毛嚢炎、せつ、よう (できもの)
毛嚢炎
1〜数ケの毛嚢(毛穴)に一致した膿疱です。(毛穴に細菌が感染)黄色ブドウ球菌が原因。
<治療>外用のみ、
抗生物質の内服が必要な時もあります。
毛包炎
せつ
毛嚢炎が、深部まで進行して、痛み、局所熱感が強くなります。
主として黄色ブドウ球菌が原因です。
掻破、不潔、発汗などが誘因になり、リンパ腺の腫脹や発熱を伴うこともあります。
<治療>時期をみて切開、抗生物質の内服が必要です。
せつ(おでき)
顔面にできた場合を面疔(めんちょう)と言います。
脳に細菌が飛ぶことがあり、昔は大変恐れられました。
抗生剤がある現在では特別恐ろしくはありませんが、自分でつぶしたり、切開は禁忌です。
早期に抗生物質の内服・点滴を行います。
よう
せつが集合性に生じたものです。
よう
せつ腫症
せつが多数できた場合や、長期に渡り反復す場合です。
ステロイドの長期使用、糖尿病、腎機能障害、悪性腫瘍、膠原病、血液障害、免疫不全などが関係する場合が多い。