患者さん向けのやさしい医療情報

頭部外傷後の慢性頭痛



ムチウチ損傷後の慢性頭痛
 この原因としては、追突事故などのため、頚部の軟部組織の挫傷や頚椎の捻挫もあって、痛みのみではなく、眩暈、耳鳴り、吐き気、易怒性、集中困難、記銘力の減退、抑うつなどいろいろな多彩な症状が見られやすいものです。
 あまり強い頭部外傷ではなかった場合でも頑固な難治性の後遺症状が残ることがあります。

●慢性脳髄液漏出症候群:
 最近指摘されています。
 脳髄圧低下により頑固な頭痛をくり返す原因のひとつといわれています。                


                                                                                                                                                   

重度頭部外傷後の頭痛
 これは予想外に頭痛を訴える人が多いようです。
同時に麻痺、失調、人格変化、痴呆などがあります。
ただ訴えは激しくないように思われます。                               




慢性硬膜下血腫
 頭部を打撲してから1〜3カ月後に頭痛、半身の不全麻痺、意識状態の低下、痴呆、などが起こります。 
頭部のCTを見れば簡単に診断がつきます。
発見が早ければ、手術などでよくなります。


                      







       
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