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研修医時代、横須賀海軍病院のアメリカ人医師、Dr.Wagner が講師として、われわれの教育にあたっていました。彼は膠原病が専門であり、米国リウマチ学会専門医でした。英語が苦手な私には、彼の言おうとしていたことのどれほどが理解できたかわかりません。米国臨床医学におけるリウマチ学が、日本のそれと違って、非常に幅広く総合的なものであることは理解できました。
東京から岐阜歯科大学(現朝日大学)村上記念病院に来ました。当時、岐阜県下唯一のリウマチ教育指定病院であり、直属の上司・井上四郎教授(滋賀県済生会病院前院長)が、岐阜県唯一人のリウマチ指導医でした。県下一リウマチ患者が多く、整形外科的疾患も手術数も非常に多い病院でした。そこでリウマチ関連疾患の担当を仰せつかったこともあり、最初のリウマチ認定医(専門医)となって、結果的に一生リウマチ治療と深く関わることになりました。
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