患者さん向けのやさしい医療情報
毛嚢炎、せつ、よう (できもの)
 


毛嚢炎
1〜数ケの毛嚢(毛穴)に一致した膿疱です。毛穴に細菌が感染黄色ブドウ球菌が原因。
<治療>外用のみ、
抗生物質の内服が必要な時もあります。

       
           毛包炎



せつ
毛嚢炎が、深部まで進行して、痛み、局所熱感が強くなります。
主として黄色ブドウ球菌が原因です。
掻破、不潔、発汗などが誘因になり、リンパ腺の腫脹や発熱を伴うこともあります。
<治療>時期をみて切開、抗生物質の内服が必要です。

    
       せつ(おでき)

顔面にできた場合を面疔(めんちょう)と言います。
脳に細菌が飛ぶことがあり、昔は大変恐れられました。
    
    

抗生剤がある現在では特別恐ろしくはありませんが、自分でつぶしたり、切開は禁忌です。
早期に抗生物質の内服・点滴を行います。

 
よう
 せつが集合性に生じたものです。

    
 よう
 

せつ腫症
せつが多数できた場合や、長期に渡り反復す場合です。
ステロイドの長期使用、糖尿病、腎機能障害、悪性腫瘍、膠原病、血液障害、免疫不全などが関係する場合が多い。
     せつ腫症








   
    2006,9,30  彼岸花と昼顔



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