をはる
ねじくれもん【名】ひねくれ者、
ねじける【自動】@ひねくれる、Aねじれる、曲がる
ねずみとり【爬虫類】 青大将
ねせつける【他】寝かせる、寝かせつける
ねたがう【動】寝違える
ねたがえ【名】寝違え、急にクビが痛くなって動かせない状態
ねだる【動】カネや買い物をせびる、
ねつい【形】@しつこい、A熱心な、丁寧な、
ねつうする【動】@大切にする、A熱心にする
ねつうに、ねつーに:@丁寧に、A熱心に
ねつのはな、熱の花【病気】発熱時や病気で出る発疹、単純ヘルペス、口唇ヘルペス
ねばい【形】ねばねばした、粘着質な
ねばっちぃ、ねばっちー【形】
ねばる【動】頑張る、
ねちこい、ねちっこい、【形】@粘着質の、ネチネチした、A熱心な、丁寧な
ねと【名】根もと、
きね、ねき
ねばい、粘い【形】@しつっこい、長々と A粘りけがあること、ネバネバする
ねばどろ【名】粘土
ねぶか【野菜】ネギ、
ねぶたい、ねぶたあ、ねぶたー【形】眠たい
ねぶる、舐る【他動】@ベロべロ下品になめる、舌でモノを舐める
ねぶる、【自動】A眠る
ねま、寝間【名】@寝室、 A寝床、フトン
ねらむ【動】にらむ、睨む
ねんごう、ねんごー【名】@言い訳、屁理屈、A因縁
ねんごういらす、ねんごーいらす 言い訳をする、素直に謝らない
ねんごうたれる、ねんごーたれる 生意気を言う、因縁を言う


う、のー【間投詞】ねー、だよな、そうだよね
〜のう、〜のー【助詞】〜ね、〜だよね(念を押すとき)
のうのうしてる、のーのーしてる:のびのびリラックスしている。ゆったりと余裕がある様子
〜のうやあ、〜のーやー【助詞】〜だよね、(強調しつつ同意を求める)
のうがわるい、のーがわるい、のうがわりい、のーがわりー【動】@頭が痛い、頭痛がする、Aバカだ
のうたりん、のーたりん【卑語】バカ、うすのろ
おうなる、のうなる、のーなる【自】無くなる
なあなる、なーなる
のうなかす、のーなかす【他】無くす、紛失する
のうちゃあいけん、のーちゃーいけん
:〜が無いとダメ
のうみそがくさる、のーみそがくさる、脳味噌が腐る 
@ぼける、痴呆がでる、A話が通じない
のうぬけ、のーぬけ、脳抜け、
【名】馬鹿者
のがす
【動】逃がす、捕り逃がす
のく【自動】よける、道をあける
のけとく【他動】@とっておく、A控える
のける【他】@除く、取り除く、A邪魔にならないように脇へ動かす、避ける 
【自】@邪魔にならないように脇に動く、避けて脇に動く、A相手に譲る
のかす【他】@除く、取り除く、A邪魔にならないように脇へ動かす、避ける 
のこくそ【名】鋸くず、おがくず
のす【他動】@伸ばす、平らにする、A上に持ち上げる B叩きのめす
のすける【他動】@手渡す、差し出す A身を乗り出す
のそける、のぞける
のずける【他】手渡す、差し出す   
のずく【自】@のぞく、身を乗り出す A訪問する
のちいり、後入り【名】後妻
のっけから【副】出だしから、はじめから
はなから、
はしから
のっける【他動】のせる、載せる、乗せる
のどいりがいい、のどいりがいー【形】理解がいい、のみ込みが速い
のどいりがわるい、のどいりがわりー【形】のみ込みが悪い、理解力が悪い
のばかす【他】伸ばす、延ばす
のぼしゃあげる、のぼしゃーげる【動】夢中になる
のぶ【自動】伸びる
のふうどう、のふーどー【名】@野放図、不作法、Aふしだら、不作法 B横柄
のふどうな、のふーどーな【形動】@横柄な、厚かましい、 Aだらしがない、締まりがない
のぶとい【形】くどくて胸につかえ食べたくない、むつっこくて食指が湧かない
のどぶとい   
のべおくり、野辺送り【名】葬式
のべる【動】薄く延ばす
のぼりたおし、幟倒し【名】祭りの翌日、祭り明け
のめす【他動】やっつける、たたき倒す
のらのせっくばたらき、野良の節句働き:普段は遊びほうけて、休むべき時に働くようなモノ
のる【自動】@そる、背筋を伸ばす A仰ぎ見る B乗る (にあくせんとがあると@、にアクセントがあるとAの意味)
のんのんさあ、のんのんさー、のんのんさま【名】神様、仏様、 幼児言葉
ののさん、ののさま、ののさー
のんだ:伸びた、生えた
 (例)かどの草ー何とのんだのうー:庭に雑草がひどく伸びているね
ぬんだ



   日々草 2005,8,20



         ま行

まあまあ、まーまー【副】ほどほど、そこそこ
〜まあやあ、〜まーやー:〜しようよ(勧誘)
 (例)買うまあやあ、ソンなことやるまあやあ:買わないでおこうよ、ソンなことやらないでおこうよ
まい、舞【行事】神楽(石見神楽、最高の娯楽だった
まいげ【体】眉毛
ましげ、まひげ
まいたび【副】毎度、毎回、
まいたんび
まいだり、まいだれ、【名】前垂れ、エプロン
まいまい【名】かたつむり、なめくじ
まき【名】かしわ餅、
まくらかす【他】転がす
まくる【他動】転がす
まくれる【自動】@転ぶ、転がる、Aひっくり返る
まごじょう、まごじょー、孫嬢【名】孫娘
まっこと、まこと、【副】@本当に、A非常に、とても、
まことやか【名】本当のこと、
まごぼう、まごぼー、孫坊【名】孫息子
まさのう、まさのー、真斧【名】斧、オノ、手斧、
(類)ちょうの、ちょうのう、ちょーのー【名】長斧、まさかり
ましげ、まひげ【体】眉毛、まゆげ
ましっと【副】もうすこし
もそっと
ましな【形動】正常な、まあまあな
ます【魚】サケ、ヤマメ (益田川にも昔はサケが遡上していたそうです。サケもヤマメもマスも区別なく総称的に使っていたらしい。)
まぜくる【動】かき回す
まぜこじゃ  混ぜ返した、混じり合った様
まぜめし【名】五目ご飯
かやくめし、かやくごはん
まぜる【動】@仲間に入れる、一緒にする
またあがりました、またーがりました【挨拶】また参上しました(客として訪れた時の挨拶)
またさんじました
またきました:ごめんください、程度の挨拶
また、きちゃんさい【挨拶】又来て下さい(客を送り出す時の挨拶)
またきちゃんさいね、またきちゃんさいのー
またおこしんさいや
またさんじましょう【挨拶】また参上します、ではさようなら(帰る時の挨拶)
またきましょう:さようなら、程度の軽い挨拶
またげる【動】またぐ
またしちゃあ、またしちゃー:またもや...して、あいかわらず、(主に悪いことに使う)
 (例)そがーなわるさーまたしちゃーいけんけーのー
またよう、またよー【挨拶】さようなら、又ようこそ(送る方も送られる方も使う軽い別れの挨拶)
またきんさい、またきんちゃい
またきますよ
まち【名】祭り
まちっと
:もうちょっと、もう少し
もちっと、もうちっと、もうちょっと、もちいと、もちーと
まっこと
【副】@本当に、A全然
まこと
まっちゃんさい
:待って下さい
まちゃんさい
まっつい
【形】まったく同じ、うり二つ
までる【他動】混ぜる、
まどう【動】弁償する
まどしい、まどろうしい、まどろーしー【形】@手間取る A間だるい、まどろっこしい
まどろまどろうしい 【形】とてもまだるい、 
まねし、まねしい、まねしー【名】真似をする人(卑語)
まばいい、まばいー【形】まばゆい、キラキラした
ばばいい、ばばいー、ばばゆい
まひげ、ましげ【体】眉毛
まひょうしにあわん、まひょーしにあわん @のろまで間に合わない、 A役に立たん
まひょうしくさい、まひょうしくさー
まひょうし、間拍子【名】@時間、A時間的な間、
まぶい【形】かわいい、美男の、(まぶ間男から由来か?)
まぶせる【他】ふりかける、塗りつける
まぶる【他】まぶす、まわりにつける
〜まぶれ 〜まみれ、〜だらけ →雪まぶれ、泥まぶれ
まま、まんま【名】ごはん、めし、
まめ、豆【名】元気、健康なこと
まめな:@元気な、無事だ A熱心な
まめなかの? まめなかのー? お元気ですかね?
まめなかな?
まめなでや、まめでな 元気にしているよ
まめなひと:好色なエッチな人、女性の扱いに熱心な人
まるかた【副】まるます全て、ほぼ全部、ほぼ丸ごと、
まるきし、まるっきし【副】完全に、すべて、丸ごと
まるげる、丸げる【他】@曲げる A丸める
まるた、丸太【名】@新品、未加工もの A全部、そっくりそのまま
まるたのまんま @新品そのもの、手を加えないまま A全部をそっくりそのまま
まるっきし【副】まるきり、全然、まったく、(否定の掛かり副詞)
まんくそわるい、まんくそわりい、まんくそわりー  頭にくる、運が悪い
まん【名】@運、 Aタイミング
まんがわるいまんがわりい、まんがわりー タイミングが悪くて不運だ
まんなおし【名】縁起直し、不運払い
まんさく、満作【魚】しいら、しいら:実が入っていないモミのこと、縁起が悪いので、当地ではシイラをマンサクと言い換えている。)
まんだ【副】まだ
まんちゃら
【名】でたらめ、欺瞞
まんま、まま【名】ご飯
まんまんこ
まんまんつぶ【幼語】ご飯つぶ
まんまんきび【野菜】トウモロコシ、トウキビ
なんまんきび
まんまんごと【名】ままごと
まんまんなか【名】ど真ん中



みがはる、身が張る 筋肉が痛くなる、こる、
みがら【名】からだ、身体
みい、みー、みいい  見なさい
みして  見せて
みしてみんしゃい  見せてみなさい
みしてみんさい、みしてみんちゃい
みす
【名】すだれ、よしず、のれん
みず【名】針の穴
みずあび、みずあべ、【名】水泳、シャワーなどで水を浴びること
ゆあび、ゆあべ、【名】湯を浴びること、行水
みずいか【魚】アオリイカ
みずいと、水糸【漁具】釣り糸
すじ、すじいと (普通にはスジと呼んでいたかな) 
みずきり、水切り【遊】平たい小石を水面に低く投げて飛び滑らせる遊び、
いしきり、石切り
みずぶくれ【名】@水泡、水泡をともなった腫れ A筋肉がなくブヨブヨに太った状態
みすみす【副】見ていながら、敢えて
みせびらかす【他】見せつける、自慢たらしく見せる
みせやいこ、みせやっこ【名】見せ合いっこ
みせあいこ、みせあっこ
みぞざらえ、溝ざらえ【行事】溝をせき止めて底を掃除すること。(魚やカニが大量に獲れ、子供達も楽しんだ。)
みそがくさる、味噌が腐る:下手な歌を聴く
みそをつける
:失敗して恥をかく、
みそくそ、味噌糞
【名】めちゃくちゃ、ボロクソ、
みそくそゆう、みそくそゆー、みそくそいう、味噌糞言う【動】メチャクチャ言う
みちょる  見ている
〜みちょうな、みちょーな 〜のような、みたいな
みっともなあ、みっともなー、みっともない【形】@世間体が悪いA劣っていて、みっともない、B見苦しい、恥ずかしいC醜い
みとみない、みとみなー【形】  
みとうもなあ、みとーもなー、みとうなあ、みとーなー【形】@見たくない、恥ずかしい、A格好悪くて見たくない
みづかい、見使い【名】、見たついでの使いごと、
 (微妙に意味が違うが標準語への置き換えが難しい)
みてる【自】無くなる、減少する、(なくなるが忌み言葉と同音なので、反意語の「満てる」が転じて使われた) 
のうなる、のーなる
みな【名】みんな、
〜みないや:〜してみなさいや
(例)大学受けてみないや
みみがす【名】聞き間違いが多いこと、耳つんぼ
みみがず、耳がず
みみたぶら【体】耳たぶ、耳介
みふたつ【名】出産祝い
みふたつになる【動】お産をする
みやい【名】見合い
みやすい【形】@簡単な、容易な A心やすい B楽な (見易いではない)
〜してみんしゃい  〜してちょうだい
〜してみんさい
〜してみんちゃい  親密語
みょうちきりん、みょーちきりん 奇妙な、不思議な
みんなし【名】皆さん、皆の衆


むぎめしばな、麦飯花、【名】アセビ
むごい、むげえ、むげー【形】@可哀相な、A残酷な、悲惨な Bひどい
むこうざしき、むこーざしき、向う座敷【名】離れ座敷
むさい【形】@金に細かい、A物持ちがいい B吝嗇だ
むしょうに【副】@むやみに、むやみやたらに、A大変に、
むしる【他】もぎとる、はぎとる
むしくる
むしりとる
むしん【名】@無理な願い A寄進のお願い
むしんをいう、:金品の拝借をお願いする、寄進のお願いを言う
むつこい【形】@しつこい、A味が濃い、B油っ濃い
むなくそわるいむなくそわりい、むなくそわりー【形】ムカムカする、むかつく、気分を害した
むなくそがわるい、むなくそがわりー、胸くそが悪い
むらきな、むら気な【形動】気まぐれな
むりしゃり【副】無理矢理、是が非でも、
しゃりむり


めいめい、めえめえ、めーめー【名】各自、各々
めんめ、めんめえ、めんめー
めいぼ、目疣、めえぼ、めーぼ、めぼ【病気】ものもらい、麦粒腫
めぼいと、めばちこ
ほいと、ほいとう、ほいとー
めえわく、めーわく
【名】迷惑
めがす【他】壊す、破壊する
めぐ【他動】壊す  (例)オモチャをめぐ、
めげもの【名】壊れ物
めげる【自動】壊れる
 (例)オモチャがめげた  オモチャが壊れた
 (にアクセントをおいて発音する。にアクセントを置くと、気分が沈むの意味)
めげもの【名】壊れ物
めちゃちゃ【病気】目の縁がただれた状態
めっそうもない、めっそーもなー【形】とんでもない
めったー 〜なあ   滅多に〜〜ない
めったと  滅多に、やたらと
〜のめにあう:〜の悪いことにあう
めにあう【動】ひどい災難にあう、散々な被害にあう
めのは
【名】ワカメ
めぼぼ【体】目やに
めめくそ【体】@目やに、目くそ A本の少し、わずか
めんくそ
めりんご【魚】メダカ
めをつぶる:目を閉じる
めんこい【形】かわいい
めんたま【名】眼球、
めんつう、めんつー【名】メス、雌
めんたあ、めんたー
めんどい【形】面倒くさい
めんどーない
めんどなあ、めんどなー
めんぽう、めんぽー【魚】かわはぎ


もう、もー【副】もはや、
もうもうどき、もーもーどき【名】夕方
もうりょうじる、もーりょーじる【動】恍惚となる、ボーッとなる、
(取っ手が)もげる【自動】@はずれる、とれる A壊れる
もぐ【他】@はずす、壊す、Aもぎとる、摘みとる
もじくもぎる、もじる
もぐらごっこ、もぐらっこ、もぐらあそび【遊】ワラ束の間を抜いてトンネルを作って遊んだ。(どこの家にも納屋に稲ワラが束にしてうず高く積んであった。)
もじく【他動】もぎとる、ねじりとる
=もぐ
=もじる、もじりとる
=もぎる、もぎりとる
もじける
【自動】木の実などがとれる、
もそっと
【副】もう少し
もちぃいと、もちーと、もちっと、ましっと
もだれ【名】軒、軒先、軒下
もちまき、【行事】祝い事には小さな紅白の平たい丸餅がよくまかれた。
もちひろい
もっそうめし【名】@山盛りにつけた御飯、A飯場や刑務所での盛り切り御飯、(下品なとか卑下する気持ちがこもる)
もと【名】地面
じべた
もどす【他】嘔吐する、食べ物を吐く、
もとうらん、もとーらん【形動】@話の筋が立っていなくてもたもたしている、A動作が緩慢でらちがあかない B役に立たない C不器用な、うまくできない D不明瞭な
もとおる、もとーる【形動】@話の筋が通っていて明確な Aテキパキと素早い
ものいい、ものいー【名】言葉遣い、口の利き方
ものいり【名】カネがかかること、金が必要なこと
もぶりめし【名】混ぜご飯
もぶる【他】まぶす、付着させる
もぶす、まぶる
 (例)餅にアンコをじょうにもぶしてやんちゃい
もぶれる【自】まとわりつく、じゃれつく
もぶれつく
もぶれかす
つばえつく、せびりつく
もます【他】@もめ事を起こす、A言い争う
もみ、籾【農業】殻を被ったままの米、(コンバインで稲刈り脱穀をやるようになり、方言ではないが、今では死語に近い)
もみがら【農業】米の殻
すくも【農業】もみ殻の山、モミ殻の集合名詞
ももくしゃ、ももくちゃ【名】@(衣服を)しわにすること、Aもみくちゃ
ももくしゃにする、ももくちゃにする【動】(衣服を)しわくちゃにする、 Aもみくちゃにする
ももぐる【動】@両手で混ぜ合わせる Aいじくりまわす
ももたぶ、ももたぶら【体】太もも、ももの内側、大腿の腹
もやい【名】【形動】@共同、共同で、A分けること
おもやい  兄弟や家族で使い回すこと
もやいやいこ、もやいやっこ【名】@お互い分け合うこと、Aお互いに手伝い合うこと
もやかす【他】燃やす
もんくたれ、文句たれ【名】文句ばかり言う人
もうらい、もーらい:いただき、やった、OKだ、しめた、
もろう【他】もらう、いただく
もろうた  もらった。いただいた。
もろぶた【民具】餅をのばすのに使う、浅く広い板箱
〜もん【名】〜者、
 (例)こんなんと飲んだら死んだもんにすまんけーのー:お前と飲んだら死んだ者に顔向けが出来ないからな
もんすごい、もんすげー【形】ものすごい




  紅葉葵 2006,8,20



         ら行

〜ら、〜らあ、〜らー【接尾語】〜達、〜方々(あらゆる名詞、代名詞に付けて複数形を示す)
 (例)あんたらー、わしらー、先生らー、子供ら、子犬らあ、そこらー、昨日らー:貴方達、俺たち、先生方、子供たち、子犬ども、そのあたり、昨日なんか
〜らあ、〜らー  動詞に付けて〜することが可能
 (例)出来らあ、勝てらー、知っとらー、登られらー
らくちゅう、洛中、【名】部落の中
らちゃああかん、らちゃーあかん:どうにもならない
らちもなあ、らちもなー、らちもない【形動】@くだらない、 A価値がない、B簡単な、容易な
らっしもない、らっしもなあ、らっしもなー【形】@乱雑に散らかってどうしようもない、Aお手上げだ、どうしようもない
 (例)おまーの部屋ー、らっしゃーなーのー、ウジがわくでー
らっしゃあない、らっしゃーない、らっしゃあなあ、らっしゃーなー
らっせ【名】非常に物が多い状態、頻繁な状態
らっせに【副】ものすごく、莫大に、
らっぱ【名】@ほら吹き、Aスパイ
らっぱじゃけ  ほら吹きだから
らんきょう、らんきょー【名】らっきょう


りはつな、利発な【形動】賢い、回転の速い、
しごんならん
りゅきいも、りゅーきいも、りゅうきゅういも、りゅーきゅーいも【野菜】さつまいも
りゅうかく、りゅーかく【名】几帳面、厳格
りゅうかくな、りゅーかくな【形動】かたぐるしい、厳格な
りゅうかくもん、りゅーかくもん【名】律儀者、
りょうひら、りょーひら【名】両側
りょうかた、りょーかた
りょうつら、りょーつら
(反意語)かたひら、かたつら 片側


〜れん  〜できない(動詞に付けて、不可能の意味になる)
 (例)食べれん、帰れん、来れん、走れん
れえこん、れーこん【名】蓮根
れんぎ【名】すりこぎ


〜ろう
【助詞】 ...でしょう、...だよね(念を押す、同意を求める、語尾を上げれば疑問の意味も含む)
 (例)あさっての寄り合いに、あんたも行くろう:明後日の寄り合いに貴方も出席されますよね?
 (例)そんな薄着じゃー、寒いろう
ろくすっぽ〜ない【副】ほとんど〜ない、満足に〜ない、十分に〜ない
      否定的な意味の掛かり副詞
ろくなこと:大したことではない、普通のこと
ろくにする
:気楽にする
〜ろうが
    〜〜のはずだが(念押し、疑問)
 (例)こんな事一々いわんでも分かっちょろーが




  ランタナ 2002,8,20



          わ・ん行

わいしゃつ、Yシャツ【名】カッターシャツ
わからんちい、わからんちー【名】@理解力がないバカ、説明してものみ込みが悪い者、A偏執狂、B自分の言い分だけを主張するだけで相手の言い分を聞こうとしない者
わからんしい、わからんしー
わきざまし、沸き冷まし【名】@お燗の酒が冷えアルコールが飛んだもの、A湯さまし
わきゃあなあ、わきゃーなー、わきゃあない、わきゃーない【形】@容易な、簡単な、A問題ない
わざっと【副】わざと、故意に
わざに【副】わざわざ、特別に
わし【名】俺(男性が使う)、わたし、ぼく、
 うち(うちらあ):女性が自分(達)を指して言う場合に使う
 わし(わしらあ):男性が自分(達)を指して言う場合に使う
わしかた、わしがた【名】私の家
わしたか
わじく、わじくる
【他】割って露出させる →栗のイガをわじくる
わにくる
わじける
【自】裂ける、割れて露出する、
わにける
 →ザクロの実が(アケビの実が)わじけとるいね。
わしゃあ、わしゃー 私は、俺は、(男性が使う)
わしらあ、わしらー【名】俺たち、我々 (男性が使う)
(類)うちゃあ、うちゃー:私は (女性が使う)
   うちらあ、うちらー:私たちは (女性が使う)
わずろうしい、わずろーしー【形】わずらわしい、
うずろうしい、うずろーしー【形】うっとうしい
わっか、わっぱ【名】輪
わて:@〜宛、A私
〜わて、〜わあて
  〜毎、〜ずつ (例)めいめいに一つわてあげんさい
わに【名】脚を左右に大きく開くこと、(ワニの口が大きく開く事からきた?)
わにくる
【動】@ガバッと広げる、大きく開く A露出する
わじける
わにくってる【形動】@大きく広がっている、ガバッと開いている、 A露出している、
わにける【自】@大きく広がる、A露出する
わころがし、輪転がし【遊び】自転車のリム(廃品)を竹棒で転がす遊び
わまわし、輪回し
わや
【名】わやくちゃ、めちゃくちゃ
わやくそ
     
 (例)きにょーの忘年会わやなんじゃけーやれんかんたんよー:昨日の忘年会は滅茶苦茶でどうにもならんかんたのよ

わやにする
 :滅茶苦茶にする
わらばき、藁履き
【名】ワラで編んだ草履、(濡れても滑らないので川に入ったりするのに重宝したものでした)
わらわかす
【他】笑わす
わりき【名】割木、薪、
頭、悪いの?:頭が痛いの?(風邪で頭痛の時などに使うが、誤解されそうな表現)
わりい、わりー【形】悪い
わるかったのう、わるかったのー、わるかったねー【挨拶】@ごめんね、大変だったね、苦労かけたね、Aありがとうね、サンキュー
わるさ【名】いたずら、悪事、
わるうすりゃあ、わるーすりゃー:もしかすると、場合によったら、
わらすぼ【名】ワラを束ねて、柿を入れたり、柚餅子を入れたりした
わらふき、わら葺き【行事】藁葺き屋根をふくこと、その作業、(急勾配の屋根葺き作業は大変で部落の共同作業でした。今では技術もすたれ、共同作業も行われなくなって維持が困難です。)
わりい、わりー【形】悪い
わりかし【副】わりと、まあまあ、比較的、
わるたんぼう、わるたんぼー【名】わるがき、悪漢
あくたれ、わるたれ
われえ、われー【名】おまえ、きさま、(下品な言い方)
わりゃあ、わりゃー
 (文例)われえ、しごうしたろうか (威嚇用語)
わろう、わろー【動】笑う
わらいもん【名】笑われ者、笑われるような愚か者
わんこ【名】@お椀 Aイヌ(幼児語)



〜ん〜  〜の、〜の様な、
→かわんぎし(川の岸)、やまんたに(山の谷)
→くまんばち(熊の蜂):熊蜂、熊のように大きな蜂
→たんくさ(田ん草):田の草、田に生えている草
→やまんば(山婆):山にいる怖ろしい婆
〜ん  〜出来ない(否定形)
 (例)来れん、買わん、買えん、食えん、出来ん、
〜んなや 語尾に付けて否定の強調
→いんさんなや、いいんさんなや  言ったらダメだよ
〜んよ  〜したのよ、(強調する)
 (例)彼とデートしたんよ、スイカたべたんよ、もう寝るんよ




  忘れな草 2007,4,15

  クリスマスローズ 2007,3,15

  路傍の昼顔と秋桜(コスモス) 2006,8,26


   ディプラデニア 2006,9,15



          か行

かあ、かああ、かあかあ、かー、かーかー @思わず、何気なく、Aついつい、Bもう、遂に (意味なく話の出だし、つなぎ、調子とりにも多用されます。石見弁は“カーカー弁”出雲弁は“ズーズー弁”とも言われます)
 (例文)かー、かあー、やってしもうーた。:ついつい知らぬ間にしてしまった。
 かー、終わった:遂に終わった。もう終わった
 
かあら、かーら【名】@瓦 A川原、河原
かあらけ、かーらけ【名】@かわらけ、焼き物の壊れ片 A石ころ
かあらすずめ、かーらすずめ【名】川原雀、セキレイ
かい、かひ【料理】おかゆ、粥
おかい、おかいさん、おかひさん
かいい、かいー、かええ、かえー【形】かゆい
かいさく【名】開墾
かいしょうなし:@意気地なし、A生活力が無い
かいな【名】腕の付け根、上腕部、
かいる【名】カエル
かう【他動】@鍵を掛ける、Aボタンを掛ける、A服の破れにツギを当てる、C支え棒を当てるetc.  どの意味でも無意識によく使う
かえあいこ、かえあっこ【名】交換、交換すること、取りかえっこ
かえし【名】裏表が逆なこと
うらがえし
かえっこ【名】交換、交換すること、取りかえっこ
かえやいこ、かえやっこ
かえりしな、帰りしな【名】帰りがけ、帰る途中、
(反意)きしな、来しな【名】きがけ、来る途中、
かえりました【挨拶】 ただいま、
 ←→おかえりんさい(おかえりんちゃい) お帰り
かえりんさい、かえりんちゃい:帰って良いよ(許可)、帰りなさい(命令)
かえりんさんな、かえりんちゃんな:帰ってはいけない、
かおもと【名】顔つき
かかあ、かかー、かあかあ、かーかー【名】母親、母ちゃん、家内、
(反意語)ととう、ととー、とうとう、とーとー:父親、父ちゃん
 微妙に意味が違い、否定的な気持ちを込めてカカー、トトー、 
 肯定的な気持ちを込めてカーカー、トートーと使い分けている
(類)じじい、じじー、じいじい、じーじー、 
   ばばあ、ばばー、ばあばあ、ばーばー
   ににい、ににー、にいにい、にーにー、 
   ねねえ、ねねー、ねえねえ、ねーねー

かがと【人体】かかと、踵、
かがなる【自動】かがむ、腰を曲げる、前屈する
かがむ、かごむ、
しゃがむ、しゃごむ【自動】膝を折ってかがむ、しゃがむ
かがま【名】お釜
はがま
かかる【動】@着手する、始める A交尾する
かからす【他】@着手させる A交尾させる、人工授精する
かかりうど【名】何もしないで親がかりの長男
かかりご【名】嫡子
かかりつけ、掛かり付け【名】いつも世話になっている先
がき【名、卑語】子供
かく【他動】粘ったものをかき回す
 (例)そば粉を湯でかく、代田をかく、納豆卵をかく
(苗代を)かく【他動】水田を耕して代田を作る
かくがいな【形動】@格外で並外れている、A大変な
かぐ【他動】欠く、一部を切り取る
かくっとう【名】切り株(特に太い木の幹などの切り株)
きりかぶら、きりかぶた
かぐる【他動】引っ掻く (例)猫に掻ぐられたんよ
かぐられる:引っ掻かれる
かくし【服装】ポケット
〜かけ【助詞】〜する途中、〜し始め、
〜しな
 (例)きかけ、くいかけ、やりかけ
かけ【名】×、ばつ、ダメ
かけさげ【名】自在金具
かけあいこ、かけあっこ【名】水や湯をかけ合うこと
かけやいこ、かけやっこ【名】駆けっこ、走りっこ
かけりっこ
かける【自動】走る 
 (注意:はしる:傷がピリピリ浸みるように痛む)
かけらかす【自】@早く走る、A走り回る 【他】走らせる
かけりっこ【名詞】走り遊び、走りっこ、かけっこ
かけやいこ
かこう、かこー【動】@仕舞っておく、A囲う
かごむ
【自動】かがむ、腰を曲げて前屈する
かがなる
しゃごむ【自動】しゃがむ 
つくなむ
(水に)かす【他動】(水に)つける
(帽子を)かずく【他動】(帽子を)かぶる
かむく、かぶる
かじかむ【自動】手がこごえる
かしこまる【自動】@緊張する、よそよそしくする、A正座する、B威儀を正す、
かしてみんさい:よこしなさい(言葉は柔らかいが、こちらに手渡しなさい、という意味でも使う)
(例)もとーらんねー、こちらへかしてみんさい:モタモタして、ええい、待っちゃあおれんわ、私に寄越しなさい、)
がじとる【形動】(イモや大根が)凍みてカジカジスカスカに変質した
がじる【自動】(イモや大根が)凍みてガシガシスカスカに変質する
かしわもち、柏餅【料理】サンキライで包んだ団子、(昔村総出で共同作業をしていた頃、田植えの合間のオヤツとしてよく作られた)
かたらだんご、さんきらだんご
かす【他】水に浸ける、(例)はんどう(石見焼きの大瓶)にモミをかしておく
がす、がず【名】 難聴、聞き間違いが多いこと
耳がす、耳がず
かずえる【動】数える
かずき【名】@冬期顔を覆う防寒具、A頬手ぬぐい
かずく、かづく【動】かぶる  (例)帽子をかずく
かずむ【自動】@変な気配を感じてソワソワする A臭いをかぐ  (例)うちらーの様子をかずんでイヌ達がそばえつくんよう:私たちの外出準備を感じてイヌ達がまとわりつくのよ
かぜがはいる、かぜがいる、風邪がいる @風邪をひく、 A(絵具や糊が)風邪をひく、古くなってボロボロに変質する、鮮度が落ちる、粘度が落ちる
かせてくる【自動】傷口が乾いてくる
かせる【自動】傷口がかわく
(例)たわしるがかせるまで、風呂はいけんけーね:傷のジュクジュクが乾くまで風呂に入ったらダメだよ
(しっこが)かたい【形】小便の間隔が長い、寝小便をしない
 (例)あんたーオシッコがかたかったでねー、腎臓でもいけんのかーと心配したんよ
かた、がた、方、【名】@家、 A家庭
たか、
 (例)わたしかた、わたしたか、先生かた、先生たか
かたきに、仇に【副】そればっかり、一つことばかり
かたきみちょうに、かたきみちょーに、仇みちょうに
かたぐ
【他動】@肩に担ぐ、A運ぶ
しょるう、になう、おう、おぶう、:背中に背負う
かたくわ【名】片意地、頑固
へんくう、へんくー
かたくわな【形動】片意地な、頑固な、
へんくうな、へんくーな
かたし【名】椿の硬い実
かたつら【名】@片側、 A対になってる物の片方
かたはな、かたはし、かたひら
(反意語)りょうつら、りょうはな、りょうはし、りょうひら
かたちんば、かたちんぼ【名】片方が欠けていること、
かたはな【名】片側、一方の端
(反)りょうはな 両端、両側、
かたはら【体】脇腹、横腹、
かたひら【名】@片側、A片一方
かたつらかたはな、かたはし
(反)りょうひら @両側 A両方
りょうつら、りょうはな、りょうはし、
かたぶく【自】傾く
かたぶける【他】傾ける
かたぶらかす
かたまり【名】群れ、集団、一団
かち
かたまる【動】集まる、群れる、集団を作る
かたら【植物】猿取り茨、サルトリイバラ、山帰来
かたらまんじゅう【名】かしわもち、サンキラ饅頭、
かたる【動】話す
かち
【名】群れ、一団 (例)雁のかちが西に向かって帰っていきよる:雁の一群が西方へ向かって帰っていこうとしている
かたまり
かつえどう、かつえどー、飢え童?【名】腹が空いてガツガツ食べること、飢えていること
かつえる【自動】飢える、腹が減る、
かつれる
かつえかす、かつえさす【他動】飢えさせる、
かつかつ、かつがつ【副】ぎりぎり、やっとのことで
がっくし【形動】がっかり、気落ちして、
かっこ【名】子供の下駄
がっそ、がっそう【名】髪が伸びて乱れていること
がっそうな、がっそーな【形動】@髪がボウボウに伸びてだらしない
おうがっそう、おーがっそー
カッターシャツ【服飾】ワイシャツ
かった【他動】借りた、(こうた:買った、であって紛らわしい)
かってくる【他動】借りてくる(買うてくる、ではない)
かって、勝って、おかって【名】台所、
ながし、流し
かっぽ【名】うすばかげろう
かど
【名】@前庭、A庭先
〜がや
:〜じゃったろうね、そうだよね(強く念を押す)
(例)あれほど何度も念を押したろーがや、試験に遅刻するなんて
かやし、がやし
【名】逆、さかさま
からんどう
【名】中空、中が空っぽのこと
かる
【他動】借りる
 (注意)かった、借った:借りた
    こうた、買うた:購入した
かっちこ【名】木切れ、木片
かっちゃんさい 貸してください(×買うてくださいではない)
かっぽり【名】女の子の駒下駄
ぽっくり
かつれる【自動】飢える、腹が減る
かつえる
かど【名】家、庭
かばち【名】@饒舌、よくしゃべること、Aくちごたえ、文句、屁理屈、(屁理屈や生意気だといった気持ちがこもった言葉)
かばちたれ【名】@すぐにくちごたえをすること、A喋りすぎる人
おかばち
かばちをたれる、かばちーたれる、かばちゅーたれる、【動】くちごたえをする、屁理屈を言う 
かばちをいれる:批判や反対意見を言う、口答えをする
かびる【自動】@(ご飯などが)乾いて硬くなる、Aカビがはえる
かびがくる:カビが生える@
からびる:@乾いて硬くなる、 Aかびかびになる
かびかびな【形動】乾いて硬くなった状態
かぶさる【動】@重なる、二重写しになる A覆い被さる
かぶた、かぶら【名】切り株、
きりかぶた。きりかぶら
かぶる【他動】@虫などが刺す Aかむ、かみつく B大口で食らいつく C帽子などを被る
 (例)蚊にかぶられた、ハミにかぶられる、野良犬にかぶられた
かぼちゃあたま【体】ボコボコした頭、凸凹した頭
かまう
【他動】@からかう A相手にする B触る、いじる、C造作する
かもう
いろう、いらう
かまうなや、かもうなや  構わないでくれ、放っておいてくれ
かもうなや、あんたの子でなし親でなし、赤の他人じゃ、ほっちっち(囃し言葉):あなたとは他人だから構わないでくれ 
かまかけ、鎌掛け【昆虫】カマキリ、
かまぎ【名】窯にくべる薪、かまどに使うたきぎ
かまぎだいく、釜木大工【名】@下手な大工、A不器用なこと
かます【農業】ムシロを編んだ袋、(米の供出も60kg俵、30kgカマス、20kg紙袋と変わっていきました。)
かみいて【名】(神居て?)、上の間、お座敷、客間
上の間
(反)しもいて、下の間  普段生活をする部屋
かまぶこ【名】かまぼこ、蒲鉾
かみいい【名】髪結い
かんふーせん、かみふうせん、紙風船【遊】四角や丸い紙の風船、(富山の置き薬売りが土産にくれたりした)
かむる【他動】かぶる、かずく、頭にのせる
かずく、かぶる、
がめに、がめ煮【料理】越前煮、多種類の野菜や肉を炒めて甘辛く煮しめた料理
がめる【他動】盗む、横領する、
かもう【他動】@からかう、A触る
かまう
かまうなや、かもうなや、 構わないでね、放っといてね
かもうなや、かもーなや
かやくめし【名】混ぜご飯、五目ご飯
かやす
【他動】@倒す、ひっくり返すAこぼれる
かやらかす
かやる【自動】@倒れる、ひっくり返る Aこぼれる
かやれる
から【名】体格  (例)からーぶちごついがのー、キモーこまーけーのー:体格はごついが胆が細いからね
からあ、からー【形】からい、辛い
からかさ
【名】傘、こうもりかさ
からかみ
【名】ふすま、ふすま紙
(〜して)からに
〜するとは、度々〜してばかりで、(勝手にしやがって、非難的な意味がこもる)
からえずき【名】何も出ない嘔吐、空嘔吐、
からげる【他動】スカートや着物の裾を持ち上げる
(例)雨で道がじゅるいけー、からげて帰りんちゃい
からびる【自動】干からびる、乾いてシワになる
かびる
からびとる【形動】干からびている、
かびかびな
からすなえ【名詞】@こむら返り、A体の一部の筋肉が痙攣すること
こぶらがえり、こむらがえり
すじをひく、すじーひく 体全体がつる、痙攣する
かる【他動】借りる
かるう、かるー【他動】背負う、になう、荷負う
おう、おぶう、
しょう、しょるう
かわいげがない、かわいげがなーかわいげなー【形動】愛想がない、率直でない、可愛くない
かわせみ、カワセミ【動物】かじか (鳥のカワセミのことは意識に上らない、まずカジカが思い浮かぶ)
かわべら、かわべり【名】川のほとり、川辺、川岸、
かわや【名】便所、肥溜めを渡して囲った小屋
(風呂や酒の)かん【名】湯加減、温度加減
 (例)風呂のかんをつけてーや
かわりごうり、かわりごーり【名】交代交代
かわりごっこ、かわりばんこ【名】交代交代、
かんころ【名】切り干し大根
かんしゃくもち、癇癪持ち【名】短気者
かんぜより【名】紙のこより
かんづち【名】金槌、かなづち
がんち【名】@目が見えないこと、めくら Aめくら病み
かんふーせん【名】紙風船
かんぶくろ【名】紙袋、
かんぼこ【名】かまぼこ、蒲鉾
かまぶこ
かんから、カンカラ【名】空き缶
かんかんカンカン
かんだつ【生活具】掘りコタツの炭火の上をおおう安全用の金網
かんだち
かんらん【野菜】キャベツ、甘藍
かんらんむし【昆虫】青虫(紋白蝶の幼虫、魚釣りの餌にした)


きあいがわるい、きあいがわるー、きあーがわるー【形】@気持ちが悪いA気分が悪い
きやいがわるい、きやーがわるー、きわいがわるー
きいきいごえ、きーきーごえ、キーキー声【名】金切り声
つける、きーつける  気をつける
つけんさい、きーつけんさい 気をつけてください
つけんちゃい、きーつけんちゃい 気をつけてね(親密語)
きがある【動】@恋い慕う、懸想する、A好きに思う
きがけ  来る途中、来ようとした途端
(反)いにがけ いぬる(帰る)途中、帰り端、
きがきじゃあなあ、きがきじゃーなー、きがきじゃあない、きがきじゃーなー【形動】心配(不安)で落ちつかない
きがこまい、きがこまあ、きがこまー【形】@臆病な、気が小さい、A意気地がない
きがねな【形動】@遠慮な、A申し訳ない、
きかんつんぼ【名】聞こえないふり、勝ってつんぼ
きさし、着さし、:@着かけ、着ている途中、A洗濯予定がなくまだ着ている状況
ぎし
【名】岸
むこうぎし、こちらぎし:向こう岸、こちら岸
きしゃなあ、きしゃなー、きしゃない【形】汚い、不潔な
きちゃなあ、きちゃなー、きちゃない
きしゃならしい、きしゃならしー 汚らしい、不潔っぽい
きちゃならしい、きちゃならしー
きしょくわるい、きしょくわりい、きしょくわりー【形】気持ち悪い、いやらしい、(生理的に嫌だという気持ち)
〜ぎす【名】体型
やせぎす、太りぎす やせの体型、太った体型
きずい【形】気随、わがままな、好き勝手放題な
きずいもん【名】わがまま者
きすい【形】ずるい、
きずし【名】鯖の塩漬け
きぜわしい、きぜわしー【形】忙しい、気がせく、落ち着かない
〜ときたひにゃあ、〜ときたひにゃー、〜と来た日には【慣用句】〜は、〜にとっては、(主語を強調する)
 (例)お前らーと来た日にゃー、ぶちワル餓鬼じゃったのーや:あなたたちは特にひどい悪ガキだったもんね
きちゃない、きちゃなー【形】汚い、
きちゃんさい 来てください(尊敬語)
きちゃんさった  来られた、おいでになった(尊敬語)
きっちきっち【副】寸法がぴったりとした
ぎっちぎっち【副】ぴったりと隙間ない、ぎっしり
きちゃった、来ちゃった:いらっしゃった(丁寧語であるが、誤解されやすい言葉である)
(例)先生が来ちゃった:先生がいらっしゃった
ぎっちょ【名詞】左利き
ぎちょん、ギッチョン【昆虫】キリギリス、バッタ
きつい、きつー【形】@困難な、難しい、A厳しい
えらい、えらー
きつねのよめいり、狐の嫁入り【名】日が出ていて小雨が降っている状況
ぎっとんばっとん【名】シーソー
きっぽ、きっぽう、きっぽー【名】古い傷あと
きにょう、きにょー、きんにょう、きんにょー【名】昨日
きね【名詞】すぐ側、近く、端、
ねき 
きねり【果物】甘柿
あじがき、味柿
きのめだち
【名】@春先、新芽が芽吹く頃、A気分が不安定なさま
きのめだつ【動】@新芽が出る、 A気分がいらだつ、イライラする
きばむ【自】@力む、張り切る A黄色に色づく
きばる【動】@力む、A張り切る、奮発する
きび【名】気味、気分、気持ち、
いいきび ざまをみろ、いい気味だわ、
 (囃し言葉)いーきび、とーきび、なんまんきび、お前のかーかー出べそ ざまあみろ、それみたことか
きびがいい、きびがいー いい気味だ、ざまを見ろ
きびがわるい、きびがわりー、きびーわりー 気持ちが悪い、不気味だ、
きびす、きびしゃ【体】くるぶし、踝
きびる【他動】結ぶ、
てねるゆわえる(いわえる)
きびりつける【他動】結びつける
きぶんがわるい、きぶんがわりい、きぶんがわりー:(病気で)気持ちが悪い、ムカムカ吐き気がする
きみず、黄水【名】@胃液、戻した酸っぱい胃液 A酸っぱいゲップ
きもがふとい、きもがふてー、きもーふてー【形】肝が太い、大胆な、
おうどうな、おーどーな
きもがほそい、きもがこまい、きもがちまい【形】小心な、小心者、臆病な 
きもん【名】着物
きやいがわるい、きやいがわりい、きやいがわりー【形】@気味が悪い、嫌な感じだ、A気持ちが悪い
きあいがわるい、きあいがわりー、きあーがわりー
きやかす、きやす【他】消す、
きゃはん、脚絆【服飾】野良仕事などでスネを防御するスネ当て
きゅうま、きゆーま、きんま、木馬【名】伐採した材木を運搬する木製のソリ、(非常に危険な作業であり、よく重傷を負ったり、死亡事故を聞いた)
ぎょうさん、ぎょーさん【副】たくさん、多く
きらかす【他】貯まった物が切れる、切らす
きらず【名】豆腐の絞りかす、おから
ぎり【名詞】つむじ
きりかぶた、きりかぶら【名】切り株
かぶた、かぶら
ぎりぎり【副】やっとのことで、いっぱいいっぱい、
きりばん、切りばん【名詞】まな板、切り板、
きりょう、きりょー、器量【名詞】かおたち、顔、
きりょうがいい、きりょーがいー、きりょうがええ、きりょーがえー、きりょーいー、きりょーえー【形】器量が良い、顔立ちが美しい
きをもむ、きーもむ【動】心配して待つ、心配する
きんかあたま【名】禿頭、ツルツルの禿頭
きんかいも【名】じゃがいも、馬鈴薯
きんかん【名】軟膏、(金柑本舗のラジオのコマーシャルソングが有名だった。蜜柑、金柑、わしゃ好かん、嫁も持たせにゃ、働かん♪)
きんさい  来なさい、来てください
きんちゃい 来てね、(親密語)
きんさる【自動】来られる、お越しになる(尊敬語)
きんりょう、きんりょー【名】竿はかり、
ぎっちょ【名】左利き
ぎっちょん、ギチョン【昆虫】バッタ
ぎぎゅう、ぎぎゅー、ギイギュ−【魚】ギギ


くいさし、食いさし【名】食べ残し、食べかけ
食いくさし、たべくさし
くいくさす
【動】@食べ残す、A食事の途中で止めにする
くう【動】@食べる、A虫や刺す、蛇が咬む
かぶる
くうもん、くーもん【名】食物、食べる物
くえる【自動】@崩れる、崩落する 
 A=くべる:焚く、かまどに薪を入れる
くやす【他動詞】崩す、
〜くさる【卑語】相手を見下した言い方
 (例)そげんなこと、しくさってからに:そんな事をやりやがって、要らぬことを、
くさす【他動】けなす、悪口を言う
〜くさす【助動】@〜を乱雑にする、A〜したままにする、〜の途中で投げ出す、B〜してグチャグチャにする
 (例)読みくさす、くいくさす、やりくさす
くさびら【名】@キノコ類、A食用にならないキノコ
くさらかす【他】腐らす、腐らせる、
くされげどう【名】クソ不良野郎
くされ〜【接頭語】クソ〜、(悪い意味で) (例)くされじじー、くされにょうぼ、くされ弁当、
くじ、くじゅ【名詞】叱ること、譴責、
くじいくる、くじーくる、くじをくる【動】叱る
くじゅうくる、くじゅーくる
くしゅぐる、【他動】くすぐる
くちゅぐる【他動】くすぐる
ぐずい【形】ゆるい
(例)帯がぐずいけー、ちょびっと締めてーや:帯がゆるんでいるから少し締めてちょうだいな
くずな【魚】甘鯛
くすばいい、くすばいー、くすばゆい【形】くすぐったい
こそばいい、こそばいー、こそばゆい
こちょばいい、こちょばいー、こちょばゆい
くしゅばいい、くしゅばいー、くしゅばゆい
くちゅぐったい、くちゅぐったー
くちゅばいい、くちゅばいー、くちゅばゆい
くすぼる【動】@くすぶる、煙る、
くすぼっとる:くすぶっとる、
くすねる【他動】@横取りする、強奪する A横領する
くずな【魚】甘鯛
くずなる【動】くずれる
ぐずる【動】@愚図る、愚痴を言う、文句を言う Aワガママをを言う
くせになる、癖になる【動】病み付きになる。(標準語では、悪い習慣になるという意味に使いますが)
(例)スルジェのケーキは最高じゃー、癖になるわー
くそ〜  大変、とても〜、(意味を強調する)
くそいそがしい、くそいそがしー【形】大変に忙しい
くそにもならん まったく役に立たない
くそめしいう、くそめしゆう、くそめしゆー、糞飯言う 無茶苦茶を言う
くそみそいう、くそみそゆう、くそみそゆー
くたびれ【名】@疲れ、疲労 A消耗、摩耗、故障
くたびれる、くたぶれる【自動】@疲れる、A消耗する
くたびれがでる【動】
くたる【自動】くたびれる、疲れる、くたっとなる
くだらん【形】つまらない、面白くない
くちな、くちなわ【動物】ヘビ、
くちがわるい、くちがわりー、くちーわりー @口が気持ち悪くて食欲がない、A言い方が辛辣だ、B言い方が下品だ
くちのみ【名】急須やビンに直接口をつけて飲むこと
くちびろ、くちべろ【名】くちびる、唇
くちゅぐる【他動】くすぐる
くしゅぐる
くつがに、クツガニ【魚】モズクガニ
くっちゃあねくっちゃあね、くっちゃーねくっちゃーね 食べて寝るだけの怠惰な様子
ぐつわるい、ぐつわりい、ぐつわりー【形】@自分にとって都合が悪い、Aばつがわるい
くど【名】かまど
くどい【形】@しつっこい、A味が濃く重い、消化に悪い
くねる【動】@挫く、捻る、捻る、A曲がる
こじく、こねる
くびる【動】@結び目をつける A縛る、結ぶ
くぶす
【他動】いぶす、煙らせる
くぶし【名詞】いぶし、燻すこと、煙らせること
くべる【他動】火を焚くために薪を入れる
くみる【自動】@糠や粉が古く劣化してパサパサになる。A湿って腐る。朽ちる。
くみとる【形動】粉状のモノが劣化してパサパサになっている
くやす【他動】くずす
くらわかす【他】ひどく殴る、ぶん殴る
くらわす、にやす、ぶちにやす、しばきあげる
ぐり【名】こぶし大ほどの石の集合
ぐり【名】@リンパ節の腫れ、A肩こりのしこり
ぐりぐり
グリコ【菓子】おまけが付いたグリコキャラメル
(類)ひのまる、日の丸【菓子】おまけ付きキャラメル
くりかえしもっかえし【副】長いスパーンで何度もくり返して、
くりかえもっかえ
くる【他動】(トランプ札や花札、かぶ札などを)切る
ぐる【名】仲間、グループ、(悪い意味で使われる)
くろじみ【名詞】内出血したアザ、出血斑
(類)あおじみ、あかじみ、しろじみ、きいじみ
〜くる:@さかんに〜を言う、〜をする
(例)しゃべくる、たべくる、練習しくる
くれる【他動】くださる
おくれんさる、くれんさる【動】くださる(丁寧語)
くれんさい  ください
おくれんさい
くれんちゃい ちょうだい(親密語)
くろうなる、くろーなる @暗くなる A黒くなる ろうにアクセントがあると@、にアクセントをおくとA)
(反)あこうなる、あこーなる @明るくなる、A赤くなる
ぐあいがわるい、ぐわいがわりい、ぐあいがわりー、具合が悪い:@病気で体調が悪い A都合が悪い
くわいちご
【名】桑苺、桑のみ
くわせ【名】@騙し、A見かけばかり、見かけ倒し
くわせもん【名】@見かけばかりで中味がない者、A詐欺師
くわれる【動】(虫やムカデに)刺される、かまれる
かぶられる
くんさい【動】ください、
くれんさい、おくれんさい
ぐんたび、軍足袋【名】ゴムたび、ゴム底の地下足袋


〜け  〜しておきなさい、(命令)
 (例)静かに自習しとけ、メシを炊いとけ
〜げ  @〜のような、A〜の気配がする
 (例)よさげ、わるさげ、さむげ、夕げ、晩げ、
〜け、けー 〜だから、〜なので、(理由や約束)
 (例)百点とったら買うたるけー、がんばりんさい。
 (例)今から行くけー、待っとてーね。
〜けえねえ、けーねー  〜だからね
げえ、げー【名】@嘔吐、A嘔吐した物
けがれ【名】潔癖症、汚いのが嫌いな人
けがれのびったれ だらしないのに細々した事が気になって潔癖症なこと 
げさくな【形動】下品な、不細工な、
げじげじ【名】ムカデ、
けせる、ケセル【名】キセル
けそけそする【動】@そそかしかしくする Aあわてる
けたくる【他】蹴る、蹴り倒す、
けちくそ【名】@ひどいケチ、ひどい吝嗇家 A出し惜しみをする吝嗇家
けちんぼ
けつ【名】@お尻、A最後、最下位
=@しりたぶ、しりたぶら、けつたぶ、けつたぶら、
=Aけちたれ、しぶちん、
けつのあなをせんじる、ケツの穴を洗じる:反省する
けったくそわりい、けったくそわりー、けったくそわるい 気分が悪い、ムシャクシャする
けたくそわるい、けたくそわりー
けたいがわるい、けたーがわりー、けたいがわりー
けっちん【名】肘鉄
けっちんをくらう @肘鉄をくらう、A門前払いされる、
けっちんをくらわせる @門前払いする、A肘鉄を喰わせる
けっかええ、けっかえー【形】案外良い、予想外に良い、
けっくええ、けっくえー
けっか(と)、けっく(と)、けっこう、けっこー【副】@まあまあ、割合と、A予想外に
〜けえ  〜だから、〜ので、〜ですよね
けつまずく【自動】つまずく、転ける
けつらかす【動】蹴飛ばす       
けつる【他動】蹴っ飛ばす
げどう、外道【名】悪いヤツ、不良、ちんぴら
〜げな  〜〜だそうな、ような、(伝聞)
 (例)先生はきんさらんげな:先生は来られないそうだ
〜げに  〜〜ように、〜〜ふうう
げに〜  ところで、それはそうだが〜だ
けび【名詞】@少しだけ残しておくようなケチ出し惜しみ、A食い意地が悪い、B意地悪い
けびる【自動】けちる、出し惜しみをする、
げび【名】@食い意地が張っていること、 A品格が卑しいこと、下品
けぶくだつ、けむくだつ【動】羽毛立つ、鳥肌が立つ
けぶたい、けぶたあ、けぶたー【形】煙たい
けぶい
けぶり【名】煙
けぶる【動】煙る
げぼ【名詞】ゲロ、嘔吐、吐物
げぼる【動】ゲロする、嘔吐する、
あげる
けんけん【遊び】片足跳び
けんけんぼう、けんけんぼー
げんこ【名】げんこつ
けんごな【形動】@きっと、確かな
けんごに【副詞】@確かに、確実に、A案の定
 (例)けんごにアレがわるさーしたに違ーなーでね
けんびき【名】背中、肩胛骨の内側


ごあさって【名】明明後日
こいたご、こいたんご【名】こえたご、大小便(肥)を運ぶ天秤棒につるす肥桶
こいまつ【生活】油分の多い松の根っこを裂いて細片にして火を起こす点火用にしたもの
こう、こー【他動】@買う、A飼う
 かる:借りる、標準語とは、意味が違い間違いやすい)
  にアクセントがあると飼う、にアクセントがあれば買う
 @(例)みやげに源氏巻をこてきちゃんさい
 A(例)草を刈って牛を
こうてえやあ、こうてーやー 買ってちょうだい、
ごう、ごー【名】世話、厄介、手をかけること
じんごう
ごういらす、ごーいらす、ごうをいらす、ごーをいらす【動】世話をかける、厄介かける
じんごういらす、じんごーいらす
ごういる、ごーいる、ごうをいる【動】@世話をやく、手間をかける、A立腹する
こうか、こーか、コーカ【植物】合歓、ねむの木
ごうぎな、ごーぎな【形動】@豪勢な、豪毅な、Aすごい、
こうこ、こうこう、こーこ、こーこー【名】タクワン漬け
こうごう【名】年取って腰が曲がったこと、老人性円背
こうしゃくな、こーしゃくな、講釈な【形動】理屈っぽく小生意気な
こしゃくな、小癪な【形動】子供のくせに小生意気な
こうしゃくしい、こーしゃくしー【名】理屈っぽく小生意気な人、
こうしゃくれた、こーしゃくれた【形動】子供らしくない、大人びた、生意気な、
こうしゃくをたれる、こーしゃくをたれる、講釈をたれる【動】小生意気な理屈を言う
こうぞう、こーぞー【名】コウゾ、和紙の原料
〜こうに、〜こーに
  〜しないで、〜しないように
 (例)邪魔せんこーに、そこでTVでも見ときんちゃい
ごうはらな【形動】腹が立つような、むかつく、頭に来る  (例)分からんくせに知った顔してからに、ごうはらな!:分かりもしないのに知ったふりして、ムカつくな!
ごうはらなやつ:ムカつくようなヤツ、頭に来るヤツ
こえ、肥え【名】大小便を発酵させた肥料
こえたご【名】肥え桶、
こえだめ、肥溜め【農業】大小便を溜めて発酵させて有機肥料ににした
こかあ、こかー【代名】ここは
こがな、こがーな  こんな
こがせ、こがり【名】おこげ、(ご飯の底が焦げて美味しい)
こげ、おこげ
こげり
【名】欠けていること、欠けた箇所
こかす【他動】倒す、転倒させる
こける【自動】転ぶ、転倒する
こげる【動】@欠ける、A折れる
  (尻上がりに発音する。にアクセントがあると、焦げる)
ほげる
もげる
こぐ、こげらす【他】@欠ぐ、欠片にする、A折る
ほぐ、ほがす
こぐち【名】@物の端、A木材の切り口
こけこっこ、こけこっこー【名】ニワトリ
こけっこう、こけっこー
こけら【名】木くず、のこくそ
こげんな
  このような、こんな
こごめる【動】身を小さくする、身を縮める
ここら【代名】このあたり、このへん、
こごり【名】食べ物が冷えてゼラチン状に固まったもの
こごる【自動】食べ物が冷えてゼラチン状に固まる
こころやすうする、こころやすーする【動】@親密にする、恋愛する、A情をを交わす、肉体関係を結ぶ(肉体関係までも微妙に示唆する曖昧な古語的表現?)
こころやすい【形動】@親密な、気兼ねのない、A肉体関係がある
ここんとこ【名】この頃、最近
ござをうつ、ゴザを打つ、ござーうつ:軽い病で寝る
こさえる【他動】@作る、こしらえるA造作する
こさぐ【動】@削り取る、A削り取るように残さず取る
こさげる、こそげる
こさあで、こさーで、 削って(「こさいで」がなまったもの)
ござねぶり【名】最後まで全て食べ尽くすこと、食い意地が汚いこと、
こしがおもい、腰が重い 怠惰なこと、ダラダラと働かない
こしがかるい、腰が軽い よく働くこと、テキパキとよく動く
こしらえる【他動】作る、製造する
こじく【他】@こねる、捻る、Aテコのようにしてこねる
こじる【他動】@こねる、捻る、A捻挫する
くねる
たがう、、たごう、たごー
こじくりまわす【他動】触りまくる、
こねくりまわす
こした、こしした【名】股引、猿股、タイツ
こしらえもん【名】模造品、贋物、人造品、
ごしんさい:ください
こすい【形】@ずるい、ずるがしこい、A抜け目がない、B利益誘導して抜け目なく儲ける
こそぐる【他動】くすぐる、
くしゅぐる、くちゅぐる
こちょぐる
こそばかす
こちょこちょする
こそばい、こそばいい、こそばいー、こそばゆい【形】くすぐったい、何となくかゆい、むず痒い、
こちょばいい、こしょばいい、こちょばいー
くちゅばいい、くちゅばいー、くちゅばゆい
くしゅばいい、くしゅばいー、くしゅばゆい
(あがな)こたこたー  (あんな)事は
こたえる、こたーえる【自動】@...で困る、A...で弱る
ケガの後遺症でこたえとるんよ:交通事故の後遺症で困ってるんよ
こちあたる【動】ぶっつかる
こちょこちょ【名】くすぐること
ごつい【形】いかつい、大きい
こっから  ここから
ごっそう、ごっそー【料理】御馳走
ごっつごっつおー【料理】御馳走、 
こっつく【動】ぶつかる
こちあたる
こっちべた、こちゃらべた【名】@こちら側、Aこちら面
あっちべた、あちゃらべた
こっといかけたか、こっていかけたか、こってーかけたか【鳥】@ぶっぽうそう、仏法僧、Aその鳴き声
こっとい【家畜】雄牛
おんたあー
(反意語)うなみ 雌牛
めんたあー 
ごつに、ごつうに、ごつーに【副】すごく
こっぱ
【名】焚き付けの乾し葉、木の葉
こっぴどく
【副】 非常にひどく、とってもひどく
ごっぽり【副】すっかり、ごっそり、たくさん
こつんこ【名】軽くぶっつかる事
こつんこする【動】軽くぶっつかる、軽く当たる
ごつんこ、ごっつんこ【名】ぶっつかること に変わるだけで程度が少しひどいニュアンスになる)
ごつんこする、ごっつんこする【動】ぶっつかる、当たる
こてつ、小鉄【名】砂鉄
ことにならん、ことんならん【形動】話にならない、役に立たない
ことになる【形動】役に立つ、一人前になる、
ことり、子取り【名】人さらい、子供の誘拐
ことわり【名】謝罪、
こないだ【名】この間、先頃、
こにくたらしい、こにくたらしー【形】憎たらしい、
こねえな、こねーな  こんな、この様な、
(類)あねえな、あねーな、そねえな、そねーな
こねる【動】@捻る、A捻挫する
くねる、こじる
こねくる【他】捻り回す、いじり回す、
こねくりあげる、こねくりまわす
こじくりあげる、こじくりまわす
ごねんにいりました【挨拶】たいそうご丁寧にありがとうございます。
こばい、こばえ
【名】小型のハエの総称
こばかにする:人をけなす、バカにする
こばらがへる、小腹が減る:少し腹が空く、
こびら【名】家のまわり、周囲、近く
こびるま、小昼間【名】午前中の間食、午前のおやつ
こぶ【名】昆布
こぶら【体】こむら、ふくらはぎ
こぶらがえり【名】こむら返り、膨ら脛が痙攣すること
からすなえ
こま【名】固定軸になっている車・車輪の総称、
こまい、こまあ、こまー【形】@細かい、A計算高い、ケチな
ちまい、ちまあ、ちまー
こまあもん、こまーもん【名】子供
こましゃくれ【名】大人ぶった子供、
こまめ【名】@小さいこと、 A小さいことまで気づくこと
はつめい
こまめな【形動】些細なことまでよく気づくこと、
はつめいな
こも【農業】稲ワラを大雑把に編んだムシロ状の物
こらえじょう、こらえじょー【名】我慢、忍耐
こらえじょうがない、こらえじょーがなー:我慢できない、根気がない
こらえじょうがええ、こらえじょーがえー:我慢強い、辛抱強い
こらえる【動】@許す、勘弁する、A我慢する
こらえとる:@我慢している、Aじっと耐えている
うらえん  許さない、勘弁ならん、我慢ならん
こらえてくんさい、こらえてくれんさい  勘弁してください
ごりんこ【魚】ゴリ、浅瀬にいくらでも見られた
こる【他動】木をきる、薪を切る
ころ【名】@キャスター、A子供自転車の補助輪
ころばかす【他】転ばす、
ころげる、ころびる【自動】転ぶ
こわい、こわあ、こわー【形】@硬い A苦しい、難儀な、B疲れた 
〜こん【数詞】匹、魚を数える単位、
こんとう、こんとー【代名】こんな
こんとうな、こんとーな【代名】 こんな、このような
こんなげな
こん【自動】来ない
こんげん【副】@これっきり、これだけ Aすべて、すっかり
ごんごんじい、ごんごんじー【名】お化け、人さらいじいさん
→早う寝にゃー、ごんごんじーが出るけーねー
ごんち【数詞】五日
こんちゅう、こんちゅー、今中【代名】最近、この頃
こんとう、こんとー【代名】@これ、Aこれと同じモノ、
ごんぼう、ごんぼー【植物】ゴボウ
こんな【代名】@このような、Aこのようなヤツ、お前
あんな【代名】@あのような Aあのようなヤツ、あいつ
 (例)こんなとは話もしとーないわ:お前となんか話しもしたくないわ
こんに【代名】@ここに  【副】Aこんなに




  ガールマグノリア 2002,5,1



          た行

〜たあ、たー、 〜よりは(比較) (例)そん服は5万円たーゆわん:その服は5万円どころではない、もっと高価ですよ
〜たあゆわん、〜たあいわん、〜たーゆわん、〜たーいわん:〜よりはもっと (例)倍たー言わん稼ぎんさるけーね:倍以上にもっと多く稼ぎなさるからね
たあこと、たーこと、たあごと、たーごと、【名】@戯言、Aろくでもないこと、でたらめ
たあし、たーし【名】たわし
だいい、だいー【形】だるい
たいう、たゆう【名】太夫、神主
たいがいに【副】だいたい、大雑把に、いいかげんに
たいがいにしい、たいがいにせーや:@程々いい加減にしときなさい、A思い直しなさい
たいがいにしやーがれ
たいがいになりゃーがれ
たいがたあ、たいがたー、たえがたあ、たえがたー【形】恥ずかしい、耐え難いほど合わせる顔がない
だいぎ、台木【名】@ハシゴ、A踏み台
たいぎい、たいぎー【形】@面倒くさい、Aだるい、疲れた B病気でつらい、 
たいぎげな【形動】くたびれたような、だるそうな
だいさん【名】財産
しんしょう、しんしょー
だいしょう、だいしょー【副】@少しばかり、Aまあまあ、多少
たいらか(な)  平たい、平らな
だいこんおろし、大根おろし、【名】おろし金
たいたい【名】@魚、A鯛、(幼児語)
びいびい、びーびー
だいだい【果物】非常に酸っぱい夏みかん、(昔は田舎ではよく見られた。萩地方は特に多かった。今は別な品種に変わっており、ないのででしょうね?)
だいぶ【副】だいぶん、かなりの程度
だいめん
たいへいらく、太平楽
、【名】わがままで自分勝手な人
だいめん【副】かなりの程度に、かなり、だいたい。
 (例)はたー、だいめん起こしたがのー、腰ー痛うなってのー、後ーもうやれんわー:畑をかなり耕したが腰が痛くなったのでもうそれ以上出来ないよ
たいようし、大洋紙【名】模造紙
たう
【動】@たりる、Aとどく、
とう
 (例)長さがたう   長さが足りる
    手が天井にたう てが天井に届く
たえがたい、たえがたあ、たえがたー【形】@申し訳ない、恐縮です Aたいそう恥ずかしい、赤面して耐え難い
たいがたい、たいがたあ、たいがたー
たお【名】峠、分水嶺
たわ
たが【名】桶
たがう【動】@関節が外れる、捻挫する Aくい違う
≒@くねる、こじく、こじる、こねる
たかたかゆび、たかたかいび【体】中指
たかな【地野菜】  独特のピリ辛さと紫の色素を持つ
たかなっとる:密集している
たかばる
【動】高値がつく
〜たか【名詞】〜かた、〜のお宅、〜の家
 あんたたか(=あんたんたか) あなたのお宅、
 うちたかうちんたか) 私かた、私の家
 先生たか(先生んたか) 先生のお宅
 山田さんたか  山田さんのお宅
たかぶっくり【名】高下駄
たがえる
【他動】約束を破る、間違う、
たきくさし【名】木ぎれの燃えさし、燃え残りの薪
もえくさし、燃えくさし  
たきごめごはん【名】炊き込みご飯、五目ご飯
たきごめめし
かやくごはん、かやくめし
たきつけ【名】枝付き薪木、枯葉薪(昔は竈や風呂の焚き付けに苦労した。燃えやすい枯葉などから割薪を燃やした)
たく
【他動】@沸かす、A煮る
 (例)風呂をたく、豆をたく 風呂を沸かす、豆を煮る
たくなる【自動】@しわくちゃに折れ重なる、しわしわになる、Aゆるむ、
たくねる【他動】@しわしわに重ねる、 A横取りする、奪い取る
たくならす【他動】たくし上げる、スカートなどを引き上げる
たくる【他動】@スカートなどをめくる、A引き寄せる
たくれる【自動】スカートなどがめくれる、
たくれこむ【動】なだれ込む、倒れ込む
たぐるま、田車【民具】水田の雑草とりに稲株のあいだを手押しする農具。(幼少時に、田の雑草や水草取りに田車を押す父母の姿を思い出します。)
たけすいば、竹酸い葉、【名】イタドリ、その茎
たけばさみ
【名】竹はさみ(背の高い柿やユズの実を取るために、長い竹の竿の先を縦に割って夾みにして使う)
〜だけえ、〜だけー:〜だから、
たけぼう、たけんぼう、たけんぼー【名】竹の棒、竹竿
たけんま【名】竹馬
たご【名】@大小便(肥)を天秤棒につるして担いで運ぶ肥桶→こえたご A荷ない桶、B桶
たごえ【農業】田肥え、(人糞尿肥料を便壺で発酵させて利用した。それに落ちると大変な事になるが、時々あったなー)
〜だけえ、だけー だから、
(例)子供の悪さた-言っても、親だけーなー、まどうてもらわにゃー:子供の悪戯ではあっても、親なのだから弁償してもらわないといけませんよ
たしかなもん:ささやかな物
だしき【名】座敷
だすい【形】粗末な、安っぽい
たたき【名】家の中の土間、(農作業や炊事をする比較的大きな土間がどの家庭にもあった)
せど
〜だげな 〜だそうな(伝聞) 
 (例)あの婆さんの息子さんはお医者さんだげな!
だだくさ【名】片付けができない、散らかってだらしがない事
だだくさな【形動】片付け下手でだらしない
たちまち【副】@先ず、さしあたって
だちん、駄賃【名】@料金 A乗車料金
たつ【自動】@刺さる A(戸や窓が)閉まる
 (例)足にトゲがたつた:足にトゲが刺さった
 (例)あのスーパーは、何日も戸が立っとるんじゃが、どがーしたんじゃろう?
だてこき【名】極端に男がオシャレをすること、その男
たてる
【他動】@刺す A(戸を)閉める
たっとくたてておく【動】戸や障子を閉めておく
たてすける【動】立てかける
たっせん【形動】@困ることになる、間に合わない A不測だ、足らない
たなおち【名】スイカなどが熟れすぎて果肉が崩れた状態
たながおちる  
たのき【名】たぬき
たのし【名】たにし
たのもし【名】@頼母子講  A寄り合い、飲み会
たばこ(にする)  休憩(にする)
 (例)そろそろ煙草にしちゃんさい:そろそろ休憩してください
いっぷく(する)、一服(する)(有名な逸話に、ラディガディオ・ハーンが松江中学から浜田中学に変わって、教鞭をとっていた時、生徒が「先生、タバコにすまいか」と言ったので、たいそう怒った、ということです。)
〜たぶ、たぶら【体】〜の腹、〜のふっくらした箇所
みみたぶ、ほおたぶ、うでたぶ、しりたぶ、ももたぶ、ひざたぶ、あしたぶ
たべさし  食べかけ、食べ残し
たべくさし
だぼ【名】@水たまり、A落とし穴
たなげる【他動】積み重ねる、のせる、
だまかす【動】だます
だまくらかす【動】だます
だまくらされる【他動】だまされる
たまげる【自動】びっくりする、驚く、
だまし【名】急な不意打ちのこと、突然なこと
だましに【副】突然に、不意に
たまにゃあ、たまにゃー【副】たまには
ためし【名】@事例、そんなこと、 
〜のためしはない、〜のためしがない、〜のためしーなー:〜のような事はない、〜の例はない
 (例)あの店のケーキに不味いためしはなーけーね。
だや【名】家畜小屋、
たゆう、たゆー【名】神主、神官
たゆうさん、たゆーさん
だいごえ【農業】切りワラに家畜の糞尿が混ざって発酵した堆肥、堆肥
だらける【動】@怠ける、A中だるみがする
だらしい、だらしー
【形】@だるい、どーんとした、A暑くて服装がだらけた
だるしい、だるしー
だらす【動】@怠ける Aだらしなくする
だらしゅうない、だらしゅーない だるくない、
だらず【名詞】怠惰、怠け者
だらずな【形動】怠惰な、怠慢な
だらずもの、だらずもん【名】怠け者、
ごりんだま、五厘玉【菓子】大きな飴玉、昔の駄菓子
だる【自動】@こる、筋肉が疲労する Aだるくなる、疲労する、Bゆるむ、たるむ Cたれ下がる 
 (例)肩や腰がだる 肩や腰がだるい、こる。
 (例)右肩がだっとるよ 右肩が下がっている
だるしい、だるしー【形】だるい、気だるい
だらしい、だらしー
たらす【動】流す
=(大便を)
たれる【動】大便を排出する
=(大便を)
ひる【動】肛門から排出する
たれる
【動】@言葉を話す、A便を排出する
たろいも
【野菜】ながいも
だあれも、だーれも.....ない  誰も...ない(否定の掛かり副詞)
たわ【名】峠
たお、たを
たわしる
病気】傷口からの浸出液、じゅくじゅく
 (例)膝すりむいてタワシルが止まらないなあ
たわん、たわない【自動】届かない長さが足らない
とわん、とわない
〜だん  〜する段階になって、〜する途中で、(都合やタイミングが悪い時に使う)(例)いぬるだんになって来やがったがのー、わしゃー知らん顔をしていんだんよ
だんごばな、団子花【植物】白つめ草、クローバー
たんころ【名】痰
だんさん【名】@旧家の主人や神主さん A地区や町内の一級の名士、Bお金持ち Cご主人
たんと【副】たっぷりと、しっかりと、十分に
たんびに【副】@たびたび、Aその都度
たんびたんびに
まいたんび、毎たんび
たんぼすもう、たんぼすもー【遊】田んぼでする相撲
たんぼやきゅう【遊】稲刈り後の田んぼでやる草野球やソフトボール遊び
たんま  ちょっと待った、



ちいちっと、ちーちっと【副】少しずつ、
ちっちゃい、ちっさい【形】小さい
ちっくり
と、ちーと【副】 ちょっと、少し
ちょびっとちょっぴし
もちいと、もちーと【副】もう少し
ちぎる【他動】もぎ取る
もぐ
ちく【名】鼻丈の低い者
ちそ
【名】シソ
ちちたぶ、ちちたぶら
【体】乳房
ちちまめ【体】乳首
ちったあ、ちったー【副】@少しは、少しばかり A短時間
ちいたあ、ちーたー
ちっと
ちびっと
ちっとあて、ちーとあて【副】少しずつ
ちっとわて、ちーとわて
ちょっとあて、ちょっとわて
ちびりちびり
ちびらかす【他】すり減らす、
ちびらす
ちびる【自動】@すり減る、A縮む、短くなる Bオシッコを漏らす
 (文例)鉛筆がちびる、着物がちびる
ちまちまと【副】@ゆっくりと、のろく A細々と
ちまい、ちまあ、ちまー、ちいまい、ちーまい【形】@小さい、細かい、A金に細かい
ちんまい、ちんまあ、ちんまー
こまい、こまあ、こまー
ちまめ【体】乳首、乳頭
ちちまめ
〜ちゃ (動詞を強調する)→早うしまえちゃ
〜ちゃあ、〜ちゃー、:〜と言えば
 (例)ばあちゃんがボケんさった、そりゃー、老化ちゃー老化よー:ばあちゃんが呆られた、それは老化と言えば老化だよ。
〜ちゃった  〜された(親愛を込めた尊敬語)
〜さった
 (文例)先生が来んちゃった:先生が来られた
〜ちゃんさった なさった(親愛、尊敬・丁寧語)
 (例)先生が来ちゃんさった:先生がおいでになった
〜ちゃんさい  〜してください
ちゃいする【動】@すてる、破棄する A除け者にする
ちゃくねる【動】@横取りする、A横領する
ちゃくみ、茶汲み【名】湯飲み、湯飲み茶碗
ちゃのこ【名】昼食と夕食の間の食事
ちゃくる【他動】引っかける、針やフックで引っかける
ちゃぐる
ちゃっくり、ちゃくり、ちゃぐり【名】@フック 
 【魚漁】A水中で鮎を引っ掛ける2mほどの手差竿
ちゃち【名詞】@茶々、人の話の邪魔、A妨害
〜しちゃろう  〜してあげよう
 (例)てごうしちゃろう? 手伝いしようか?
ちゃば、ちゃっぱ【名】@お茶、 A茶の葉
ちゃばをいれる、ちゃっぱをいれる  お茶を入れる
ちゃびん【用具】@茶釜 Aヤカン B湯飲み茶碗
ちゃまぐらかす【動】ごまかす、
ちゃらんぽらん【名】@ええ加減な事 Aぬらりくらり
ちゃり【名】アドリブ、合いの手
ちゃりこい【形】@抜け目がない、Aすばしこい
はしこい
しごんならん
ちゃん、チャン【猟具】虎ばさみ(脚を挟む鉄製の)ワナ
ちゃんこ【幼】座ること
えっこ
おちゃんこ
ちゃんこする【幼】すわる
おちゃんこする、えっこする
ちゃんばち【名】どんぶり茶碗
ちゅうが 〜が、〜というのが
 (例)麻生太郎ちゅうが総理に選ばれたちゅが、...じゃノー
ちゅうきがつく、ちゅーきがつく、中気がつく:手足が震えたり、力が何となく入らないような状況
(例)中気がついたかねえ、箸や皿を落として、やれんのよ
ちゅうき(中気)、ちゅうぶ(中風)【病気】脳卒中、方言ではない
〜ちゅうちゃあ、ちゅーちゃー:〜と言っては
〜ちゅうて、ちゅーて、ちゅうても、ちゅーても
 〜だとしても、〜と言っても、
ちゅうのが  〜が、〜というのが
ちゅうのがなあ、 〜が、〜とは言ってもね
ちゅうのは  〜は、〜というのは
ちゅうような、〜ちゅーよーな  〜というような、
ちゅうに、ちゅーに【副】(それ自体には意味がないが強調したり大げさに言い始める時に使う) @まあまあ程々、それで、Aメモもないで、空に、Bまったく C最初から
ちゅーにかー、ちゅうにかあ:まあ何というか、
ちゅうに覚える 見ただけ聞いただけで覚える
〜ちゅわあ、〜ちゅわー 〜と言えば
 (例)許してくれんかちゅわー、許してやらーや:許して下さいと言えば許してやるのに
ちゅうにはあ、ちゅーにはー:何と言っても・・・・だ
ちゅんたろう、ちゅんたろー【名】まったく金がないこと
ちょうしとる、ちょーしとる:じっと大人しくしている
 (例)髪を刈ってあげるけー、ちょーしとりんちゃい
ちょうしゃあない、ちょーしゃーなー:簡単だ、問題ない、心配無い
ちょうたたく、ちょーたたく
【動】@手をたたく A拍手する
ちょうだらい、ちょ−だらい
【名】手洗い鉢、洗面器
ちょうちょうしい、ちょーちょーしー【形】興奮してしゃべりったり騒ぎまくる
ちょうず、【名】@便所の手水、手洗い A便所
ちょうの、ちょーの、ちょうのう、ちょーのー【用具】長斧、まさかり、長い柄の付いた斧
ちょうらかす、ちょーらかす【動】@子供が泣かないようにあやす、だます Aあざける Bからかう Cだます
ちゅくしょう【名】畜生、このヤロー
ちょこ【名】@虎の巻 Aカンニングペーパー
あんちょこ
ちょこちょこ【副】@時々、A度々、頻回に
ちょこっと、ちょこーっと、【副】少しの時間のあいだ
ちょっくし、ちょっぴし、ちょぴっと、ちょぴーっと
ちょっこり、ちょっこし
ちょっきし【副】ちょうど、どんぴしゃり、きっかし
ちょびっと【副】少し、
ちょっくし、ちょっこし、ちょっくり
ちょっぴしちょぴっと
ちょぼっと、ちびっと
ちょんぼり、ちょんぼし
ちょち【名】見当違い、方向違い
ちょっくら
【副】すこしばかり、短時間、
ちょろまかす【動】ごまかす
さしくる     
ちょんがあ、ちょんがー【名】独身者
ちょんぎりす、ちょんぎーす【名】キリギリス
ぎっちょんぎちょんちょん:バッタ
ちょんぎる【動】切る、切断する
ちょんびし【副】ほんの少し
ちょっぴり、ちょびっと、ちびっと
ちりとり【農具】ゴミや土砂をすくったり、穀物を入れて上下に動かしながら、ちりやもみをとるための50cm四方深さ15cmぐらいの平らで四角い竹製編物、「穀箕コクキ」
ちりはらい【名】はたき
ちんぐう
【名】幼なじみ
ちんけなちんげな【形動】珍奇な、珍しく変わっている
ちんだい【名】兵隊
ちんたろう、ちんたろう
【名】ちんたらちんたらムダに過ごしている者、ニート、
ちんちろりん【名】@こおろぎ Aサイコロの半丁ばくち
ちんば【名】びっこ、片足が不自由なもの
ちんぽ【体】陰茎



つい【名】同じ、同等
ついな【形動】同じな、同等な
(例)いついきついなモン着とりんさるなー
ついだ:同じだ、似たようなモノだ
ついぞ・・・・・ない
【副】いっそ、一向に、全然、(否定の掛かり副詞)
つえ【名】山崩れ
つえがぬける
【動】崖が崩れる、地崩れが起こる
つえる【自動】@崩れる、Aペシャンコに押しつぶされる
(例)尻に敷いたらいけんよ、つえてしまわーね
つかあさい、つかーさい【動】ください、頂きたいです、(何何して頂きたいと言う意味)
つかいいたみ、使い痛み【名】疲労や運動による痛み
つかえる【自動】@渋滞する、 Aひっかかる B胃がもたれて停滞感がする
(例)ぼた餅ちゃーいけん、胸がつかてやれん
(〜して)つかあさい、つかーさい 〜して下さい、
つがに【魚】淡水産毛ガニ、モズクガニ
くつがに (秋口海に下るカニが容易に捕れた、溝や川にカゴを設置すると大量にとれ、ただ湯がくだけで、とても美味しかった)
つかまえっこ【名】鬼ごっこ
つかまえやいこ
つがり【名】@つながり、A粘りけ
つがりがない、つがりゃーない、つがりゃーなー、@【形】もろい、粘り気がない、A【副】止めどない 
ずーずーに
つがわるい、つがわりい、つがわりー:便利が悪い、都合が悪い
つぎ
【名】布きれ、布の断片
つぎあて
【名】破れを布切れを当て補修すること
つく
【他動】押す、
つぐ【他動】@御飯などを容器に盛る、A注ぐ、(自動車にガソリンを給油したり、ストーブに灯油をたす時に使う)
つぐ【鳥】ヒヨドリ
ひよ
つくつくぼうし、つくつぼーし【昆虫】セミの一種
つくなむ、つぐなむ
【自動】しゃがむ、うずくまる
つくなる、つぐなる
つくばる、つくまる
かごむ、しゃごむ
うづくまる
つくねる【他動】@重ねる、A丸める、握り固める、B粘ったものを作る
つくり、おつくり【料理】刺身
つくろい【名】衣類の補修
つくろう
【動】衣類の破れを修理する
つけな
【料理】漬け菜、漬け物
つけものばち、つけもんばち【道具】白菜漬け、大根漬け、味噌作りなどに使う大きな石州焼き物のかめ(甕)。
つける、付ける【動】茶碗に飯を盛る
〜〜つける:〜〜に慣れている、よく〜〜をしている
〜〜つけん:〜〜慣れていない、
(例)こんな料理食いつけんけー、味がよー判らん
(例)裁縫なんかしつけんけー肩がこってやれん
つじ【名】@てっぺん、A先、先端 B分水嶺  (例)@山のつじ、A指のつじ
つじんこ、つってんこ
おね、たお
つついっぱい、筒一杯【副@容器一杯溢れるばかりに、なみなみと Aせいぜい
つっかけ【名】つっかけ草履、【副】すぐに、即座に
つっかけつっかけ【副】@次々と、間を空けないで連続して A急かせるように
つつっぽう【名】筒
つつきくさす
【他】つついてグチャグチャにする
つつきづり【漁】うなぎの穴釣り、
つづきに【副】間をおかずに続けて
ずうずうに、ずーずーに
つっこかす【他動】突き倒す(突きこかす、がなまった)
つっぱり
【名】ささえ
つっぺ
【名】貸し借りなし、おあいこ
つつみ【名】@深い淀み、深い淵、Aため池 B堰で出来た深み
つどう、つどー【自】@諸事が重なる、A集まる
つば【植物】チガヤ、茅 (茅の若い実はほんのり甘みがあってよく道草に食べました)
つばえる【自動】はしゃいで騒ぐ、じゃれる
そばえる
つばえやいこ、つばえやっこ じゃれあって遊ぶ事
つべこべ【副】あれこれ、あれやこれや
つべたい
【形】冷たい
つぶる【動】塞ぐ、閉じる
つまご【名】藁の雪覆い
つまらん【形】@機能しない、故障した、A面白くない、気が進まない B粗末な、C役に立たない
 (例)この携帯、つまらんようになってしもうた:この携帯は故障してしまった。
つまるまあ、つまるまー つまらない、面白くない、不満足な
つまり、【副】結局、結局のところ
(爪や髪を)
つむ【他動】@(爪や髪を)切る
つむ【自動】A閉まる B詰まる、終わらせる
つめたあ、つめたー【形】冷たい
つめて【副】引き続いて
つめる【他】@(戸や障子を)閉める Aつねる
(指を)つめる【他】指を挟む
つもごり【暦】大晦日
つやける【自動】つぶれる、押しつぶされる
つるい【名】@吊り井戸、A深井戸
つるんぼし、つるしぼし【名】吊し柿、干し柿
つろう【他動】連れる、同行する
(例)夫婦つろうてどこへ行きんさるんかの
つろうて、つろーて【副】連れ合って、つるんで
つりょうて、つりょーて
つんからきりまで【副】端から端まで
つんどった【形動】閉まっていた
つんぶりこ【名】とんぼ返り、一回転すること


でいえ、出家、【名】分家
ていさい、てーさい、体裁【名】世間体、見栄え
ていさいがわるい、てーさいがわりー 格好わるい、世間体がわるい
ていしゅやく、亭主役、【名】宴会の幹事、進行係
てえる、てーる【他動】@当てる、打つ、A弾む
てえだる、てーだる、 打ってやる
てぐ
てえだらあ、てーだらー  打ってやるぜ!
てえでる、てーでる 打てる、打つことが出来る
 (例)てえでるもんならてえでみい 打てるものなら打ってみろ 
てえらあ、テーラー【農具】小型耕耘機 (それ以前はどの農家でも役牛を飼っていた)
てえらす、てーらす【他】@打つ、Aバウンドさせる
てぐ
でかい【形】大きい、非常に大きい
てがえし、手返し
【名】餅つきの餅を返す動作、その人
てかけ【名】妾
てがましい【形】何でも手を出して落ちつかない
できもん【病気】腫れ物、おでき、化膿巣
てぐ【他動】打つ
てえらす、てーらす、てえる、てーる
てご 【名詞】手伝い、助力
てごする、てごーする 手伝いをする
てごしい、てごしー、てごし【名】手伝いをする人
てごにん
てごにおえん:子供がイタズラばかりして手に余る
てしごにおえん、
てごにならん、てごんならん
:手伝いにならない、役に立たない、役立たずだ
でこはち
【名】額が大きい人
てしょう、てしょー【名】小皿
てしょうざら、手小皿
〜ですいね  〜ですよね
てっき【名】魚などを焼く金網
てっきり【副】当然だと思っていたが、
 (例)てっきり本物だと信用した
てつけ、【名】@手桶、柄の付いた桶、A手しゃく
てったあもったあ、てったーもったー
:@グズグズと決断しないこと、A愚図なこと、らちがあかないこと Bハッキリしないこと
てつらもつら、てっつらもっつら
でっち
【名】悪童、悪戯小僧
あくたれわるたんぼう
てっぺん【名】@頂上 A山頂、B分水嶺
てっぽうそで、てっぽーそで、鉄砲袖、
【名】筒袖
てっぽううち、てっぽーうち、鉄砲撃ち
【名】猟師
てにあわん、てにゃああわん、てにゃーあわん【形動】@手に余る、どうにもならない、てこずる A狡猾な
ようせん、よーせん
 (例)おまえー悪たれじゃったのーや、ほんに手に合わんかったでのー:お前は悪たれ小僧だったね、本当に手に負えなかったよ
てにあわず【名】手に余る人、やんちゃな人
てねかえる【動】@やりかえる A縛り直す
てねる【他動】@束ねる A縛る、ひもを結ぶ
  (例)この新聞紙と古雑誌、てねてやんさい
きびる、ゆわえる
〜てみ
いい
、〜てみー  〜してみなさい(命令)
〜てみんさい  (より丁寧な言い方になる)
 (例)話してみー、話してみんさい
てのごい【名】手ぬぐい、手拭き
ではな
【名】出会い頭
でぶ【名】太っていること、肥満体
てふき【名】@ハンカチ、A手ぬぐい
てぶろしき、手風呂敷【名】小さい風呂敷
でべそ【名】出たがり屋、外出好き、
でぼ【名】@空振り、 Aダメ、失敗
てまがえ、手間替え【名】お互いに労力を交換しあうこと、労働交換、(昔は機会が無く共同作業が多かった、お互いに協力しあって生活を維持していた)
てまる
【名】てまり、手鞠
てもあしもでん、手も足も出ん
:どうにもお手上げだ、全然歯が立たない
てみ
【道具】竹で編んだチリトリ
てれえぐれえ、てれーぐれー【副】@ぶらぶらと、ブラブラ無駄に時間を過ごして、Aあれこれ
てれんぽらん:ええ加減な事、無責任なこと
てわるさ【名詞】手遊び、手慰み
てんくら【名】@うそ、絵空事、作り事、でまかせ、A嘘つき (馬鹿馬鹿しいウソ、奇想天外な絵空事、実現不可能なウソ、などの気持ちが入る)
おうてんくら、おーてんくら
てんぎりやみ、てんぎり病み【名】急病
てんぐるか
【名】肩車
びんぶく
てんぐりがえる
【動】@前転する、A宙返りをする
てんこもり
【名】飯の山盛り
でんち、電池
【名】懐中電灯
てんで、てえんで、てーんで【副】まるで、全然、(否定的に使う)
てんでに【副】各々、バラバラに
てんでばらばらに
でんでん、デンデン
【名詞】カネ、銭ッこ、
でんでんだいこ【名】銭太鼓
ぜんだいこ
てんとうさん、てんとーさん、【名】太陽
おてんとうさん、おてんとーさん
てんとぼし、てんとうぼし、てんとーぼし
【名】天日干し
てんば、転婆【名】男勝りの女の子、活発な女の子
おてんば



〜ど、 (疑問、否定の意味の動詞の語尾に付けて強調する)
〜で
 (例)俺は知らんど(で)、運動会には出れんど(で)
〜といね  〜〜と言うそうだよ(伝聞)
→(例)先生がきんさるといね:先生が来られるそうだよ

といい、といー【形】遠い
といしる【名】とぎ汁、米をといだ上澄み
といとい【行事】 1/15だけ許される乞食(正月の風習、地域版ハロインみたいなもの)
とう【自動】手が届く、届く
たう
とわん  届かない
どうかいなあ? どーかいなー? :どうなの? どんな具合なの?
どうかいのう? どーかいのー?
とうがき、とーがき、唐柿【名】イチジク
とうから、とーから【副】@昔から、以前から A早くから
はーとうから、はあとうから:はるか昔から、ずーっと以前から、ずいぶん早々と、
(例)そがーな事は、とうからわかとりゃーするいね
→(例)今朝ーとうからハアー精が出るねえ
とうきとうぶん、とーきとーぶん、当期当分【名/副】かなりの期間、かなりしばらく、
とうきび、とーきび【名】とうもろこし
どうきん、どーきん
【名】雑巾
とうし、とおし、とーし
【名】篩い、ふるい
とうしに、とおしに、とーしに、通しに
【副】続けて、通しで
どうしよん、どーしよん
どーしよったん
 :@どうしたの? A(久しぶりに会って)長く会わなかった間にどうしていたの?
なんしよん、なんしよるん、なんしとん、なんしとったん
どうしよんなら、どーしよんなら、どーしよるんなら、 何してるの?
なんしよんなら、なんしよるんなら
とうじん、とーじん、唐人、【名】@アホ、バカ、Aアホな事、B訳の分からない言葉、Cピント外れな事
とうじんゆう、とーじんゆー、唐人言う【動】意味不明な事を言う、チンプンカンプンなことを言う。
どうずるい、どーずるい【形】@横着で怠惰でずるい A無頓着な、Bだらしない、
どうたらこうたら【副】@どうにかこうにか、Aあれやこれや
とうとう、とーとー【副】結局、遂に、
どうないと、どーないと【副】@どうでも Aどうとでもどうのこうなあなあ、どーのこーなーなー【副】どうにかこうにか、なんとかかんとか、四苦八苦して、
とうみ、とーみ【民具】風の力で穀物と殻とを選別する農具
とうに、とーに【副】昔に、以前に
はあとうに、はーとーに:遙か昔に、ずっと以前に
どうもすな、どーもすな 何もするな、絶対にするな
どうじ、どーじ【名】@覚悟、 A度胸
どうじがわるい、どーじがわりい、どーじがわりー:@臆病だ、A度胸がない、B往生際がわるい
どうしょうもなあ、どーしょーもなー どうしようもなく、どうにもこうにもならない
どうずく、どーずく、どうづく、どーづく【動】殴る、殴りつける
どずく、どづく
どやす【動】@殴りつける A怒鳴りつける
どうのこなあの、どーのこなーの 無理矢理、何としても
どうなこなあなどーなこなーな
どうのこうなあ、どーのこーなー
どうのこうなあなあ、どーのこーなーなー
どうなこうなあ、どーなこーなー
どうなこうなあなあ、どーなこーなーなー
どうなりこうなり、どーなりこーなり
とうのむかし、とーのむかし  ずいぶん昔、大昔
とうぶん【名、副】まだしばらくの間、まだまだ
とうぶんじゃあないとーぶんじゃーなー まだまだ時間がかかりそうだ、とても終わりそうにない
とうぶんのことにならん
とうへんぼく、とーへんぼく、唐変木【名】間抜け、バカ、バカらしいことをする人
どうまる、どおまる、どーまる、胴丸
【名】袖無し、チョッキ
どうもない、どうもなあ、どーもなー
 何ともない、何でもない
トウガキ、唐柿【果物】イチジク、
どがあ、どがー:@どう、どのよう Aどうか?
どがあもこがあも、どがーもこがーも【副】どうもこうも、どうしようもなく (否定の意味の掛かり副詞)
どがあじゃろうか?、どがーじゃろーか? どうなんだろうか
どがする、どがーする  どうする
どがあな、どがーな どんな、どのような
どがあなかな?、どがーなかな?(挨拶)どうですか?いかがですか?
どがあかな? どがーかな?
どがあしんさんたかな?、どがーしんささったかな?
どがあしても、どがーしても:どうしても、何としても、無理矢理でも、敢えて
どがあでも、どがーでも
どがあなこがあな、どがーなこがーな:なんとかかんとか、どうにかこうにか
どがあに、どがーに:どのように
どがい、どがあ、どがー:@どんなに、どのようにして Aどうにも、全く持って (例)@どがーやりんさったか? Aどがいにも話にもならんがや
どがいにか、どがーにか、:なんとか
どかす【他動】取り除く、置いてる物を横によける
どかせる
とぎ【名詞】相手、同伴者、友達 
とぎになる【動】@仲間にする A話し相手になる
どく【自動】@横に避ける、A道を譲る
どける【他動】@除く Aとっておく、よけておく
どこぞ  どこか
どこたあなあ、どこたーなー【副】あちこち、どことはなしに
どことうのう、どことーのー
とこや、床屋【名】理髪店や美容院、
ドジロ【魚】ドジョウ
どしたん、どうしちゃったん?  どうしたの?
どだい、【副】てんで、まるで、全然、(否定の意味の掛かり副詞)
どだいこだい・・・・ない:如何様にしたところで
〜のとたん:〜するやいなや、〜の直後、
とちくるう【動】とりみだす、パニックになる
とちめんぼうふる、とちめんぼーふる【動】慌ててパニックになる、狼狽する、うろたえる
とつめんぼうふる、とつめんぼーふる
どつく、どづく【他】@ぶん殴る、Aひどく打つ
ぶちのめす
にやす
どっこも  どこも、どこでも
どっせえな、どっせーな【形動】@中途半端にしてだらしない、やりかけにしたままでだらしない、A大雑把な、Bずるくて乱暴な
どうずるい
とったかみたか【副】一か八か
どったんばったん  どたばた
どっちこっち【副】似たり寄ったり、だいたい同じ、
どっちないと【副】@どちらでも、どちらでも良い方を Aどちらであっても、
どっちみち【副】結局、どうせ、どうしたところで、
とっても【副】とても
とってもない、とってもなー【形】滅多にない、非常に珍しい
とっとき【名】取って置きの大事なモノ
とっとく【動】@とっておく、しまっておく A別にして大事に区別しておく
とっぴょうしもない、とっぴょーしもなー【形】@とんでもない、A全く予想だにしない、思いがけない
とてつもない、とてつもなー
ととうとうとう、ととー、とーとー【名】父親、父ちゃん
(反)かかあかあかあ、かかー、かーかー:母親、母ちゃん
どど、どどくり【名詞】吃音障害、どもり
どどくる、どどをくる、どどーくる【動詞】どもる
どなあもこなあも、どなーもこなーも【副】どうにもこうにも、
どならかす【他】(他人に)怒らせる
どなりかす【自】怒る
とばかす【他】飛ばす
とび【名】返礼品、贈り物へのお返し
どひょうしもない、どひょーしもない、どひょうしもなあ、どひょーしもなー【形動】常識はずれな、とんでもない(意外なことに遭遇して思わず口から飛び出すような時に使う)
どひょうしくさい、どひょーしくさー
どひょうし、度拍子【名】@秤の目見当、A量、程度
どひょうしもの、どひょうしもん、どひょーしもん、度拍子者【名】とんでもないことをする人
どぶ【名】家の排水溝、下水溝
どぶづけ、【料理】粕漬け
どべ【名詞】最後、ビリけつ、最下位、席次の最後
どべちょ、どべっちゃ、どべちゃ、
けつ、びり、どんけ
とぼうずをいう、とぼーずをゆー:冗談を言う、つまらぬ事を言う、
とぼける
【動】呆ける、バカを言う
とめる
【他動】@埋める、A土葬にする、埋葬する
(例)骨壺から骨だけ出してとめちゃんさい、壺はめいで墓のねきにでもとめんさい:骨壺から骨だけを出して埋めてくださいね、骨壺は壊して墓の近くにでも埋めなさいな
どやす、どやしあげる【動】@ひどく打つ、Aひどく叱る
とらまえる【他】捕まえる
とらまる【受身、他】つかまる
とる  〜している (例)勉強しとる、歩いとる
とるかね 〜していますか(念押し、疑問)
〜とるけえ、〜とるけー 
〜しているからね
とりあげばあさん、とりあげばー
【名】産婆
どろ
【名】土そのものを意味する
とろい【形】@動作が鈍い、のろま、A頭が鈍い、阿呆な
どろおとし、泥落とし【名詞】@骨休め、休み、A田植え後の一休み、
とろくさい、とろくさー【形】のろい、にぶい
どろをおとす、泥を落とす【動】仕事を休む、骨休みをする
どろをまぶす、泥をまぶす【動】@辱める、Aやっつける
どろまんじゅ【名】土饅頭
〜とる【助詞】〜ている、
 (例)カビとる、しなびとる、死んどる、
どんかめ、どんがめ【名】石カメ、小型のカメ
とんぎる【自動】尖る
とんがる
とんがらし【名】とうがらし
とんがらす、とんぎらす【他動】尖らせる
とんがった、とんぎった【形動】尖った、
どんぐろす【名】粗く織った麻袋
どんけ、どんけつ【名】最後、ビリ
けつ、びり、どべ
とんけつ【名】とんま、バカ、(罵り言葉)
どんじり
どんこ @【服装】袖無しの綿入れ A【魚】はぜ、B干し椎茸
どんたく【服装】鳥打ち帽子
どんでんがえし【名】逆さまになること、大逆転
とんどる:とんでいる、飛んでいる、跳んでいる
とんにくる
、取りに来る (例)ぼた餅作ったけー、とんにきんちゃい
とんのす、とりのす、鳥巣
【民具】背負い運搬用の竹かご
どんぱち【魚】ドンコ、淡水産のハゼ科の魚
どんばら【名】太鼓腹
とんび【名】@和風のマント Aトビ、鳶
どんひき、どんぴき【名】がまガエル
とんぼ、かえる【遊】ウラジロ(シダ)の三つ叉をバネに利用した遊び、押すとカエルのようにジャンプする。
しだとんぼ、しだがえる




  椿 2002,4,1



         は行

あ、あ、はー【間投詞】@もう、早々にA既に、もはや、これで、Bまもなく、そろそろ
 (例)はあ〜、ええけ、ええかげんにしんさい
   はあ、先生が来んさる時分じゃがのー
はあ...もうはー・・・・もう
はあすんだ、はーすんだ:もう終わった
はあから、はーから【副】@早くから、A予定より早い時間から
はい、ハイ【昆虫】ハエ、蝿
はいつくばる【動】腹ばいになる
はいとりがみ、ハイとり紙【道具】ハエ取り紙、
はいとりりぼん【道具】ハエ取りのリボン状巻紙
はいとりびん【道具】ガラスのハエ取り容器
はいご【魚名】ハヤ、最も代表的な川魚、
はいびん【漁具】餌を入れて魚を誘い込むガラスやプラスチック製のしかけビン
はえ【名】南風
はえる【他動】@器を傾けて注ぐ A茶を入れる
はがいい、はがいー、はがええ、はがえー【形】@はがゆい、じれったい Aくやしい、腹立たしい
はがうく、歯が浮く @非常に酸っぱい Aお世辞まみれ
 (例)このダイダイは歯が浮くのー!
はがま【道具】御飯を炊く釜
はぎし【体】歯茎
はぶ
(柿の皮を)はぐ【他動】皮をむく
はくしょん、はくしょう【名】くしゃみ
ばくだい【名、副】たいそう多く、
ばくちん
はぐる【他動】めくる、開く
はぐ
はぐれる【自】@別れ別れになる、別れる、Aめくれる
はげちゃびん、禿げ茶瓶【名】禿げ頭
はげちょろびん、はげちょびん
きんかあたま
はさがる【自】挟まる
はさる【動】間にはさまる
はさげる【他】@はさむ、A間に差し込む
はさぐ【他】
はさめる
はせる【他動】はさむ、間に入れる
はじ【名】@はし端、ふち、A一部分、切れ端、Bはじめ
はじっこ【名】はしっこ、はし
はしかい、はしかいい【形】@チカチカ、イガイガかゆい(稲の芥についた独特の痛痒み) A油断もスキもない(嫌みな意味がこもる)
はしこい【形】賢い、利口な、抜け目がない、利発な、ずるがしこい、などの意味を含んでいる
ちゃりこい
しごんならん
はしから【副】次々と、片っ端から、隅から
はしごだん【名】階段
はじっこ【名】@端  A恥っ子、妾の子、非嫡出子
はしり【名】旬のもの
はしり【名】@流し、A炊事場
はしりぶね【名】流し台
はしる【自動】ヒリヒリヒリヒリしみ痛む、ズキズキする
 (例)虫歯がはしる、傷がはしってのお〜
はすま、はしま、【名】午後の間食、おやつ
はずむ【動】心がウキウキする
はずんで【形動】ウキウキと
はぜ、はで【農業】作物を天干しする柵、
→稲はぜ、豆はぜ
(間に)はせる【他動】はさむ、挟む
はぜる、爆ぜる【自動】勢いよく破裂する、爆発する、(正確には方言ではありません。ただ、爆ぜるを使うような機会がほとんどなく、普段使われなくなっています、益田地方では今でもよく使われます)
→(例)スプレー缶を火にくべたらいけんよ、はぜるけーね
≒はじける、弾ける
はだかんばら【名】裸体、裸の体
はだかんぼう、はだかんぼー
〜はた 縁、辺り、傍ら、そば、
ぱちる【他動】盗む、万引きする、
はち【用具】@かめ(甕) A皿状の入れ物 (どこの家庭にも、飲み水を入れて置いたり、漬け物、味噌作りなどに利用した大きな石見焼きのカメが多数あった。また、糞尿を発酵させて肥料にする野壺も大きなカメを土中に埋めて使うこともあったよな。)
水ばち、漬け物ばち、洗面ばち、手洗いばち
はちあたま、鉢頭、【名】硬い頭、(頭どうしをぶっつけた時などに言う)
 (類)うすあたま、臼頭【名】頭が大きい人
ばちくそ、罰糞【名】@ばち、Aざまあ見ろ、罰当たりめ
はつめいな【形動】@よく働く、勤勉な、A小器用な、B利発な、利口な
はつる【他】削る、砕く
ぱっちもん、パッチモン【名】盗品、贋物、ゾロ品
ばっちい、ばっちー【形】汚い、
ばばっちい、ばばっちー
はっとおどろくためごろう、ハッと驚く為五郎【常套句】驚いたなー!、びっくりしたなー!
はで、はぜ【名】作物を天日干しするための掛け柵
ばばいい、ばばいー【形】まぶしい
ばばゆい
ばばっちい、ばばっちー【形】@汚い、A年寄りくさい
ばっちい、ばっちー
はな【名】@端、先端 A始め、取っかかり
はなえる、端える【動】@始める、取り掛かる、A準備をする、用意する
はなえかす
はなぐり【名】牛の鼻輪、
はなはじき【名】相手にしないこと、
はなはじきをする:相手にしない、拒否する、
はなみ【行事】 4月3日は地域の休みであった。(男達は酒を持ち合って飲み、女達はご馳走を交換して食べて話に花を咲かせた。子供達はピクニック、大人は泥落し
はね【名詞】のけ者、仲間外れ
はば
はねありご、はねありんご【昆虫】ハネアリ
はねぐるま、羽根車【名】風車、水車
ばばいい、ばばいー【形】まばゆい、まぶしい
ばばちい、ばばちー、ばばっちい、ばばっちー【形】@不潔だ、A汚い
はぶ【名詞】歯ぐき
はぎし
はぶてる【自動】すねる、怒ってすねる、不満でいじける(頬をふくらませて不平不満を顔に浮かべること)
はばにする、【動】除けにする、のけ者にする
はねにする
ぱっち、ぱっちん、パッチ【遊び】メンコ、メンコ遊び、
ぱっち【服装】ズボン下、脚の長い下着、
はまる【動】落ち込む、
はみ、ハミ【動物】マムシ
はやす【他動】@(料理で)根菜などを切る A小さく切りきざむ、B薄く切り刻む
 (例)キュウリとナッパーはやすだけでえーけー:キューリとナッパを切って盛りつけるだけでいいよ
はよう、はよー【副】早く、速く
はようおそう、はよーおそー、早う遅う
:あわてて
はようおそうしんさんな、はよーおそーしんさんな、早う遅うしんさんな
:バタバタしなさるな、慌てなさんな、焦ってはだめ
はらかぜ
【病気】胃腸風邪
はらがなえる、腹が萎える【動】腹が減る
はらがにがる、腹が苦る【動】腹が差し込むように激痛がする
はらがふとい、はらがふてー 腹が一杯だ、満腹だ
はらがほそい、腹が細い 空腹だ
はらたぶ、はらのしわ、三段腹
はらをかく、はらをこく:腹を立てる
ばらす【名】(建設現場などで使う)砕石、小石砂利
はりまわす、はりまあす、はりまーす:殴り倒す
はる【他動】@叩く、頬をはり倒す、A見張る、監視する
 (例)うちのポチちゅーたら、食事中はっとるんよ、食べ終わった途端に、ワンワン出せー出せーちゅうてヤレンのじゃーね
(小便を)ばる【他動】(小便を)する
→(大便を)ひる
はるかた、春方【名】春先、早春
(類)なつかた、あきかた、ふゆかた
ばんかた、晩方【名】夕方
ばんげ【名】@夕方(に) 晩の気配の意味 A晩の食事
ばんごしらえ【名】夕ご飯の支度
はんじもん【名】@説明がなかなか理解できないこと、道理ののみ込みが悪いこと、理解力や判断力が悪いこと、Aいろいろとわからんことを言う人
(例)いくら説明してもわからんのよーね、はんじもんじゃけー、しょーがなーわー
はんど、はんどう、はんどー【名】石州焼きの口が大きい大きな水瓶、
初めて聞いた、今聞いた。隣のはんどうぶちめいだ、こらえてやったら、泣き出した。(ニュースに驚かされた時の囃子歌)
みずばち
ぽんぽんがし、ポンポン菓子【名】ポン菓子


【名】あかり、明かり 
 (例)くろーなったで、ひーつけてーや:暗くなったから明かりをともしてね
ひい、ひ【名】必死
 (例)そがーにひーなりんちゃんなーや、合格間違いないんじゃけー
ひいなさん、ひーなさん【名】お雛さん
ひいりこ、ひーりこ
【遊具】羽根子(羽子板遊びの羽子)
びいびい、ビービー【魚】魚 (幼児言葉)
びいびいいう、びーびーいう、びいびいゆう、びーびーゆー 子供がギャーギャー言う
びいびいまめ、びーびーまめ【植物】カラスノエンドウ(豆のサヤが口笛になった)
シッピィー、しっぴー
ひいらかす
【他動】乾燥させる、干す
ひいりすがあがる、ひーりすがあがる
:@体のあちこちが痛む、A筋肉が張ってぎしぎし痛む
ひいる、ひーる
【自】弾む、バウンドする
ひいる、ひーる【名】ヒル、蛭
(フトンを)ひく【他】(フトンを)敷く、のべる
びいろ、びーろ【名】メダカやハヤの子など極小型の魚の総称、小魚、幼魚
ひがっせんどう、ひがっせんどー【地名】東仙道
ひがら【病気】僻目、斜視、
ひがんぼう、ひばんぼー、ひがんぼうず【名】つくし
ひきもじる【他】引ったくる、奪い取る
ひきわら【農業】しきわら、敷きわら、(家畜小屋の床に敷き保温と糞尿の処理に使って発酵させて堆肥にした)
ひき【動物】ヒキガエル
ひく【他動】@敷く、シーツや敷物を広げる A車で轢く
びく【漁業】魚を入れる竹カゴ、手籠、腰篭、
びく【名、卑語】@尼 A女
ひいとく【他動】敷いておく、広げた状態にする
ひご【名】牛の餌にする刻んだ藁
ひこずる【他動】ひきずる、引き回す
ひこじる
そびく
ひざあくむ、ひざーくむ、膝を組む あぐらをかく
ひざあくずす、ひざーくずす:@脚をくずす、Aくつろぐ Bあぐらをかく
ひさしゅう、ひさしゅー【副】長らく、ずいぶんと長い間、
ながしゅう、ながしゅー
ひざたぶ、ひざたぶら【体】ふくらはぎ
すねたぶ、すねたぶら
ひざぼうず、膝坊主【名】膝頭、膝蓋骨の部分
ひじぬき、肘抜き【服装】肘部分が傷むのを予防する両端にゴムを入れた筒状の布
(類)あしぬき、脚抜き:山仕事での虫除けや長靴に雪が入るのを予防するために着用した
ひしゃける【他動】@ひしゃげる、押しつぶす
ひしゃぐ
ひしゃげる【自動】@失望する、気を落とす、A萎える Bつぶれる、押しつぶされる
びしゃんこ、びっしゃっこ ずぶ濡れ、ビショビショ
ひだりぎっちょ【名】左利き
ぎっちょ
ひだるい【形】@ひもじい、腹が減って力が入らない、A何となくだるい、B力が入らないような
ひち【数詞】七、しち、なな
ひちめんどうくさい【形】手間がかかる、とても面倒くさい
しちめんどうくさい
ひっかけひっかけ【副】一つ一つ、次々
ひっくりかえす【動】裏返す
びっくりする【動】驚く
ひつこい、ひつこいい【形】くどい、しつこい
びっしり【副】@たびたび、常々、A終始、Bぎっちり隙間無く
びっしゃこ【名】びしょ濡れ、ずぶ濡れ
びしゃびしゃ
びったれ【名詞】@不潔で片付けないこと、A不衛生で平気にしていること、Bだらしないこと
 (化粧や服装は気にしているのに)だらしないこと
びったら、びったり
びったり【名】泣き虫、何時もビービー泣いていること
びったれな【形】散らかりっぱなしでだらしない
ひっつかまえる【動】捕まえる、取り押さえる
ひっぱらかす【他】引っ張る、強く引っ張る
びちくそ【名】下痢
ひてえ、ひてー【名】一日、一日中
ひええじゅう、ひてーじゅー:一日中
ひでえ、ひでー【形】むごい、残酷な
ひてる、してる【動】すてる、失う
ひとつこと、一つこと  そればかり、同じこと
かたきになって、かたきのように
ひとようさ、ひとよーさ【名】一夜、一晩
ひなか【名】日中、
ひねくれもん【名】性根の曲がった人、偏屈者
へんくう、へんくー
ひになる【動】ムキになる、
ひになって、:ムキにになって (例)そがーにひになって抗弁せんでも、分かっておるちゃ:そんなにムキになって抗弁しなくても分かっているから、いいよ
ひぼ【名】ひも、紐
ひもかわ
【食】きしめんの様に幅広なうどん、(卑語の気持ちで使う。桐生名物のひもかわうどんとは無関係です) → (例)あそこんちはひもかわうどんじゃけー、うもーなーけー:あそこの家は、幅広のうどんを作りなさるので、美味しくないよ
い、ひやー【形】寒い、冷たい、
ひゃくんちしごと【名】百日仕事、いつ終わるか判らないこと
ひやけだ、日焼け田【名】水利が悪い田、
ひゃこる【動】(遠くの人に)声をかける、大声で呼ぶ
ひゃっかん【体】もみあげ、
ひゅうきだけ、ひゅーきだけ【民具】火吹き竹、火をおこす竹筒
ひよ【名】ヒヨドリ
つぐ
ひょうけじい、ひょーけじー【名】石見神楽の道化役
ひょうげる、ひょーげる【自動】@ひょうきんにする、おどける A風変わりで奇抜なことをする
ひょうげな、ひょーげな【形動】ひょうきんな、おどけた 
ひょうきな、ひょーきな【形動】@変な、奇妙な Aおどけた
ひょうしあげる、ひょーしあげる、拍子上げる【動】@おだてて持ち上げる、Aひやかす
ひょこ【名】@将棋の歩、A兵隊、B下っ端
ひょこっと【副】突然に、前触れもなく
ひょっこり
ひよっこり【名】シャックリ、吃逆
ひょっくり
ひよひよする、【自動】@手足が何となく力がぬけてフアフアする A冷や冷やソヨソヨする。涼しくて微風が流れる。
ひょんな、【形動】奇妙な、変な
ひらち【名】@平らな土地、A平野
ひらめ【魚】やまめ、山女魚
ひれひれする【自動】@物欲しそうにする。A他人が食べている食事やお菓子を物欲しそうにする。
ひろひろする
(例)そんなにひれひれしんちゃんな、家で飢えさせとるよーに思われらーね
びらかす【他動】泣かす
びり【名詞】@一番最後、最下位、 A泣き虫
びりっこ、どべどんけつ
びりっぺ、びりっこ【名】泣き虫     
ひる、干る【自動】@ヒリヒリする、A乾く
 (例-1)口がひるけー、何も食うた気がせんのよね
 (例-2)運動場もひたで、運動会もせやーなーわーね:運動場も乾いたから、運動会も大丈夫だよ
(屁、大便を)ひる【他動】B肛門から排泄する、排便する
(類)(小便を)ばる
びる【自動】@泣く A【名】すぐ泣く子
A=びったり
ひるかた、昼方【名】昼前、昼近く
ひるげ【名】昼ご飯
ひるのつじ、昼の辻【名】日中、真昼、真っ昼間
ひるのひなた
ひろう【他動】ひらう、
ひろひろする、ひれひれする【自動】(他人の食べている物を)物欲しそうにする 
 (例)なんたにもあげたじゃろーがね、そんにひろひろしんちゃんなや、母さんが、みとーもなーけーね
ひろみがお【名】今にも泣き出しそうな顔
ひわる
【自動】反る、反り返る
ひんちぐすり【名】日にち薬、日数が経つのが薬
びんちゃ、びんた【名】@頬、A頬を平手打ちすること
びんばさみ【名】ヘアピン
びんぶく、びんびく【名詞】肩車 (鬢を引くの意味か?)
びんびんこ
びんぼったれ【名】貧乏人、貧乏そうに見える人
びんぼったらしい、びんぼったらしー【形】@粗末な、A貧乏そうな
びんぼうくさい、びんぼーくさー


ふいきん【名】布巾、フキン
ふいだけ【名】火吹竹
ひゅうきだけ、ひゅーきだけ
ふうがいい、ふーがいー、ふうがええ、ふーがえー
【形】@運がよい、A格好がいい、体裁が立派だ
@=まんがええ、まんがよい
ふうがわりい、ふーがわりー、ふうがわるい【形】@格好がわるい、みっともない、世間体がわるい A運が悪い
ふうたろう、ふーたろー【名】ぶらぶら遊んでいる人、無職、ニート、
ぶうぶう、ぶーぶー【幼児語】@水 A自動車
ぶうぶうゆう、ぶーぶーゆー 不平不満を言う
ぶがわるい:運が悪い
まんがわるい
ぶきっちょ【名】不器用
ふくちゃん、福ちゃん【名】お多福、顔が丸い人
ふくらまかす【他】ふくらます
ふくらかす
ぶくる、ぶくれる【自動】ふくれる、立腹する
ぶくり【服飾】高下駄
ふさる【動】@寝る A伏す、うつぶす
ふずくる
【他動】@さりげなくおしつける、(嫌なこと不要な物を)他へまわす、A責任を転嫁する
(例)この歳暮はどこぞのふずくりじゃろーね
(例)そんな役はかなわんで、あいつにふずくってやろう
ふずくりあいこ、ふずくりあっこ【名】@(嫌なことや不要品を)回しあうこと、押し付けあうこと A責任を転嫁しあうこと
ふずくりやいこ、ふずくりやっこ
ふたえごし、二重腰【名】老人性のひどい円背、ひどく腰がが曲がった状態
(例)じいちゃんもばあちゃんも、ぶち二重腰じゃったのう
ぶっける【他動】強く当てる、
ぶっさく【他動】ひどく殴る、叩く、ぶんなぐる
ぶっさくる、ぶっさぐる
ぶち、ぶちぃ【副詞】ものすごく、
 (例)ぶちくるう、ぶちにやす、ぶちめぐ、ぶちからい
ぶちあたる【動】突き当たる、衝突する
ぶちくらわす
【動】ひどく殴りつける
ぶちくる
【動】@たいそう小言を言う Aたいそう叱る 
(例)歌手になりたいと言ったら、ととうにぶちくられた
ぶちにやす
【動】@ひどくやっつける Aひどく殴る
ぶちまわす【他動】ひどくたたく、はり倒す、

ぶちめぐ【他動】グチャグチャに壊す
ふてる
【自】ふくれる、すねる
ふみつぎ、踏み継ぎ【名】踏み台、脚立、 =足継ぎ

ぶと、ブト
【昆虫】ブユ
ふとい【形】@大きい A太い
腹が太い、おなかが太い:お腹がいっぱいになった、満腹した
のどぶとい、のど太い:腹が空いていない、胃がもたれる
ぶとよけ【民具】 ボロ布をワラでくるんでくすぶらせた用具
ふゆかた、冬方【季節】冬になり始め、冬先、晩秋
ぶりをつる、鰤を釣る【動】ふくれる、すねる
ふるしき、ふろしき、風呂敷【遊】ジャンケンのパー


へぐ【他動】剥ぐ、皮をむく 
へぐる
へげる【自動】皮がむける、はげる
へこ【着物】@腰巻き、腰布、Aふんどし
へこおび【着物】腰帯
へこきむし【名】カメムシ  =ホウムシ、ほーむし
へこたる【自】疲れてしゃがみ込む、しゃがむ
へこたれる、へたる、
へたばる、へたれこむ
へこむ【動】@凹む、つぶれる A気力が萎える
へこたれ
【名】意気地なし、根性なし
へそくされ【名】@意気地なし、A内弁慶
へしゃける【自動】へこむ、気がくじける
へちゃける
へしゃげる【他動】へこます、、気をくじく
へちゃげる
へす【他動】減らす、(古語が残存)
へずる【他動】@減らす、 A削る
へそがよじれる(ほど笑う) おかしくて大いに笑う
へそくされ【名】意気地なし、臆病者、内気で弱虫
へこたれ
べそかき【名】弱虫、すぐに泣くこと
へた、べた【名】@側 A面
へたる【自動】力尽きる、ダメになる
べたれ【名】ボタン雪、わた雪
べっとう、べっとー、別当【名】下男
べっち、ベッチ【名】ボタン
へつれる【動】すり減る、すり切れる、
へちゃ【名詞】鼻が低くて不器量なこと
おへちゃ【名詞】鼻が低くてぶすな子
へちゃかす
【他動】つぶす、押しつぶす
へちゃける
【自動】つぶれる、押しつぶれる
へしゃける
へちゃげる【他動】つぶす、押しつぶす
へしゃげる
へちゃもくれ【名詞】@ぐだぐだたわごとを言うこと、言う人 Aブス、容貌が醜い人、Bアホ、バカ、役立たず、 (相手を罵る言葉、へちゃ、おへちゃが語源か?) 
へちゃむくれ
べっぴん、別嬪
【名】美人、(普通に使われる)
→(反意)そっぴん、素嬪【名】不美人、ぶす
べにさしゆび、紅差し指【名】薬指
へぬるい【形】なまぬるい、扱いがあますぎる
へのかっぱ、屁のカッパ
 平気なこと、
へのつかえ【名】@役に立たないこと、Aとるにたらないこと
へのつっぱり
(例)あんなとーじんのゆうことなんかー、屁のつかえにもならんけーのー、ほーっときゃーえーがや :あの様な間抜けの言うことなどは、特別気に掛けるほどの事も無いのだから、取り合わなければいいのよ、
べべ【服装】着物
へべる【自動】へばる、引っ付く
へべりつく【自動】へばりつく
へぼ【名】@クズ、出来損ない Aバカな失敗
へや【名】@納戸、 A夫婦の寝室 B分家
@A=ねや
へり【名】@モノの端 A隅、角 Bそば、かたわら、周囲
ねと
べろ【体】舌、弁状のもの 
へんくう、へんくー【名】偏屈、変わり者
へんくうな、へんくーな【形動】偏屈な、変わった
へんげる、へんがる【動】変わる、変化する
べんちゃ、べんちゃら【名】おべんちゃら、ご追従、
べんちゃらこき【名】おべんちゃらを言う人 (軽蔑の意味がこもる)
べんちゃらしい、べんちゃらしー 
ええこといい、えーこといー、
べんちゃをはる
:頬を叩く、頬を平手打ちをする


ほいから【副】それから、その後、それでは
ほいじゃ、ほいじゃー【副】それでは、
ほいじゃけえ、ほいじゃけー  そうだから
【名】乞食
ほえと
ほいとぐさ【植物】ヌスビトハゲ
ほいとう、ほいとー【病気】麦粒腫、ものもらい
ほいとする、ほえとする【自動】@盗み食いする、A乞食をする
 (例)ほえとした罰じゃー、一人だけえずいとるんよ
ほいとぐい【卑語】@好物を最後に残す食べ方 A盗み食い
【間投詞】そう
ぼいしい、ぼいしー【形】怖い、恐ろしい
ぼいい、ぼいー 
ぼええ、ぼえー
え、こえー、こわあ、こわー 
ぼいしがる【自動】怖がる、
ぼいしがらせる【他動】怖がらせる、
おそらかす
ほいじゃあ、ほいじゃー:それでは、そうなら
ほいじゃけえ、ほいじゃけー  そうだから
ほいたら そうしたら
ほいで  
それで、そうしたら
ぼいぼい、ボイボイ
【名詞】怖いもの、お化けや妖怪(赤ちゃん用語)
ほう、ほー【間投詞】そう、
ほう【自】這う、はう
ほわす【他】這わす、はわす
ほうかい、ほーかい【名】やきもち、嫉妬、うややましくおもうこと
ほーかい、ほうかい:そうかい、そうですか
ほうかいやく、ほーかいやく、ほうかいをやく【自】うらやましがって嫉妬する
ぼうかんずきん、防寒頭巾【服飾】頭から肩口まで覆う綿入れの防寒用具、(冬の必須品だった。手縫いで母親が子供のために作っていた)
防空頭巾
ほうぐ、ほーぐ、ほぐ、【名】紙くず、反古
ほうけ、ほーけ、呆け
【名】バカ、間抜け
ほうける、ほーける【自】@さぼる Aぼける、呆ける
ほうじゃけえ、ほうじゃけー そうだから、それで、
ほうじゃけど、ほーじゃけど でもね、そうだけれども、
ほうしんつく、ほーしんつく【虫】ヒグラシ、ツクツクボウシ
ほうたら〜、ほーたら【副】不気味に〜、予想外に
ほうろ、ほうら
ほうたらぬくい、ほーたらぬくい【形】気持ち悪いように温い
ほうたらこわあ、ほーたらこわー、ほうたらこわいほーたらこわい【形】不気味に何となく怖い
ほうたらかす、ほーたらかす【他動】放っておく、放任する
ほったらかす
ほうたらまえ、ほーたらまえ【名】着物が乱れている事、着物の前が揃わない様
ほうたれまえ、ほーたれまえ
ほうち、ほーち【道具】包丁
ほうとくない、ほーとくない【形】@見苦しい、だらしない、きたない A散らかっている
ほうばる、ほーばる【他動】口にいっぱいに詰め込む、
ほうむし、ほーむし、ホウムシ【昆虫】カメムシ
ぽうりぽうりする、ぼーりぼーりする【自動】ふらふらする
ほうろ、ほーろ【副詞】わずかに、少しばかり、
ほうろぬくい、ほーろぬくい、ほうろさぶい、
 (例)梅のつぼみがほうろ開き始めた
ほおげた、ほーげた【体】頬
ほおたぶ、ほーたぶ
ほおべた、ほーべた
ほおかぶり、ほーかぶり【服装】頬被り
(ゴミを)ほうる、ほーる【他動】ゴミをすてる
ほうげな、ほーげな、呆げな【形動】アホげな、馬鹿げな
ほかす【動】すてる
ほかごと
【名】他のこと、他人事
ぼくっとう【名】鉛筆などの先が丸く鈍くなった状態
ほぐらす、ほぐらかす【他】@柔らかくする Aほぐす、もつれを解きほぐす  
ほげる【自動】(硬いモノの一部が)ぼろっと鈍的に欠ける
こげる (硬いモノの一部が)鋭的に欠ける
ほがす【他動】(硬いモノの一部を)欠けらす
ほぐ【動】、
ぼけ、ぼけさく、ぼけたれ、ぼけなす、【名】バカ、アホ
ほこ【漁具】魚を突くヤス
ぼし【服装】帽子
しゃっぽ
ほじくる【動】@根掘り葉堀りきく、Aつついて掻き出す
ほじる【他動】@こさぎとる、A穴をつついて掻き出す
ほじく
ぼたもち【名】 大きなつきたての餅にアンコをまぶしたもの、(重箱に入れて親戚や親しい間で贈り合った)
ぼたれ【名】わた雪、ぼたん雪
ほったらかす
【他】放っておく、放任する
ほうたらかす、ほーたらかす
ほっちらかす【動】投げ散らかす
ほっちっち、ほっちっちー【名】放置、構わないこと
そーかい、そーかい、は〜そーかい、あんたの子でなし、孫でなし、赤の他人じゃ、ほっちっちー:近所の小父さん小母さんに叱られた時などに、子供が悪たれ口で切り返す囃し言葉、(調子を付けて言う)ほっといてんか-!
ほとびる【自】水をふくんでふやける、水に浸かって柔らかくなる
ほとびらかす【他】水にしたして柔らかくする
ほとびらす
ほとり【名】まわり、周囲
 (例)田のほとりに豆を植えんさい
ほねかわすじえもん骨皮筋衞門【名】ひどくやせていること
ぼぼ【生活】SEX、性交、
ほぼろ【名】農作業で使う編んだカゴ、四つ目返しで編んであり、嫁帰るに掛けてある)
ほぼろをふるほぼろーふる @嫁が怒って里へ帰る、A離婚する
ほぼろをうる、ほぼろーうる
ぼやける【自】@にじむ  A輪郭がぼける、
ほれみい、ほれみー  それみろ、それ見たことか、ざまあみろ(否定的に相手を非難する気持ちがこもっている)
ぼろ【名】粗悪品、
ぼろかい【名】廃品回収業
ぼろく【他】外し取る、もぎ取る
ほろく
ぼろける【自】はずれおちる、外れる、もげて落ちる
ほろける 外れる、転落する
ほわす【他】這わす、はわす
ほう【自】這う、はう
ほろせ【名】@蕁麻疹、A鳥肌
ぼんご【名】ウンチ、大便
ほんごたつ、本炬燵【名】掘りコタツ
(類)ねこごたつ【名】置きコタツ
ほんじゃけえのう、ほんじゃけーのー そうだからね
ほんそ、ほんそう、ほんそー、奔走【名詞】@可愛がること、A(転じて)長男
ほんそうに、ほんそーに【副】可愛がって、大事に、
ほんそご、ほんそうご、ほんそーご、奔走児【名】@愛し子、 A長男
ほんそほんそ、ほんそーほんそー【名】なでなで、よしよし、いい子いい子
ほんそうする、ほんそほんそするする【動】かわいがる、慈しむ
ほんで【副】それで、それから、
ほんなら【副】それでは、
ほんに:本当に
ぼんぼんがし【名】ボン菓子、
ぽんぽん【幼児語】@腹部、Aうんこ
ぽんこ【幼児語】うんこ




  風船葛 2003,8



          や行

やあて、やーて【副】やがて、そのうちに、
〜や  〜しろ(命令) 
 (例)手伝ってーや。はよーしてーや。かまわんといてーや
〜やいこ、〜やっこ【名】お互いにしあうこと
 (例)助けやいこ、走りやいこ、話やいこ
〜あいこ、〜あっこ
やいとやいとう、やいとー【名】お灸
やいとすえる、やいとうすえる、やいとーすえる  @お灸をすえる、 A懲らしめる
やおい【形】@柔らかい、 A柔和な
やけのやんぱち【名】自暴自棄、やけくそ
やし【名】詐欺師、嘘つき、いかがわしい者、
やせぎす【名】やせた体型
やっちい、やっちー【形】安っぽい、粗末な
やっちゃあおれん、やっちゃーおれん、 @とてもできない、とても不可能だ、A割に合わない
〜しちゃあおれん、〜しちゃーおれん
〜やっちゃる【他動】〜してやる、やってやる、
〜やっちゃらん  〜してやらない、やってやらない
やっちゃれ、やっちゃれ:やれやれ、やってしまえ
やっとこさっと【副】何とかかんとか、やっとのことで
ええやらさっと、えーやらさっと
ええやらやっと、えーやらやっと
ようやらやっと、よーやらやっと
ようやらさっと、よーやらさっと
やっぱし【副】やはり
やにこい【形】@ややこうしい、A難しい、きつい B体がだるい、つらい C病気でつらい
やねこい
やぶける【自】破れる
やぶく【他】破る
やまが【名】山間部、山深いところ
やまし【名】山仕事をする人
やまんもり、山ん盛り【名】山盛り、
やまんこ【副】山のように、山盛りに
やまんぼう、やまんぼー【名】山男、山の恐ろしいもの
やまんば【名】山婆、山の恐ろしい婆
やみくも:無理、無理矢理
やめんさい  止めなさい
やめんちゃい
やや、ややこ【名】赤子、
ややこうしい、ややこーしー
【形】複雑な、難解な
やるせない、やるせなー【形】気の毒な、気持ちのやり場がない
やらしい、やらしー【形】嫌らしい、生理的に嫌らしい 
やらしげな、やらしーげな【形動】嫌らしいような
〜〜やらあでから、やらーでから:〜〜してやらねばなるまいよ(強調、念押し) →(例)娘が東京で出産するたー、は〜、行ってやらーでから
〜やる 〜する
 (例)やさしゅうやる、きびしゅうやる:優しくする、厳しくする
〜やりんさい 〜しなさい(命令)
〜しんさい、〜しんちゃい
〜せにゃあ、〜せにゃー
やりし、やりしー
【名】助込まし、女たらし
やるせなあ、やるせなー
【形】気の毒な、(例)40歳そこらで、後家さんになりんさってのー、ぶっちぃやるせなーのー
やれのう、やれのー
【間投詞】やれまあ、やれやれ
やれん ダメ、どうにもできない、困った、難儀だ
やれんのお、やれんのー、やれんなあ、やれんなー 困ったなあ、どうしようもないな
やれんけえ、やれんけー
:適わない、困った
やれんでよう、やれんでよー
:たまらないなあ、
やれのお、やれのー
 やれやれ、やっとのことで
やんがて【副】やがて、
やんがちゃあ、やんがちゃー
やんさい  ください
やんちゃい  ちょうだいな
くんさい、くんちゃい(「やんさい」より「くんさい」がよりくだけた親しい間で使う感じかな)
(〜して)やんさい、やんちゃい 〜して下さい
やんだ、やあだ、やーだ、 いやだ
やんちゃ【名】@わがまま、無茶、A子供の駄々
やんちゃご【名】わがままな児
やんわか【副】やんわり、そっと、やわらかく


ゆあげ【名】湯上がりタオル
ゆあび、湯浴び【名】行水、湯を浴びること
ゆう、ゆー【動】言う
ゆうてかす、ゆーてかす【動】言って聞かせる、説得する
ゆうかす、ゆーかす
いってかす
ゆうことがええ、ゆーことがえー、ゆうことがええでな、ゆーことがえーでな【慣用句】言ってることは気に入らん、反対だ(相手の言うことに不満な時、皮肉に言う。「言うことは良いよ」という意味とは反対である)
な、ゆーな、悠な【形動】@暇な、Aゆったりした、
ゆうなべ【名】夜業、
に、ゆーに、悠に【副】ゆっくりと、ゆったりと
にしんさい、ゆーにしんさい ゆっくりしてください
ゆうにする、ゆーにする【動】@ゆったりとする、Aゆるくする、易しくする
 (例)茶でも出すけー、タバコにして、ゆーにしんさいやー
ゆるうする、ゆるーする
ゆうて、ゆーて  言って
ゆうてかす【動】言って聞かせる、言い含める、説得する
〜ゆうても、〜ゆーても 言われても(とても出来ないよ)(否定、拒絶の意味を込めている)
ゆうちゃあなんじゃが、ゆーちゃーなんじゃが、ゆうてもなんじゃが、ゆーてもなんじゃが @さて、ところで、言いまでもないが、(話を変えるときに使う) Aこう言っては何ですが
ゆうや、ゆーや【名】昨夜
ゆかずごけ【名】嫁に行かない年増女
いかずごけ、行かず後家
ゆがまる、歪まる【自動】ゆがむ
ゆきやけ、雪焼け【名】しもやけ、
ゆすぐる【他】ゆらす、
ゆすぐらす
ゆっくら【副】ゆっくり
ゆべし【料理】ゆずの皮にゆず味噌を詰めて天干しした保存食、酒の肴などにもされる郷土料理
ゆや、湯屋【家屋】風呂場、五右衛門風呂を囲んだ小屋
ゆるうする、ゆるーする【動】@易しくする、Aゆるくする
ゆうにする、ゆーにする
ゆわえる【動】結ぶ、
ゆわえつける  結びつける
いわえる
きびる、きびりつける
ゆわん  言わないよ
いわん
ゆんべ【名詞】昨夜、昨晩
〜ゆん?、〜ゆーん? 〜言うの?
 (例)どーゆん?、何てゆーん?


よいたれ【名】@夜更かし、夜更かしをする人 A酔っぱらい
よいたんぼう、よいたんぼー【名】酔っぱらい
よいばれ【名】寝小便
よばれ、よばり
よいよ【感嘆詞】@まったくもって、さてさて 
 
(例)よいよ、おぬしゃー何回教えてもムダじゃのー
【副】Aいよいよ、本当に、
 (例)よいよ、明日ー決勝戦だのー
よう、よー【副】@よく、 Aたびたび
よういじゃあない、よーいじゃーなー:そう簡単ではない
ようよう、よーよー【副】@よくよく Aやっと、何とかかんとか
ようにように、よーによーに
ようきゃあなあ、よーきゃーなー【副】沢山、多く
ようけ、よーけ、よーけえー、よーけー【副】たくさん、多く(数が多いときに主に使う)
よけい
えっと【副】(量がおおい時に主に使う)
ようきんさった、よーきんさった【挨拶】よくいらっしゃいましたね(歓迎の意味を込めた挨拶)
ようきちゃんさった、よーきちゃんさった
ようしゃ、よーしゃ、容赦【名】@ゆるすこと A遠慮
ようしゃせん、よーしゃせん @許さない A遠慮しない
ようせん、よーせん
  手に負えない、とても不可能だ
てにあわん、手に合わん
よう...せん、よー...せん 
(自分は)そんなこととても出来ません(否定、拒絶の意味を込めた言い方)
ように、よーに
【副】本当に、とても、たいそう (例)朝早うから精ー出したで、よーにくたびれた、
ようゆわん、よーゆわん
 :@(自分は)そんなこととても言えません(否定、拒絶の気持ちを込めた言い方) A呆れた、とんでもない、
ようだつ、よーだつ、用立つ 役に立つ、便利な
ようやらさっと、よーやらさっと【副】やっとの事で、なんとかかんとか
ようやらやっと、やっこらさっと、ええやらさっと
けえ、よーけー、ようけ、よーけ【副】多く、イッパイ、たくさん
ようなべ、よーなべ【名】夜なべ仕事、夜業、
よかわ、夜川【漁遊】 河原で徹夜したり、たいまつをともして浅瀬の魚を突く、夏休みの男子供の遊びでもあった 
よがむ【自動】歪む、曲がる
いがむ
よがんどる、いがんどる:歪んでいる
よがり【名】@(動物が発情して)鳴くこと、 A悶えること、 B自己満足
よがる【動】@(動物が発情して)鳴く A悶える、B自己満足する
ひとりよがり【名】@自己満足、A早合点、
よこや、横屋【名】@神官、神主、A神主の屋敷
よごれ【名】外見的な汚れではなく、生き方がなってないの意味
けがれ【名】潔癖性、
びったれ【名】表面上は化粧したり手入れをしているのに、垢がついたりだらしなく汚れていること
よころ「名」藁仕事で使う丸太を細工した柄の付いた木槌
よしきり【動物】@ゲンゴロウ(昆虫) A(水鳥)ヨシキリ
よす【動】仲間に入れる、
よせる
よしてーや、よしてーね 仲間にいれてちょうだい
よず【名】よだれ
よど
よずをくる  よだれをたらす
よどをくる
よずく、よーずく、【鳥】@フクロウ A夜うろつき回る人
よせる【他】仲間に加える、
よせてもらう @出席させていただく、A仲間に加えてもらう
よっこらさっと【副】老人などが、ぎこちなく立ち上がる様  
よっこらしょっと
よった 〜した、〜していた、
→しよった、言いよった、要りよった、やりよった、 
 (例)酒を造りよった、畑仕事をしよった  酒を造った、畑仕事をしていた
〜よったいね :〜していたよ、
 (例)しよったいね、話よったいね、言いよったいね
よったり【名】4人、
よっぴいて、よっぴーて【副】夜通し、徹夜で
よっぱって
よっぴし
よくどうしよくどーしー【形】欲張りな
よくよくどうしい、よくよくどーしー【形】とても強欲な、
よけい【副】沢山、多く
えっと、じょうに、じょーに
ようけ、よーけ、ようけい、よーけい
よっきゃあなあよっきゃーなー【副】ぎょうさん、たくさん
よっぱる【動】夜更かしをする 
よっぴく
よっぴて:徹夜で、一晩中、
よどおし
〜よーね、〜よーねー  〜だよ
 (例)運転試験なんて、ぶちみやすいよーね:運転試験なんかとても易しいんだよ
よばれる【動】@御馳走になる、A招待される 
よばれ【名】@招待 A寝小便
よばりよいばれ
よぶ【他】招待する、
よぼう、よぼー【自】液がつたって垂れる
よばう
(例)よずがよぼーけー、手ふきでぬぐいんさい(涎が垂れるから、ハンカチで拭きなさい)
よぼうとる、よぼーとる【形動】つたって垂れている
 (例)納豆がよぼうとるよ、きちゃないねー!
よほど【副】かなり、かなり多く
よめじょう、よめじょー、よめじょ、【名】花嫁
〜よりか  〜よりは(比較する)
 (例)きょうの試験、思うたよりか易しかった
〜よる  〜している(現在進行形)
→帰りよる、泣きよる、食べよる、仕事をしよる、死による、
〜よるん?、〜よん?  〜しているの?
(例)ちいっとも酒が進まんねえー、何しよん?:少しもお酒が進まないけれど、どうしたの、どこか悪いんじゃないの?、と言った気持ちがこもる




  山桃 2007,6,27

  ホトトギス不如帰 2006,10,27

   ペチュニア 2004.8.15

  小川のせせらぎとダリア 2006,10,15

    金麗花 2003.6.3

   初雪カズラ 2005,8,14

 2006,10 道ばたで


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